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本日のセミナーの中から吸収していただいて皆さんのお仕事に役立てばと思っております。 |
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第1部 「功績賞の受賞者は語る」 「第52回NHK紅白歌合戦のワイヤレスマイク舞台裏」(平成13年度受賞) 日本放送協会 放送技術局制作技術センター音楽芸能番組技術 梅田 芳政氏 紅白歌合戦は以前は60%の視聴率を誇っておりましたが、現在は50%くらいでしょうか。この生番組は日頃のノウハウを存分に発揮しております。長い番組はそう多くないのですが、4時間10分となりますと、事前の計画がしっかりしていないと大変です。 9月頃から準備にはいります。10月頃、第一次技術スタッフが発表になります。11月下旬に出場者の発表がありますが、このあたりは新聞等の記事でご存知と思います。 ワイヤレスマイクを多用するこの番組で注意しなければならないのは、事前のNHKホールを取り巻く周辺の状況調査です。 周辺では、この時期にはいろいろなライブがあり、それらが代々木第一体育館、第二体育館、仮設テントハウス(当時はキダム、現在はアレグリアU)、SHIBUYA―AX、BOXXなどで開催されますので、特ラ連から入るニュースは貴重です(現在はNHK中継技術へ送っている)。 第52回の時は、12月25日付けで、NHKホールにおける無線機と携帯電話の使用規制の要請を、関係者に出しました。通常ホールで使用されている業務用無線機以外の使用規制を要請、アマチュア無線機、ベーカム取材のワイヤレスマイク(400MHz帯、800MHz帯)の使用禁止の要請、携帯電話(800MHz帯デジタル)のホール内での使用禁止の要請等で、ホール内で使用出来る無線機は「特定小電力の無線機と免許を受けている業務用無線機」だけです。携帯電話はワイヤレスマイクにノイズが発生することが確認されていました。 演出からの構成表をもとに音声用の進行表を作成し、それにもとづいたワイヤレス割表を作ります。この表の注意点として、なるべくワイヤレスの渡りを少なくする、渡りがある場合は2曲以上あける、可能な限り男性用、女性用をわける、声量の大きいヴォーカルは同じワイヤレスマイクで対応する(PAD使用のため)、などがあります。 以上の内容では紅白歌合戦という長寿番組の音声の全体を知ることは不可能と思いますが、その片鱗でも伝われば幸いです。 (編集部:紙面の都合上全体をお伝えできないのは残念ですが割愛させていただきます。) |
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第2部 「なんでも相談室」〜ワイヤレスマイクを安心して使う為に〜 司会進行 :技術委員長 飯田幹夫 相談室講師:吉田英明(綜合舞台)、古沢 誠(NHK)、 石川正太郎(ゼネラル通商)、五味貞博(松下電器産業)、 八幡泰彦(理事長)、以上5名。 (編集部注 講師の方々の意見を総合してまとめました)
日頃皆さんがお悩みのこととか、こんな場合どうしたらいいんだろう、というような問題をかかえておられるだろうと思います。今日のセミナーはそのような問題点のうち技術的なことでしたらお答えできるかと思います。 あらかじめ、こちらでラフなテーマを決めさせていただきましたので、それに沿っていきたいと思います。途中なにかご質問がありましたらお答えする、という方法で進めたいと思いますのでご諒承ください。 ワイヤレスマイクの基本的な取扱方法、及びその周辺のことなど。 ・ 使用上の限界
(編集部:このあと、質疑応答がありましたが紙面の都合上割愛させていただきます) まとめ 大野 |
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