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この機器展は1965年にスタートし、今回は40回目になります。 いつものように、同時開催として映像関連の国際シンポジューム、DTVワークショップ(海外来場者対象)、第41回民放技術報告会等であり、ひとりですべてをカバーするのは不可能で、要領よく計画を立てる必要があります。 会員から会場でのA帯、A2帯使用連絡(9社24波の申請)がきており確認がてら、最終日の午後見学してまいりました。 ここ数年のプロオーディオの展示は縮小ぎみで今年はわずか74社の出展で、最終日の午後ということもあって、非常に混んでおりました。 MTC(松田通商)の骨伝導ヘッドセットを体験しましたが、音は非常にクリアで耳が空いているというのは便利なものです。周囲のノイズとのバランスを簡単にとることが出来、作業内容によっては欠かせないものになりそうです。NHK、潟eレコムジャパンとの共同開発で、今回のオリンピックでの使用実績があります。 センサフォニックス社(センサフォニックス・ジャパン)のインイヤー・モニター、Prophonic2XSを見ました。云わずと知れたマイケル・サントゥッチのイヤモニです。テーブルの上の数個のシリコンモールドを見ましたが、どれも同じようにみえますが、よく観察しますと微妙な違いが分かります。つまり同じ形状の耳の穴はないということでしょう。自分だけの耳型を作ってくれるとのことでしたが、これはかなり勇気がいるようです。 シュア(ヒビノ)のマイクの展示コーナーは見学者も多く相変わらずこの商品のファンは多いようです。根強い商品であることがよくわかります。 映画の同時録音の機材として定番になりつつあるSONOSAX社(ゼネラル通商)のポータブルミキサーは素晴らしい作りで、操作性も良く、一見きゃしゃなようですが実にしっかりした作りで驚きます。 サラウンド録音用に開発した、2本のショートショットガンマイクを互い違いに組み合わせ(三研マイクロフォン)、さらに左右についた2つのカプセル(合計4つ)を15度ステップで180度回転させて、XYステレオ録音が可能となったサラウンドセットCUW-180を拝見しました。少々大ぶりですが、面白い録音ができそうでした。好評のようですが、使用者からもう少し小さくならないかという意見があったそうです。同感です。 KUDELSKI社(報映産業)のナグラ-Vが出展されていましたが、ついにナグラもディスクになりました。 Maxsonブランド(日伸音波)のフルラインナップとシステムマネージャーは好評で、問い合わせのお客の対応に忙しそうでした。 今回は時間もなかったこともあり、映像関連の会場を詳しく見てまわることが出来ませんでしたが、それほど混んではいなくゆったりした会場でした。それに比較してプロオーディオ部門は会場がちょっと狭かったようです。 まとめ 大野 |
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