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9回 特ラ連功績賞 受賞

日本放送協会 放送技術局制作技術センター
番組制作技術 山中義弘

NHK大型イベントでは屋内外の場の数とそれぞれ多くの波数が必要です。A型ワイヤレスマイクロフォンは他からの影響を受けない環境ならば20波、特殊仕様では32波の同時使用が可能ですが、多くのスタジオが隣接している事やシールド状態、屋外では外部との影響から混信等の電波障害を考慮してプランを作成すると、1フィールド16波以下となってしまう。演出に使用可能数を伝えると「増派分の機材費は?」との回答すらある。増波ができない理由を説明し納得させる日頃の努力も必要だ。
 以前であれば以前であれば生放送における屋外は極力有線マイクを使用していた。何事も無く運行している飛行機と同じように近年性能は向上し機動性から多用されているが、あらゆる障害まで無くなったのではないわけでリスクを認識したバックアップ態勢がカギを握っていることを肝に銘じて運用しなければならない。

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