この度は、第13回特ラ連奨励賞をいただき有難うございました。
今回の作品は、2013年4月にキャンパス統合のため、短期大学開学以来32年の歴史を綴じることにになった上福岡キャンパスの中でも、特に私たちのサークル「FAKE UNIT」と関わりの深い、映像・音響スタジオ、編集、MA室を映像に残し、後世まで伝えたいと考え制作しました。
普通に撮影しただけでは、学校紹介ビデオと同じで、「FAKE UNITらしさがない」と考え、スタビライザーを使用し、ワンカットで「昨年度と本年度の両部長で思い出を語りながら振り返る」と言う作品にしました。
サウンドプランは、新旧両部長にワイヤレスピンマイクを付けミキサーに送り、ノイズマイク(SENNHEISER MKH-416)も同様にワイヤレスで送り、そのミックスアウトをスタビライザーを付けたカメラにワイヤレスで送って収録しました。 普段の活動でも、ワイヤレスマイクは必要不可欠の機材ですが、今回は、MCにデジタル、ノイズマイクにアナログと、デジタルとアナログの併用を試み、デジタルに於けるディレイの問題を考察しました。その結果、このような使い方では、聴感上問題ない事が確認できました。 今回のように、ワンカットで屋外から編集室、スタジオと明るさ・色温度が異なる場所を移動しての撮影は、今まで経験したことがなく、何回もテストを行いましたが、NGの連続で、何度もリテイクを重ねての撮影となりました。また音声的には、スタジオ間の移動時にワイヤレスのミュートがあり、なかなかうまくいきませんでした。 作品制作時は2年の時でしたが、3年、4年と今回の経験を生かし、更なるラジオマイクの活用を試み、技術の向上と作品制作にトライして行きたいと思います。 この度は、誠に有り難うございました。 尚美学園大学 FAKE UNIT角田 花菜子
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