この度は、現代舞踊公演「Hybrid Rhythm & Dance」におきまして、特ラ機構技術賞 一般部門金賞をいただきまして、誠にありがとうございます。
この公演は、ヨーロッパ・バスクの民族音楽と日本の現代舞踊とのコラボレーションです。
演奏者もダンサーと共に舞台上を動き回る構成となったため、ほとんどの楽器の集音をワイヤレスマイクで行うこととしました。
今回のデザインにあたって、当然のことではありますが、楽器そのものの音色を損なわないことに腐心しました。打楽器が中心の編成でしたが、コンパンダーを介さないシステムを使用できたことで、音の潰れなどに悩まされることなく音質や音像の作りこみに集中できました。
また、音量感による迫力も得られ、なおかつ目の前で演奏している定位感、ライブ感を損なわない「大きすぎず小さすぎず」な音量調整を心がけました。
フォールドバックに使用したイヤモニの調整など、苦労した点も多々ありましたが、音響メンバーの努力によりなんとか公演をやり遂げたと安堵しております。
ホワイトスペースへの移行により、ワイヤレスマイクの環境も大きく変化していますが、これからも新しい環境に即した運用を追求していきたいと思います。
この度は誠にありがとうございました。