< 特ラ連レポート124
(特定ラジオマイク)の運用形態及び共用のための提案
代表的な利用シーン 劇場・ホール・屋内イベント スタジオ(放送局)
利用場所 屋内 屋内
利用期間 公演および催事等のスケジュールによる 毎日
1日のうちの利用時間 チェック〜リハーサル〜本番の時間帯 24時間
使用周波数の変更 運用可能な範囲なら可能
所有機材のスペックによる
運用可能な範囲なら可能
所有機材のスペックによる

代表的な利用シーン 屋外イベント・テーマパーク 番組中継(放送局)
利用場所 屋外(テーマパークは屋内も有) 屋外、屋内
利用期間 公演および催事等のスケジュールによる 番組およびイベント・催事のスケジュールによる
1日のうちの利用時間 チェック〜リハーサル〜本番の時間帯 チェック〜リハーサル〜本番の時間帯
使用周波数の変更 運用可能な範囲なら可能
所有機材のスペックによる
運用可能な範囲なら可能
所有機材のスペックによる

代表的な利用シーン ロケーション・ドキュメンタリー 報道中継・ENG取材
利用場所 屋内外における歩きや車両等による移動 屋外
利用期間 番組等のスケジュールによる 事件、災害等発生時など
1日のうちの利用時間 チェック〜リハーサル〜本番の時間帯、および随時 緊急使用(随時)
使用周波数の変更 運用可能な範囲なら可能
所有機材のスペックによる
運用可能な範囲なら可能
所有機材のスペックによる

【ホワイトスペース利用システム相互間で共用するための方策】

※「地上デジタル放送に有害な混信を与えず、また地上デジタル放送からの有害な混信に対して保護を要求してはならない。」を前提とし、

○特定ラジオマイクは周波数移行であるため、現行の運用形態や利便性を確保した上で、ホワイトスペースにおいて他システムよりも優先して使用できること。

※調査検討会の電波伝搬試験の結果を吟味し、技術的検討を行う必要があるが、他システムとの共用にあたっては、特定ラジオマイクの利用形態から、ホール、スタジオなど屋内の利用においては建物通過損失が、見込めることなどを考慮できる。

○ホワイトスペースでの運用を確実にするために、地デジに対する保護および特定ラジオマイク利用者相互間の運用調整、更に他システムからの影響が発生しそうな場合の運用調整を行う、指示権限を有した機関(組織)を設ける必要がある。