平成27年11月17日 東宝(株) シアタークリエに於いてTVホワイトスペース帯特定ラジオマイクと劇場内に於けるUHF帯映像伝送モニターシステムならびにテレビ共同受信システムとの干渉検討を行った。
同システムに於いては従来活用されてきたUHF帯映像伝送システムに、周波数移行措置により新たに設けられた特定ラジオマイクTVWS帯の同一運用周波数が映像モニターにノイズを発生させるというものである。
調査概要
- (1) 舞台上に映像モニター2画面を設置、ラジオマイクからのノイズ有り無しの比較ができるよう準備した。
- (2) 干渉検討 当該周波数 TVWS帯34chにてラジオマイクを運用 ノイズを確認
- (3) 映像信号の送り出しレベルを 約20dB UP , ディスプレーでの画像改善の効果を確認した。
- (4) TV共同受信システムやその他 設備へ送り出しのレベルを上げた悪影響が無いかを確認したが、問題は無かった。
また、液晶モニターの背面パネルを電磁シールド材などで補強し干渉に対する改善も今後の課題として取り上げられた。
同様のシステムについては、まだ他にも多くの劇場、施設等にて採用されているものと思われるので、各方面に於いてもご注意頂きたい。
(甲田)