平成25年6月27日(木)、関東総合通信局会議室において、情報通信月間参加行事として、セミナーを開催しました。今回も、総務省 関東総合通信局との共催で、「特定ラジオマイクの周波数移行に向けた総務省の取り組みについて」と題し、総務省 総合通信基盤局電波部移動通信課 第一技術係長 土屋 泰司 様にご講演願いました。
内容は大きく分けて6項目です。
- 特定ラジオマイク周波数移行の背景
- ラジオマイクの移行先周波数(TVホワイトスペース帯および1.2GHz帯)
- ホワイトスペース運用調整機関
- 特定基地局の開設に係る終了促進措置
- TVホワイトスペースチャネルリスト
- 低遅延型デジタルラジオマイク
ホワイトスペース帯においては、特定ラジオマイク、エリア放送等との円滑な運用を確保するための調整機関を設立することが決まっていること、また、5月に総務省が公開したホワイトスペースチャネルリストについて、その読み解き方を説明されました。また、低遅延型デジタルワイヤレスマイクの技術的条件の検討結果についても解説されました。
なお、会場においてNHKアイテック様のご協力により、低遅延型デジタルワイヤレスマイク実験試験局の実機を展示、試聴できるようにしました。デジタルでどうしても避けられない音声遅延時間は、1ms以下までになったそうで、技術の進歩に驚かされたしだいです。
当日の参加人数は90名を超え、関心の高さがうかがえました。
使用した資料は、連盟ホームページで公開しております。ぜひご覧ください。