日 時: | 平成25年11月8日(金) 14:00〜16:30 |
場 所: | 中京テレビ放送株式会社 第1会議室 |
参加者: | 33名
在中京広域圏放送局8社 16名、
総務省 東海総合通信局3名、会員7名
事務局 田中章夫理事長、吉田廣嗣理事、金光浩昭理事、杉藤芳明理事、 甲田乃次技術委員長
青木茂之、松崎由紀(事務局員) 計7名
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2年ごとに開催される、中京広域圏FPUラジオマイク運用連絡懇談会も5回をむかえることになりました。
今回は、懇談会を3部形式にしました。
最初に、開会の辞、田中理事長の挨拶のあと、参加者全員の自己紹介をして本題に入りました。
第一部
「FPU・ラジオマイク運用懇談会の意義」
田中理事長
- 配布した資料に基づき説明。特定ラジオマイク利用者連盟が設立された経緯や、電波という限りある資源を共有し混信なく使うよう、日本放送協会、日本民間放送連盟を含めた3者で運用協定を結び、現在に至っている旨、また、携帯電話の高度化対応のため、特定ラジオマイクの周波数移行検討開始からホワイトスペース帯、710〜714MHz帯、1.2GHz帯への移行が確定したことなどを時系列的に追いながら説明がありました。
「特ラ連の現状と運用連絡」
松崎事務局員
- 業務内容や、運用連絡の重要性、連絡調整数や会員数の推移について報告があり第一部は終了しました。
第二部
「FPU・ラジオマイク運用懇談会」
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放送局との意見交換に入りましたが、運用連絡や調整等にともなう問題点は、特別あがりませんでした。
そのあと、会員から質問がふたつあり、以下がそのやりとりです。Aは特ラ連事務局です。
Q.アイドルユニットが全盛で、ひと現場で数十本使う可能性がありえる。運用調整が大変。良い方法はないか。
A.できるだけ運用者同士で調整していただきたい。混信回避に関する技術的な方法としては、送・受信機の距離は50m以内(できれば10数メートル)にする。受信アンテナの高さを上げるなどの方法に効果が期待できる。
Q.急に使用することになった場合、運用連絡が出せない状況がある。使う、使わないにかかわらず事前に出しておいたほうが良いのか。
A.出しておいてほしい。使用しなくなったときは、運用連絡用紙にキャンセル、変更欄があるので活用してほしい。
最後に、総務省 東海総合通信局 無線通信部 陸上課 太田耕治上席電波検査官から、「日頃の情報通信行政にご理解いたただきありがとうございます。皆様が、良い作品をつくるために熱意をもって運用調整をはかり、電波を有効利用されていることに敬意を表します。今回、周波数移行にともなう手続きなどでお手数をお掛けしますが、円滑に進むようご協力いただきたい。また、チャンネルリスト作成にあたっては放送事業者の皆様にご検討、ご確認をいただいております。今後も引き続きご協力お願いいたします。」(要旨)とのお言葉をいただきました。
第三部
@『特定ラジオマイクの円滑な周波数移行に向けた取り組みについて』
一般社団法人700MHz利用推進協会様
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新周波数帯ワイヤレスマイクのテスト機器の貸し出し予定時期、2月に各所で開催されるテスト会への参加依頼、また、各種キャンペーンなどについてスライドプロジェクターを使い説明がありました。
A『周波数移行に伴う特ラ連の取り組みについて』
田中理事長、甲田技術委員長
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一般社団法人700MHz利用推進協会様との間では、周波数共用調整についての技術的条件の検討など、また、一般財団法人 電波技術協会との間では、エリア放送と特定ラジオマイクの運用調整対応の方法、新しい調整機関についての検討などを行なっているとの説明がありました。最後に、甲田技術委員長から、特定ラジオマイクに関するARIBスタンダードの策定、改定の変遷を中心に報告がありました。
B『ホワイトスペース帯ワイヤレスマイク デモンストレーション』
甲田技術委員長
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一般社団法人700MHz利用推進協会様に提供いただいた、ホワイトスペース帯デジタルワイヤレスマイクの試聴会です。甲田技術委員長が解説しました。試聴された方には、デジタル特有の遅延もほとんど感じられず、アナログに匹敵する完成度だという声も聞かれました。
以上をもって懇談会がすべて終了しました。
このあと、場所を変えての懇親会。時間がたつのも忘れて大いに盛り上がり、甲田技術委員長の中締めでお開きとなりました。
今回、5回目をむかえるにあたり、会場をご提供いただいた中京テレビ放送株式会社 鈴木 則泰様にはいろいろお世話になりました。また、試聴用PAシステムは株式会社 若尾綜合舞台様に、デモ用ワイヤレスマイクは一般社団法人700MHz利用推進協会様にご協力いただきました。お礼申し上げます。
また、ご公務お忙しい中、総務省 東海総合通信局 放送部 放送課より 鈴木 金光様、安田 隆様、無線通信部 陸上課 太田 耕治様にご出席いただきました。ありがとうございました。
(青木)