<<prev | <index> | next>> |
かねてより、トヨタ自動車 株式会社様が行っております安全・安心のためのITSの取り組みについて、ご講演いただきました。ここに内容をまとめたのでご報告します。
持続可能な交通社会の実現、いわゆるサスティナブル・モビリティの形成には、人、交通環境、車が三位一体となり取り組む必要がある。
事故の大半は見落としなど人的要因によるものが多く、車両に搭載されたレーダーやカメラなどで得られた情報を用いて安全運転を支援する自律型安全運転支援システムだけでなく、予防安全の視点から、人の判断に関わる部分を車とネットワークの技術でカバーする。つまり車の単体技術と、道路に設置された通信インフラ等のネットワークを組み合わせたネットワーク型安全運転支援システムと協調することで、事故削減効果の拡大をめざすことである。そのために、高品質な情報通信技術を用いた路車間(道路インフラと自車)通信、車車間(自車と他車)通信、人車(歩行者と自車)間通信により、ドライバーが直接見ることができない情報を、道路に設置された通信インフラや他の車両などから無線通信によって受信し、ドライバーに知らせたり、信号や他車両等の認知をサポートしたりして、判断ミスやルール違反を防止することで事故防止につなげるという、ITSを活用したインフラ協調による安全運転支援システムの実現することが必要である。
これらにより、自律型安全運転支援システムなどでは困難であった、交差点・二輪車・自動車・歩行者事故対策に効果が期待できるが、そのためには、
国内産業のうち、運輸部門からのCO2排出量は、2001年をピークに減少している。さらなるCO2削減を図るためには、日本の道路事情として特徴的な、
以上が講演の要旨です。
講演後、特ラ連 田中専務理事の閉会の挨拶ですべて終了しました。来場された皆様には、途中退席された方がほとんどなく熱心にお聴きいただきましたが、内容の濃さに比べ講演時間に余裕がなかったことが、反省点として残りました。来場者は52名でした。
<<prev | <index> | next>> |