平成24年度 情報通信月間参加行事セミナー報告

総務省 総合通信基盤局 星野哲雄氏 去る6月28日(木)、関東総合通信局会議室において、情報通信月間行事セミナーを開催しました。例年通り、総務省 関東総合通信局との共催で、「特定ラジオマイクの周波数移行について」と題し、総務省 総合通信基盤局 電波部移動通信課 課長輔佐 星野 哲雄 氏がご講演、また、「特ラ連の現状と運用連絡」と題して、日頃行なっている運用調整の仕組みについて、当連盟事務局 石川 来夢が講演しました。
 周波数移行問題に関しては、すでに900MHz帯が先行して進んでいますが、700MHz帯の現状および今後について、正しい認識をもってもらいたく企画しました。
 セミナー出席者数は84名で、途中退席される方もなく、ご清聴いただきました。
 はじめに、主催者である当連盟 田中 章夫理事長および元関東総合通信局 無線通信部 陸上第三課 向井 裕之課長の挨拶のあと、「特ラ連の現状と運用連絡」について石川が講演。運用連絡を受け取ってから、運用調整のお願いをFAXするまでの流れを中心に説明しました。また、特ラ連が設立された理由と業務内容について青木が補足しました。
 「特定ラジオマイクの周波数移行について」の内容は、大きくわけて5項目ありました。

  1. 移動通信システム用周波数の確保
  2. テレビ周波数帯ホワイトスペース
  3. 移行先周波数帯における技術的条件等
  4. 特定基地局の開設に係る終了促進措置
  5. 周波数オークションの導入
特ラ連 事務局 石川来夢 このうちDについては、今回の700/900MHz帯については実施されず、第4世代移動通信システム(携帯電話等)に用いる周波数の免許人選定から実施していくことを念頭に、制度化を進めていく予定になっているとのことです。

 なお、今回の星野課長補佐ご講演資料は、6月8日に行なわれた、総会セミナーでのご講演資料と、ほぼ同様です。総会セミナー資料全ページを当連盟ホームページに掲載してあります。ご覧ください。また、移行関連記事を本レポートに載せてあるのであわせてご参照ください。