日 時: | 平成21年11月5日(木) 14:00〜16:30 |
場 所: | 日本経済新聞社 名古屋支社 大会議室 |
参加者: | 31名
在中京広域圏放送局8社 18名、総務省 東海総合通信局2名、会員5名
事務局 八幡理事長、田中専務理事、宮前技術委員長、金光理事、吉田理事、青木事務局員 計6名
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最初に、八幡理事長の挨拶のあと、参加者全員の自己紹介をして本題に入りました。
田中専務理事より『FPU・ラジオマイク運用懇談会の意義』について、配布した資料に基づき説明。特定ラジオマイク利用者連盟が設立された経緯や、電波という限りある資源を共有し混信なく使うよう、日本放送協会、日本民間放送連盟を含めた3者で運用協定を結び、現在に至っている旨、また、A型ワイヤレスマイクのデジタル化が法整備されたことにともない、全国の放送局すべてと運用協定を新しく結びなおしたこと、運用連絡用紙を新しいフォーマットにしたなどの説明がありました。
次に、特ラ連の業務内容や、連絡調整数や会員数の推移について報告があったあと、続いて、宮前技術委員長より『デジタルラジオマイクの運用について』と題する、セミナーに移りました。すでにデジタル化されているB型、今回制度化された、A型について運用上の留意点や、アナログとの混在使用に対する注意点などについてレクチャーされました。
この後、休憩に入りましたが、その間を利用して、仮設のPA装置によりB型デジタルワイヤレスマイクの試聴をしていただきました。A型アナログワイヤレスマイク、ワイヤードのマイクも用意して比較できるようにセッティングしておきました。
田中専務理事から、FPUとラジオマイクの運用調整についての確認と題して、A型ワイヤレスマイクの一般的な会員の運用連絡や、中京広域圏における800MHz、FPUの運用連絡ルートの流れなどについて説明がありました。
また、名古屋テレビ放送株式会社様から、11月1日に行われた41回 全日本大学駅伝について、会員との運用調整についてご報告いただきました。事前調整により、すべて使用時間がずれていることを確認。問題なく運用できたとのことでした。
今回、事前に中京地区会員および放送局を対象にデジタルA型ワイヤレスマイクに関して、アンケートを実施させていただきました。その結果について、引き続き、田中専務理事から報告がありました。
購入を希望するかという問いに対しては、購入希望なしとの回答が圧倒的に多く、理由として「遅延」や「消費電力の多さ」をあげたのが放送局。これは映像が伴う、あるいはリアルタイムでの使用が多いためだと思われます。一方「アナログで間に合っている」、「価格が高そう」をあげたのが会員でした。放送局は使い勝手にこだわりをもち、会員は費用対効果について考えたようです。価格についての質問でも、会員は、「アナログより同じか低価格」との意見が圧倒的だったのに対し、放送局は少数でした。
これから製品化されるわけですが、特ラ連としては、デジタルのメリットはそれを生かし、デメリットはそれを解消していくよう時間かけて普及させていくよう努力する と結びました。
以上ですべての議題が終了、質疑もなく閉会とあいなりました。
最後に、ご公務お忙しいなかご出席いただいた、総務省東海総合通信局 無線通信部 陸上課 宮川 修治上席電波検査官から、「電波の有効利用のため各種無線局のデジタル化が進んでいる。ぜひ皆様にもご協力いただくようお願いします。」 また、野々垣 龍師電波検査官からは、「運用連絡や調整の方法について知ることができた。これからも円滑な運用のためにご協力いただきたい。」とのご感想をいただきました。
このあと、場所を変えての懇親会。八幡理事長の挨拶のあと、テレビ愛知株式会社 野々部英二 技術局放送実施部部長に乾杯の音頭をとっていただいたあと歓談。時間がたつのも忘れて大いに盛り上がり、田中専務理事の中締めでお開きとなりました。
今回、3回をむかえた懇談会が無事開催できたのも、会員、放送局など東海地区の皆様のご協力によるもので感謝いたします。また、会場手配その他については、幹事局でありますテレビ愛知株式会社様、試聴用PAシステムは株式会社 三光様にそれぞれご協力いただきましたことお礼申し上げます。至らぬところ多々あったことを反省材料にして、次回実施する際には、多くの方のご参加をお願いするしだいです。
(青木)