2017年3月1日 第155号  前 目次 次
最新の運用連絡と調整

最新の運用連絡・調整総件数(現行と新周波数帯)

 Ⅰ 各年度月別総連絡・調整件数 

17.02.05.現在.
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
24年度 16,962 17,349 17,241 18,505 17,587 22,472 21,945 20,251 20,702 15,721 18,947 19,929 227,611 18,968
25年度 18,692 20,724 18,619 19,034 19,591 23,545 26,458 35,978 26,087 19,180 22,080 23,610 273,598 22,800
26年度 22,117 22,048 21,117 22,575 23,028 28,445 35,228 30,007 27,148 20,058 26,165 27,365 305,301 25,442
27年度 25,820 26,057 24,741 26,402 26,310 30,586 35,837 32,149 26,878 22,670 23,948 28,412 329,810 27,484
28年度 25,906 26,434 29,533 30,042 33,798 31,895 35,280 31,229 30,446 22,790        
29年度                            



新周波数帯の総連絡・調整件数

 Ⅰ 各年度各月別総連絡数
17.02.05.現在.
4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
26年度             2,858 2,730 2,825 2,501 2,880 5,366 19,160 3,193
27年度 6,412 6,913 7,797 8,969 10,260 11,271 14,135 12,704 11,130 11,499 13,329 18,092 132,511 11,043
28年度 19,161 20,485 24,364 25,677 29,417 27,646 31,100 28,105 27,738 21,316        
29年度                            

現行周波数帯の総連絡・調整件数

 ◇各年度月別総連絡数
17.02.05.現在.
  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
24年度 16,962 17,349 17,241 18,505 17,587 22,472 21,945 20,251 20,702 15,721 18,947 19,929 227,611 18,968
25年度 18,692 20,724 18,619 19,034 19,591 23,545 26,458 35,978 26,087 19,180 22,080 23,610 273,598 22,800
26年度 22,117 22,048 21,117 22,575 23,028 28,445 32,370 27,277 24,323 17,557 23,285 21,999 286,141 23,845
27年度 19,408 19,144 16,944 17,433 16,050 19,315 21,702 19,445 15,748 11,171 10,619 10,320 197,299 16,442
28年度 6,745 5,949 5,169 4,365 4,381 4,249 4,180 3,124 2,708 1,474        
29年度                            

◇当期(16年12月から17年01月)と前期(15年12月から16年01月)の
運用連絡・調整業務の比較
(1)現行周波数帯と新周波数帯の運用連絡・調整総件数は
現行周波数帯の運用連絡・調整総件数は前期に比して7,221件の減
新周波数帯の運用連絡・調整総件数は前期に比して11,916件の増
(2)連絡件数と調整件数の比率は
前年期は連絡件数の1.27倍が調整件数で、当期は1.24倍であった。

Ⅱ.特定ラジオマイクが運用された主なイベント (平成28年12月~29年1月)

イベント名 日程 施設 運用
社数
ブ-ス数 マイク・イヤモニ
アナログ
2・4帯
デジタル
1-4
TVWS 711-714 1.2GHz
エコプロダクツ2016   12/8 - 10 東京ビッグサイト 11 19 12   19   21 52
ジャンプフェスタ2016   12/17 - 18 幕張メッセ 8 14 8 10 60
E2
  25 105
東京オートサロン2017 1/11 - 15 幕張メッセ 18 25 26   79 22 29 156
ジャパンフィッシングショー2017   1/20 - 22 パシフィコ横浜 6 7     6 3 31 40
次世代ワールドホビーフェア名古屋   1/22     ナゴヤドーム 8 12 12 8 8
E1
  29 58
次世代ワールドホビーフェア東京 1/28 - 29 幕張メッセ 11 15 12 8 16
E2
  47 85
運用局数20局以上を表記 ※周波数配分イベント    表1

  平成28年12月から29年1月の2ヶ月間に、首都圏の主な施設で特定ラジオマイクが運用されたものは21催事(ツアー除く)。昨年は27催事でしたので、この期間の特定ラジオマイクを運用するイベント件数は減少しました。運用数20局を超えたものは6イベントで昨年と同数、周波数配分をしたものは2件でした。
 周波数帯域としては、1.2GHz帯の利用が増え、イベントでも多用されるようになりました。周波数移行の機器交換が進んだ事もあり、2及び4帯の利用はさらに減少しています。
 イベントでの使用周波数を含めた新周波数帯のチャンネルプラン作成工程を、チャンネルプランの作成者からご報告致します。

イベント状況とチャンネルプラン

「ジャンプフェスタ」
調整:甲田
 合計105局の内、TVWS帯62局の配分を検討しましたが、各社が希望されるTVchを分析すると帯域が広く分散していることが確認できたので、アナログは運用総数の多い綜合舞台さんに幹事社をお願いし、デジタルについてはティーレックさんにお願いしました。最終的には現場での状況を優先し周波数配分は行いませんでした。
「東京オートサロン」 
チャンネルプラン:甲田
 TVWS 79局,専用帯 22局, 合計101局の内アナログ99局(RM 91局,EM 8局 ) デジタルは2局のみで、アナログに集集中したことでチャンネルの配分で悩みましたが、イベントホールを担当された㈱ジェーエスエスさんにはイベントステージに入られたクレアさんのイヤモニ4局も含めてゼンハイザープランを参照させて頂き、大変助かりました。
「次世代ワールドホビーフェア東京」 
チャンネルプラン:甲田
 別紙、チャンネルプランをご参照下さい。
 1.2GHz帯が6社47局に達し周波数配分を行いました。会場の幕張メッセホール9-11の全スパンの空間からホール11イベントステージのタムコさんを軸にホール9のシネ・フォーカスさんを高い方に、同じくホール9のオフィス・ベアさんを低い方へ、その下の帯域をホール11のエージーエーコーポレーションへ配分し、局数の多いレイさんとワンツーさんを低い帯域に配分しました。今回持ち込まれた1.2GHz帯の機器はSONYとShureが多かったのですが、隣接チヤンネルまでのスパンを375KHzの等間隔に配分することで運用チャンネルを増やしました。

Ⅲ.干渉報告

1.「次世代ワールドホビーフェア東京大会」1.2GHz帯の干渉について
 
日 時:平成29年1月27日(金)仕込み、1月28日(土)1月29日(日)本番、
場 所:幕張メッセ 展示ホール9~11
概 要:  同大会 ホール11ワールドホビーフェアステージを担当された㈱タムコ 池戸氏より 「1月27日(金)夕刻、周波数配分を行った12波中、6波に混信のような症状があらわれ 翌日1月28日(土)朝には2波に同様の問題が発生した。」との連絡を受けた。
 両日の幕張メッセ付近で関係しそうな1.2GHz帯のFPU運用を確認したがそのような運用は無かった。
 また、同大会のホール11にて運用された㈲オフィス・ベアならびにホール9にて隣接する周波数を配分した㈱シネ・フォーカスにも干渉等の障害が無かったかを問い合わせたが、「ノイズなどの問題は無かった。」との回答を頂いた。
 
 その後タムコ 池戸氏からは「現場の設置環境の工夫などで、1月29日(日)には、同様の問題は発生しなかった。」との報告を頂いた。
 メーカー側にも問合せを行ったが、今回のケースに於いては無線標定業務(レーダー)からの干渉によるものと思われる。
 次回2月5日大阪大会ならびに2月12日福岡大会など、継続して干渉等の問題が発生しないか注意していきたい。

2.「ボジョレーヌーボー解禁イベント」
 
会 員:「株式会社ライブラゲージ」
日 時:平成28年11月16日深夜~17日未明
場 所:渋谷DAIA(東京都渋谷区道玄坂)
運 用 内 容:デジタル特定ラジオマイク 8局
運用周波数帯:特定ラジオマイク専用帯(711~714MHz)
概 要:  前回の理事会にて既報の干渉報告について、受信機の設置状況等に関する続報です。
 現場では、無指向性のアンテナとブースターを設置、アンテナデバイダーを使用してデュアルの受信機4台へ接続して運用した。同軸ケーブルについては、15mの長さで使用。アンテナは、人の頭を越す高さに設置した。
 本番終了後にアンテナから約7m離れたエリアでしゃべりながらチェックをした時も、「プツプツ」とノイズが混入し、RFレベル自体は落ちていないにもかかわらず、受信機のアンテナダイバーシティの表示「A」と「B」が高速で切り替わるという症状が出ていた。残念ながら原因はわかっていないが、株式会社ライブラゲージ様からは「今回のイベントの特色上、外国人が多かったことから、海外から無許可のワイヤレスマイクが持ち込まれて影響した可能性もあるかもしれない」との私見も頂いた。



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