2016年1月1日 第148号  前 目次 次
最新の運用連絡と調整

最新の運用連絡・調整総件数(現行と新周波数帯)

Ⅰ 各年度月別総連絡・調整件数 

15.12.05.現在.

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
24年度 16,962 17,349 17,241 18,505 17,587 22,472 21,945 20,251 20,702 15,721 18,947 19,929 227,611 18,968
25年度 18,692 20,724 18,619 19,034 19,591 23,545 26,458 35,978 26,087 19,180 22,080 23,610 273,598 22,800
26年度 22,117 22,048 21,117 22,575 23,028 28,445 35,228 30,007 27,148 20,058 26,105 27,365 305,301 25,442
27年度 25,493 25,992 24,645 26,402 26,310 30,586 35,837 32,149


Ⅱ 運用連絡受信数と調整連絡発信数

 
「運用連絡受信数」
「調整連絡発信数」
2015年10月
12,252件
(1日平均 395件)
23,583件
(1日平均 762件)
2015年11月
11,340件
(1日平均 378件)
20,809件
(1日平均 694件)

総連絡数は前期(10月と11月)今期(10月と11月)を比較すると今期は前期に比して、2,204件の増、モーターショウ開催年であったが予想より総件数は少く、他のイベント数も少なかった。


新周波数帯の総連絡・調整件数

各年度各月別総連絡数

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
26年度             2,858 2,730 2,825 2,501 2,880 5,366 19,160 3,193
27年度 6,412 6,913 7,797 8,969 10,260 11,271 14,135 12,704            
15.12.05.

現行周波数帯の総連絡・調整件数

各年度月別総連絡数

  4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 合計 月平均
24年度 16,962 17,349 17,241 18,505 17,587 22,472 21,945 20,251 20,702 15,721 18,947 19,929 227,611 18,968
25年度 18,692 20,724 18,619 19,034 19,591 23,545 26,458 35,978 26,087 19,180 22,080 23,610 273,598 22,800
26年度 22,117 22,048 22,117 22,575 23,028 28,445 32,370 27,277 24,323 17,557 23,285 21,999 286,141 23,845
27年度 19,408 19,144 16,944 17,433 16,050 19,315 21,702 19,445            

Ⅲ 特定ラジオマイクが運用された主なイベント (平成27年10月~11月)

イベント名 日 程 施 設 運用
社数
ブ-ス数 マイク・イヤモニ
2帯 4帯 2/4帯 D1-4 TVWS 1.2
711-714
国際福祉機器展2015   10/7 - 10/9 東京ビッグサイト 15 19   10 8 10 31 4 63
CEATEC JAPAN 10/7 - 10/10 幕張メッセ 17 20 5 21 27 9 11 8 81
東京モーターショー 10/29 - 11/8 東京ビッグサイト 36 72 4 24 97 20 126
E9
14 294
Inter BEE 2015   11/18 - 11/20 幕張メッセ 20 27 3   25
E2
6 46
E2
19 103
名古屋モーターショー2015   11/20 - 11/23 ポートメッセなごや 5 11     28   19   47
HOSPEX JAPAN   11/25 - 11/27 東京ビッグサイト 5 10 5 5 11       21
運用本数20本以上を表記 ※周波数配分イベント    表1

 2015年10月から11月の2ヶ月間に、主な施設で特定ラジオマイクが運用されたものは37催事(コンサートツアー除く)。昨年は52催事でしたので、この期間の特定ラジオマイクを運用するイベント件数は減少しました。
 『CEATEC JAPAN』『モーターショー』とビッグイベントの開催はありましたが、20局以上の多数局運用イベントは6件、内2件の催事で周波数配分を行いました。

イベント状況とチャンネルプラン

「CEATEC JAPAN」
チャンネルプラン 事務局:木村
 「CEATEC JAPAN」は10月7日(水)~10日(土)、幕張メッセで開催されました。
 縮小気味の規模になりましたが、特定ラジオマイクは現行・新周波数帯合わせて81局が運用されました。
 入場者数は133,048人と昨年度より2万人程度減少しました。現行2・4帯53局のチャンネルプランを作成し、デジタル700MHz帯、TVWS帯、1.2GHz帯ご利用社には打合せをによる運用をお願いしました。
 混信干渉報告はありませんでした。
「東京モーターショー」 
アナログ現行周波数(700MHz)帯チャンネルプラン 事務局:木村
 第44回東京モーターショー2015は東京ビッグサイトにおいて10月29日~11月8日までの11日間開催されました。ビッグサイトの全フロア使い、屋外での試乗も行われました。
 新車市場の縮小を反映してか、来場者は11日間で812,500人で、前回より10万弱減少しました。しかしながら、ワールドプレミア75台、ジャパンプレミア68台を含む417台が展示され、モータースポーツ車は今や日本は世界でまれにみるお家芸を誇っているそうで、マニアを喜ばせました。
 アナログ現行周波数(700MHz)帯、2帯4局、4帯24局、2/4帯97局、計125局のチャンネルプランを組みました。
 本番前に1件のトラブルがありましたが、プレス発表から開催本番と大過なく終了する事ができました。
 各社デスクご担当者、現地ご担当者のご協力に感謝申しあげます。
「東京モーターショー」 
新周波数(TVWS)帯チャンネルプラン 事務局:中島
 「東京モーターショー2015」では、470-714MHzおよび1.2GHzの帯域を使用するいわゆる、新周波数帯のラジオマイクが大量に同時に使用されました。新周波数帯への移行が始まって以来の大量同時使用でした。
 各社よりの委任状にもとづいて周波数配分を行いましたが、この委任状の記載について、いくつか問題がありました。まず、周波数配分を行うには、使用する「マイクの型番」から使用できる周波数を求めることになります。マイクは送信器ですが「マイクの型番」を受信器の型番としてご記入された方が多かったことです。このため改めて電話での問い合わせを行いました。同様に使用するマイクの「占有周波数帯域」を記入する欄に何もご記入されていないことでした。マイクの型番が分かればメーカー発表のデータから占有周波数帯域はわかりますが、できましたらご記入くださるようお願いいたします。こうして、お知らせ頂いたマイクの諸元に基づき、ホワイトスペースのチャンネルリストをベースとしてチャンネルプランを作成し、相互変調による干渉を可能なかぎり防ぐよう、チャンネルプランを作成しました。この段階での問題は、各社がご希望するラジオマイクがtv41chから上の周波数に偏っていたことでした。TV34chから44chまで連続して使用できる東京ビッグサイトは、TV35chのエリア放送の帯域を除き、残りの36MHzもの帯域の利用が可能ですので、この帯域をもっと活用できたらと思いつつの配分となりましたが、なんとか収まり初日を迎えることができました。各現場担当のご努力もあり、大過なく運用され、11月8日に無事閉幕となりました。皆様のご協力を感謝いたします。

Ⅳ.干渉報告

(1)「特ラ機構」による運用調整連絡票未発送でお詫び申し上げます
 平成27年11月11日(水)「東京国際フォーラム」の会場で「ロックドア株式会社」様の「連続ドラマ「誤断」の完成披露試写会」で特定ラジオマイク(2/4帯6局)の運用中、ノイズ混入があったとの連絡を受けました。
 原因を調査した結果、当日は「東京国際フォーラム」で特定ラジオマイクを7社が運用されていました。「ロックドア株式会社」様を除く6社には11月09日(月)に運用調整連絡票が送られてました。「ロックドア株式会社」様は11月10日(火)に連絡表の入力をしましたが、その際運用調整連絡票の発送を人為ミスにより、送付出来ませんでした。直接、ご迷惑をおかけしました、「ロックドア式会社」様、初め関係する会員皆様に深くお詫び申し上げます。今後この様なことのないよう、今まで以上に業務に対して、遺漏の無き様に点検を徹底すると共に、システム的にもガードをかける事を検討しております。申し訳ありませんでした。
理事長 田中 章夫

Inter BEE展示会場での干渉報告
日 時  平成27年11月18日(水)~11月20日(金)
場 所  幕張メッセ 展示ホール1~6 Inter BEE 会場
調査概要
(1)11月18日(水)午後1時過ぎ 同会場 展示ホール4 ソニー/ソニービジネスソリューションブースに立ち寄った折に、ラジオマイク担当者よりレーダーではないが、かなり強い波があるとの報告を受けた。
1.2GHz帯での各社展示ブースでの運用周波数については、前日の17日(火)運用連絡に基づいて調整してあるとの事であった。
(2)11月20日(金)午後12時過ぎ 同ブースを訪問したところ、先日からの干渉については 無届での取材クルーによる運用があったとの報告を受けた。
 運用したチームは同社機器のユーザーでもあることからメーカーとしては匿名でお願いしたいとのことではあるが、展示会会場での運用責任を考えると重大な違反行為であると考える。
(甲田乃次)
1.2GHz帯の干渉ついて
日 時  平成27年11月16日(月)午後16時30分位
場 所  東京都渋谷区神宮前1-19-11
 会員No030-0269株式会社ビデオスタッフさんからの報告によると、11月16日(月)はらじゅくアッシュビル内「Amebe FRESH! Studio」2Fにて番組収録中 午後16時30分位から 1214.250MHz及び 1241.750MHzの2波が受信状態が不良になり、間もなく音声断、受信不能になった、この状態が10分位続き、その後復帰した。
 この時点では同1.2GHz帯を6波運用していたが、他の4波には異常が見られなかったとのこと。
 音声断になる直前にブツブツ、ガザガザ等のノイズが入ったとのこと 使用機材はSONY送信機 DWT-B01N 受信機 DWR-P01DN デジタルであることを考えるとピンポイントで、かなり近いところからの干渉ではないかと考える。
(甲田乃次)


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