夏のはじめ、突然ひじが痛くなった。うずくまるほど痛かったので、翌日病院へ行った。顔だけで「加齢によるものです!」などと診断されないよう注意をはらった。
原因は、ピアノやパソコンに向かう時の手首への負担が肘痛になっているらしいとの事。医師は完治を目差そうとせず、湿布剤でお茶をにごそうとするので「明確な原因と治療法を提示して欲しい!」と訴えるつもりが、気が弱いため「ありがとうございました」と身をかがめ、おしりからそそくさと診察室を後にする私であった。
ひじを痛めるなんて野球選手くらいかと思っていたが、PCで検索すると、ひじの痛い人は結構多い事がわかった。病院の処置や投薬ではすぐには治らず、あれこれ民間療法を試しているうちに治ったという人が多かった。
私の肘痛は、ろくに湿布も貼らなかったが、いつの間にか治っていた。
そう言えば、「音響さんは腰の悪い人が多い」という話を聞いた事がある。重い音響機器の搬入、搬出で腰を痛めるそうで、整形外科や接骨院にやたら詳しい人がいるとか・・・。是非悩める同志のために情報を開示提供していただきたい。
バンドをやっている人は引越場面でホレボレする働きをする。重い楽器を運び慣れてるからだそうで、バンドマンがそうなのだから音響さんの働きっぷりはさぞ見事なのだろうと思う。
一家に一人は欲しいものだ。
腰痛の原因には外傷・筋肉疲労・骨の歪み・内臓疾患等、様々あるようだが真の原因にたどりつくのが難しいらしい。根治及び対処療法として、手術・ブロック注射・カイロプラクティック・整体・電気・牽引・ウォーターベッド・コルセット・ストレッチ・ヨガ・マッサージ・按摩・ツボ・鍼灸・湿布・コルセット、温泉、ビタミン治療・精神療法・祈祷及び除霊等たくさんある。しかしながら完治しにくく、「一度痛めるとクセになる」ようなので、願わくば「一度も痛めたくない」ものだ。
ロンドンオリンピックでは重量挙げ日本女子選手が小柄な身体で見事銅メダルに輝いた。映像を見て歓喜している反面、余計なお世話だろうが将来が心配になる。心配になるのは重量挙げ選手だけではないが、重いものを持ち上げるというわかり易い映像はダイレクトに気にかかる。日本中を熱狂させて、たくさんの人を幸せにしてくれた各選手の皆さんには、肘痛や腰痛、その他の影響がない健やかな未来を・・・と心から祈っている。
もちろん、会員の皆さんの無事・健康はそれ以上に願っております。