平成24年度第1回理事会

1.日 時 平成24年08月08日(水)午後2時45分〜5時00分
2.場 所 「中野サンプラザ」8階 4研修室
3.出席者 (会長・理事・監事総数23名)
(出  席) 八幡泰彦、石橋 透、伊藤 博、太田洋世(小間新五)、小野 良行、小俣公洋、北口紀雄(北出和夫)、小松 誠、鈴木久利、田中章夫、津田浩之、出口忠夫、西澤勝之、則行正信、橋本秀幸、吉田廣嗣、渡邉邦男。
金子 孝、國枝義久。(監事)
(委任出席) 金光浩昭、橋本 喜代志、舞木孝一郎、杉藤芳明。
(欠  席)
4.議 題 議事開始の冒頭、八幡会長よりご挨拶があった。「移行の問題は時を待つことなく動き出している。総務省は急がせ、メーカーは製品を作らない。結果、我々は実証が出来ない。電話事業者はプラチナ・バンドと称してアピールを続けている。言い方は気をつけて欲しい。我々は初心に返って、今後とも一同団結し、連絡を密にしていきたい。周囲からいじめられる立場ではない」 
(1)運用連絡と調整の近況について、別紙により報告を受ける。(別項目参照)
 
(2)「特ラ連レポート」
  • @ 127号は7月始めにお届けいたしました。内容は平成24年通常総会の報告を中心にまとめました。「特定ラジオマイク周波数移行問題 Q&A」は移行に関しての疑問点、わかり難いポイントなど、知っておいて欲しい事などを 短く解説しました。
  • A 128号には「総会セミナー」の「特定ラジオマイクの周波数移行について」総務省 総合通信基盤局電波部移動通信課 星野 哲雄課長輔佐の講演内容の詳細はホームページに掲載してありますのでご覧ください。その他、特ラ連功績賞受賞された吉田文菜氏によるレポート、アルファあなぶきホール大熊一也氏のコメントなどもあわせて掲載します。発送は8月の下旬予定です。 
(3)各委員会報告
  • @ 企画委員会・技術委員会・報告
    移行に伴う外部対応と事務局内の通常業務繁忙などのため、開催出来無かった、申し訳ありませんでした。今期は「特定ラジオマイク周波数移行対策プロジェクト」を開催して、情報交換と意見収集をした。
  • A 編集委員会
     第31回編集委員会は平成24年5月28日(月)当連盟事務局で開催された(出席者5名)。課題は、前回の議事録確認、126号の反省と検討事項、127号の編集内容の検討について。その他、自由投稿記事について、暫くはテーマは自由というスタイルで掲載を続けていく予定。今後理事の皆様にも記事を書いて頂きたい。イベント報告について、関東に偏りがちなので、イベント情報に載っているもの以外でも面白そうなイベントがないか常にアンテナを張っておく。(協)日本映画・テレビ録音協会と協力し、宣伝記事を互いのレポートに掲載しあうことになった。当連盟は、「Q&A」の冊子(売価600円)を掲載していただいた。
     第32回編集委員会は平成24年7月30日(月)当連盟事務局で開催された(出席者7名)。課題は、前回の議事録確認、127号の反省と検討事項、128号の編集内容の検討について。その他、自由投稿記事について、記事を書いていただいた方への謝礼について話し合った。会員の方に是非書いていただきたいので、記事募集告知を毎号載せることにした。移行関係の記事について、会員からの質問コーナーをつくり、会員から寄せられた質問を整理して掲載する予定です。
  • B 功績賞委員会
     平成24年4月18日(水)選考会が委員8名の参加によりS・C・ライアンス4階会議室で実施し各賞をノミネイトした。
     平成24年5月15日(火)委員3名により、感謝状などの文言確認及び完成時の確認を取った。
  • C 「特定ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクト」
    • 第8回は平成24年6月25日(月)S・C・アライアンス4階会議室で出席者13名でした。WS利用作業班が動き出すことになり、基本的な事項の確認をした。
    • 第9回は平成24年7月31日(火)S・C・アライアンス4階会議室で出席者10名でした。移行に関する議論も進んで中間とりまとめ段階に来るので内容の検討をした。
    理事会審議事項に内容はまとめる。
(4)平成24年 通常総会の報告
平成24年6月8日(金)の総会に関しては、特ラ連レポート127号(7月号)で詳細を報告してありますが、概要を報告します。
  • 総会出席者34名、委任状提出者275名でした。
     功績賞の表彰式があり、受賞者7名の挨拶はレポート各号に分散して掲載します。
  • 総会セミナー出席者99名。講演は総務省総合通信基盤局 電波部移動通信課星野哲雄課長補佐の「特定ラジオマイクの周波数移行について」で時期を得たタイムリーなお話しで会場は立錐の余地無しであった。
     講演内容の概要は携帯電話の周波数確保という所から特定ラジオマイクの周波数移行となり、ホワイトスペースを使用するなど技術的視点を含めて、全般的な背景とその内容について話され、最後に特定ラジオマイクの周波数移行に伴う補償関係までの解説をいただいた。講演の詳細内容については、既に連盟のホームページに全文が掲載されていますので是非ご覧下さい。
  • 懇親会は会員と関係者、それに総務省からは電波部長を始め、関東総通局から6名、合わせて88名の参加者でした。
(5)総務省関係、ARIBの報告
・総務省関係では
  • 4月13日(金)総務省関係者と意見交換する八幡会長、田中理事長
  • 4月23日(月)総務省関係者と意見交換する田中理事長
  • 6月1日(金)「電波の日・情報通信月間 記念中央式典」は帝国ホテルで行われ、八幡会長と田中理事長が参加した。また、関東総合通信局では関東情報通信協力会と共催による式典が九段第3合同庁舎11階会議室で行われ青木職員が参加した。
  • 6月12日(火)ホワイトスペース推進会議ホワイトスペース利用作業班の設置
・ARIB関係では
  • 5月15日(火)第96回電波利用懇話会「ホワイトスペースを利用したエリア放送の制度概要について」の講演を田中理事長、石川職員が参加した。
  • 6月20日(水)「第2回定時総会」に八幡会長が参加した。
  • 7月3日(火)「第84回規格会議」に八幡会長が参加した。
  • 規格会議 小電力無線局作業班ラジオマイクWG
    今年度から当連盟から田中理事長と甲田企画委員会委員が出席することになった。
    • 4月20日(金)第54回と5月24日(木)第55回行われ、7月19日(木)第56回には第54回,第55回の議論を経て、
      • (1)チャンネル間隔では25Kと125Kについて併記することとして、運用調整方法については今後検討することとした。
      • (2)指定された周波数だけを発射する仕組みについて
        総務省の作成するCHリストにより、地域により使用出来ないチャンネルを定めるとした。
      • (3)6月28日付官報のスプリアスの記述について、その規格が日本国内で妥当なのかどうかの議論があり、総務省移動通信課 畠山係長とARIB側は五味リーダーを含めて5名の代表者との意見交換があった。一旦官報の出た記述の変更は大変な様である。
    • 次回は、特に日程を決めず、必要に応じて開催することにし、次は移行関係の動きにもよるが標準規格化の意見交換に成るのではないか。
(6)PASの動き
今後の活動について、「九州の機材展」を見習って、総合的な機材展を関係する各団体に声がけして9月には結論を得たい。
(7)情報通信月間行事(情報通信月間推進協議会)への参加報告
  • 4月25日(水)24年度第2回運営連絡会が、日本消防会館5F会議室で開催され、周知広報の状況、月間参加行事の援助金(案)、電波の日中央記念式典等について説明があった。
  • 月間行事は6月28日(木)、関東総合通信局と共催で、同局21F会議室において開催。今回は、@「特ラ連の現状と運用連絡」と題し、運用調整のしくみについて事務局 青木 茂之と石川 来夢両職員が講演。またA「特定ラジオマイクの周波数移行について」総務省 総合通信基盤局 電波部移動通信課星野 哲雄課長補佐にご講演いただいた。総出席者数84名と関心の高さがうかがえた。Aの内容の主旨は総会セミナーと同様で、ホームページをご覧いただきたい。
(8)ITS実験(インフラ協調システム)について
  • 東富士研究所では4月から各月に渡って実験が続いている。
  • トヨタ市内4ヶ所(24時間体制)で7月から9月末まで実験が続いている。
  • デンソー網走テストセンターで7月、額田テストセンターで6月実施している、全て中心周波数は760MHzです。特定ラジオマイクに対して不具合の発生時は実験を休止することになっています。
(9)平成24年度 関東広域圏幹事局(NTV)打合せ報告
平成24年05月25日(金) 16:00〜17:00、NTV汐留社屋7階会議室でNTVから原 泰造 統括技術局制作技術センター長以下3名合わせて4名と当連盟より田中理事長、木村参与が出席して、この1年窓口としてのご協力ご指導をお願いする旨の表敬訪問をした。今回は特に周波数移行関係の問題もあり、特ラ連の考えている新調整機関の構想を説明しました。 意見交換として、第13回になる懇談会の開催は例年通り来年3月を目標にする事とした。運用連絡のメール化については、移行がらみで休止していることを伝えた。ホワイトスペースの運用については公の機関で議論中であり、お互いの信頼関係の中で対応して行く様にしたい。等の話があった。
(10)25年度の再免手続きについて
24年度は無事終了しました。25年度は大凡236会員、2,232本を予定しています。25年度の再免許手続きは、例年どおり10月末に対象会員宛に書類送付する予定です。
(11)24年度の年会費納入状況と未収金
年会費・運用調整費及ほぼ順調な納入状況です(7月31日現在、921件、78,205,200円の請求、853件72,492,400円納入)。大口の未納はありませんが68件5,712,800円の未納があります。期限内納入の無かった連盟関係費用は、未納会員に個別に振込みのお願いをしていきます。
(12)25年度予算書の発行
平成24年7月13日(金)に公共施設213会員宛に予算書を発送いたしました。
予算書には26年に再免許を迎え、25年度中の手続きが必要な特定ラジオマイクの再免許申請関係費用も計上してあります。該当会員の皆様には25年度の予算請求に役立てていただければと思います。
(13)その他
関連する諸団体の総会に参加した。
  • 5月24日(木)日本映画・テレビ録音協会総会に事務局より田中理事長、松崎、石川両職員が参加した。
  • 6月1日(金)JPPA総会に事務局より八幡会長、田中理事長、大野嘱託職員が参加した。
  • 6月6日(水)日本映画・テレビ技術協会総会に事務局より、八幡会長、田中理事長、木村参与が参加した。
その他の会合・打合せ
  • 5月10日(木)「チャンネル間隔の問題点」について当連盟の職員で勉強会を実施した。(講師:当連盟企画委員会 甲田委員)
  • 4月27日(金)(株)日本デジタル放送システムズ 夏目担当部長とS・C・アライアンスの会議室で移行関係について、当連盟は八幡会長と田中理事長で情報交換をした。
  • 6月18日付け映像新聞に当連盟の「第12回功績賞関連記事」が掲載された。
  • 6月29日(金)と7月13日(金)にS・C・アライアンスの会議室でNTTの佐藤氏と移行に伴う、日常運用調整のシステムと運用者認定制度(仮称)でアドバイスをいただいた。当連盟は八幡会長、田中理事長が対応した。今後もアドバイスをいただく予定である。
(14)総務省近畿総合通信局 無線通信部と共催で「700/900MHz帯周波数移行に 関する制度改正の概要」についての説明会を開催します。
開催日時は、平成24年8月24日(金)午後1時30分から4時00分、大阪合同 庁舎第1号館 第1別館 大会議室 2階 (大阪市中央区大手前1−5−44)当連盟からは田中理事長と石川職員が参加します。会員、皆様方お誘い合わせの上、ご参加宜しく御願いします。


(1) 会員の入退会 24年04月〜24年07月分
[入会]
東北: 滑y天野球団(宮城球場)
関東: 田丸修実、蟹RON GEAR RECORDS、日本テックトラスト梶Aイイノホ ール梶A碍ANPROSE、潟Zガ(東京ジョイポリス)、横浜ステージプラ ン梶A羽村市(羽村市生涯学習センターゆとろぎ)、械utterfly、(有)ア ズ・フェローズ、(公財)東京都歴史文化財団(東京芸術劇場)、潟Vステム・プロデュース、灰AYS(パレスホテル東京)、潟fュース
東海: (学)滋慶コミュニケーションアート(名古屋コミュニケーションアート専 門学校)、
近畿: 潟Pイミックス(紀南文化会館)、潟Nラウディア(ル・センティフォーリ ア)、潟tラウ・インターナショナル
四国: 界BCプロダクション

[退会]
関東: 蟹MAGICA
近畿: 開TBコミュニケーションズ(紀南文化会館)

07月末現在  957会員
マイク本数 12,777 (2: 2,511  4: 6,422  2/4: 3,824)
デジタルマイク本数 69 (1〜3:3 2/3:2 1〜4:64)
イヤモニ数 448 (2: 114 4: 86 2/4: 248)
合 計 13,294

(2)周波数移行関係の動きと周囲状況の報告と審議
総会セミナーで示された、「特定ラジオマイク周波数移行に関する」資料で検討しなければならない事項について、「移行プロジェクト」(略称)を中心に報告事項に書かれている様に、前回の理事会から今回までの間に会議を2回開催した。その結果、不明確の部分として主に免許関係について審議した要旨です。
A.免許の形態
現状を基本に考える形態から大きく離れたくない。その視点に立って、免許の形態を考えるにはデータが余りに不足している。
例えば、WSのCHリストの早急なる提示、1.2Gは現在全くの未知の部分(機器開発、実地検証等)で分からない状況、更にレーダー等の共用がどうなるのか、引き続きFPUの共用があるのかなど早急なるデータの開示が必要でありその結果を持って考えたい。との意見が多く出された。
B.その他
メーカーは1.2Gの製造をするのか。テレビ・ブースターについては、配備配置図もない関係で今後の対応をどうするのか等、細かい所まで意見が出された。
利便性と音声の芸術文化の維持発展に繋がらないと、何のための移行かとの話になるので、有効な施策を望んでいる。
これら件は、今後の作業班委員会で議論していきたい。
C.ホワイトスペース推進会議 ホワイトスペース利用作業班(第1回会合)
  • (a)平成24年8月7日(火)総務省10階第1会議室でホワイトスペース利用作業班の設置と今後のスケジュールについて、事務局より提案説明があり今後は、この会議を中心に取り組んで行くことになった。
  • (b)認定開設者決定と今後
    6月28日(木)にイ・アクセス、NTT・ドコモ、KDDIの3者に決定した。今後の対応については、ホームページの総会セミナー「特定基地局の開設に係わる終了促進措置」参照して下さい。
  • (c)新運用調整機関のイメージ
    レポート第126号22頁に掲載しましたが、その後の動きの中で更に、議論して我々の考えるイメージを作りをしたい。
 以上について、各理事から意見が出されたので今後整理して、周知していくことで承認された。
(3)ホワイトスペース運用担当者認定制度(仮称)の委員長就任
4月17日(火)八木信忠 日大名誉教授、山名(元映テレ技術協会事務局長)、八幡会長、田中理事長、木村参与で八木信忠 日大名誉教授に現在空席になっている委員長の就任を依頼した。ご本人には快諾していただきました。今後は、周波数移行が具体化して行く中で大きな柱としてこの認定制度を実現させたい。特に問題無く承認された。
(4)契約職員について
  • 大野 正夫 嘱託職員は平成24年6月から1年間の嘱託職員の契約を結んだ。
  • 中島 進 業務委託職員は平成24年4月から1年間の業務契約職員の契約を結んだ。特に問題なく承認された。
(5)理事選挙管理委員会の委員について
理事の1期2年目に当たり、選挙をすることに成りますので、前回もお願いしました委員長に賛助委員会の山浩明委員長と委員に技術委員会の稲留 浩委員にお願いしたい。特に問題無く承認された。
(6)各委員会構成を資料にします
当冊子に掲載します。
(7)移行に伴う補償問題
運用調整機関の議論も佳境に成りつつあることを踏まえて、次は補償問題が浮上してきますので当連盟として、
  • 特定ラジオマイクの現物と、関係する免許状などの必要書類も整えておく。又、固定設備ではその現況を正しく掌握しておく等。
  • 認定開設者との打ち合わせ前に、その打合せ内容についての準備をして置くこと。始まったら、打ち合わせ事項について確認する事。
  • 何かと分からない事などありましたら、当連盟も会員のお手伝いをして参ります。それと共に、問題点を共有する為にレポートなどを通して周知もしていきたいと思っています。特に問題無く承認された。
(8)ARIB 次世代デジタルFPU検討タスクグループに参加
放送局の新しいFPUに対する考え方等情報収集をメインに参加することにした。特に問題無く承認された。 
(9)第9回愛知県舞台技術者セミナーの後援名義
本年も承諾書を提出しました。事後承認を受けた。
(10)従来からラジオマイク送信部の数を本数で読んで良いか
一本の送信部(マイク)の中に2本電波を送出出来るラジオマイクが実用化される事態になった。結果、局数で表現した方が合理的と判断しました。特に問題無く承認された。
(11) 次回理事会
平成24年10月10日(水)午後2時45分〜4時45分
中野サンプラザ 8階 4研修室