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平成22年度第4回理事会

1.日 時 平成23年02月04日(金)午後3時〜5時
2.場 所 「北とぴあ」 8階  801会議室
3.出席者 (会長・理事・監事総数23名)
(出  席) 八幡泰彦、飯盛俊明、伊藤 博、稲本佳昭、太田洋世、小俣公洋、北口紀雄、小松 誠、杉藤芳明、鈴木久利、田中章夫、西澤勝之、橋本 喜代志、半田健一、藤井英樹、吉田廣嗣。
金子 孝、國枝義久(監事)
(委任出席) 小野 良行、金光浩昭、則行正信、舞木孝一郎、渡邉邦男。
(欠  席)  
4.議 題 八幡会長の挨拶より。周波数移行と言う当連盟創立以来の壁にぶち当たっている。新しい移行先が我々の業務遂行に満足を得られることが絶対条件である。そうでなければ従来の周波数帯にいる権利を主張する。金銭的でなく、良い環境下で良い仕事をすることである。

[報告事項]

(1) 運用連絡と調整の近況について 別紙により報告を受ける。(別項目参照)
 
(2)「特ラ連レポート」
  • 118号は平成23年1月発行で年頭に当たって、会長、理事長、各委員会委員長、監査の年頭挨拶。4頁の宮前技術委員長のコメントが五味賛助委員の枠に、五味賛助委員長のコメントが宮前技術委員長の枠に掲載されてしまい、おわびを119号に記載する。
     イベントの報告は「東京ネイルエキスポ2010」、「インタビー2011」第5回近畿広域圏のセミナーなど多岐に渡っていた。
  • 119号は「技術セミナー」(平成22年11月29日 北とぴあ)の報告。恒例の「私の来た路」は次々回の21回で終了予定である。「Q&A」は最終回となる。その他、周波数移行に関する記事等を記載する考えである。
     今後のスケジュールは原稿〆切を2月14又は15日で2月28日発送予定で理事の信任投票用紙も同封する。
(3)各委員会報告
  • @ 企画委員会報告
     第30回企画委員会は事務局業務多忙により実施出来なかった。
  • A 技術委員会報告
     「検定制度」について、周波数移行が確定してからとの発言があり、その方向で考えることとした。
  • B 編集委員会(別項目参照)
  • C 理事候補者推薦委員会(略して、理事推薦委員会)
    23年度は現理事体制が終了するので、平成23年1月20日(木)第1回(22年)理事推薦委員会を当連盟・事務室で開催した。出席者は6名でした。
    • 理事推薦委員会委員の欠員について、渡邊邦男理事と藤崎和彦当連盟技術委員に御願いすることになりました。選挙管理委員会委員は委員長預かりになりました。
    • 理事体制については、ラジオマイクの周波数帯移行問題が起こり、この難関を乗り切るために昨年度決めた改革案を今後に活かす事にして、現体制の延長をする事にしました。
  • D ラジオマイク−ITS共存検討委員会
     第1回の会合がARIBで開催された。特ラ連からは田中理事長(宮前当連盟技術委員長は業務多忙で欠席)五味当連盟賛助委員長はARIBからの出席であった。
     内容は、情通審携帯電話等周波数有効利用委員会作業班で作成された検討指示の案について共存使用が可能かどうかとの判断をする会議である。既に携帯電話とラジオマイクの共存使用についてはアドホックで結論が出ている。
     今回の議論は1ヶ月に2回程度開催して、3月末には結論を出す予定になっている。なお、進行は三洋電機(株)の強化事業推進本部 次世代ITS事業推進グループ 土居義春担当部長。
(4) 総務省関係、ARIBの報告
  • 総務省関係では
    審議事項のラジオマイク周波数帯域移行関係にまとめる。
  • ARIB関係では
    「ラジオマイク−ITS共存検討委員会」の第1回(平成23年1月27日(木))の会合がARIBで開催された。当連盟より田中理事長が参加した。(宮前技術委員長は所用で欠席)
(5)「民放連周波数WGプラスNHKと特ラ連」グループで「ワイヤレスマイクの周波数帯の移行」の意見交換会
 平成22年12月17日(金)にテレビ朝日の会議室で、テレビ朝日の吉野さんのご協力で意見交換会を開くことが出来ました。特ラ連からは田中理事長と石川職員が参加した。出席者は16名。
 特ラ連から運用協定を今後どう考えるか、ラジオマイクの免許一本化と調整費のあり方と電波利用料、1.2GHzでデジタA型ラジオマイクの研究・開発をしたい等提案した。
 民放連周波数WG+NHKから、意見が出されて特ラ連田中理事長が主にお答えした。主な話題は総務省の考え、特ラ連が提案している100MHz帯とは、今後共用波となった時は放送波と言わないで共用波として、謂われ無き中傷を排除したい。ディレーについて開発に力を入れたいが、使える所から使用していきたい、等多方面にわたって意見交換して有意義であった。今後も必要に応じて開催することなど約束して終了した。
(6)第11回 関東広域圏「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」
 平成23年3月4日(金)NHK青山荘で開催予定です。今年の幹事局であるテレビ朝日さんと相談して「最新の技術情報」は、「ラジオマイク周波数帯の移行」について意見交換する予定です。会員の皆様、理事の皆様の参加を期待しております。
(7)PASの動き
 平成23年1月28日(金)17:00〜18:00 S・C・アライアンス4 階会議室において打ち合わせをした。出席者6名でした。当面、PAS事務局をS・C・アライアンスに移すこととした。機関誌の発行等を止めると言う具体的な活動等については3月上旬に会議を開催して議論する。
(8)23年度の再免許状申請手続き業務の進捗状況
 書類が整いつつある。2月下旬には各総合通信局に申請する。1月末時点での対象数は291会員、2,880本。正式確定数は、次回の理事会で報告する。
 再免許状は、5月下旬に発送する予定です。
(9)22年度年会費等連盟関係費用納入状況
平成22年度の連盟関係費用の納入状況は例年並みです。1月31日現在の請求総額は¥90,434,134(年会費等\73,636,200、再免許\6,724,550、汎用\10,073,384)で免許に係る印紙代が含まれていますが、過去最高金額になりました。
 対する納入金額は¥84,163,284(年会費等\68,137,770その他\16,025,514)です。年会費・運用調整費の未納額が¥5,498,430あります。これからの整理には決算期に計上する退会損失がある程度のパーセンテージを占めると思います。確認と共に納入以来をお願いしていきます。
(10)第11回 功績賞候補作品の募集と後援名義
  • 今年度も、第1次募集を11月から始めました。理事皆様方の関係する現場サイドからの出品および該当すると思われる作品をご提案いただけますよう理事の皆様方には格段のご協力をお願いします。
  • 後援名義は本年度も(社)日本ポストプロダクション協会(JPPA)、日本映画・テレビ録音協会、日本舞台音響事業協同組合それに日本舞台音響家協会のご理解をいただき了承を得られました。
(11)22年度情報通信月間推進協議会
 第1回運営連絡会を、平成23年2月25日(金)ニッショーホールにおいて開 催予定。議題は、平成23年度情報通信月間実施計画(案)及び予算案、通信月間 テーマ、行事スケジュール(案)などです。
(12)ITS実験
平成23年2月7日から2月10日まで6時00分から23時59分まで豊田市土橋1丁目土橋交差点半径1キロで実施する。
(13)新システムの進捗状況
 免許申請関係と連絡表のメール化に取組み、免許申請関係は運用上の最後の詰めに入っている。メール化も年度内には試行する会員の会社に直接お尋ねして御願いをする予定です。
(14)その他
  • 季刊誌「RFワールド」(CQ出版社 1月29日発売)技術解説コーナーに、〔特定ラジオマイクのプロフィールとその運用〕と題して、寄稿しております。執筆者は青木職員です。
  • 23年版会員名簿(11.01.01.発行)が完成して、レポート118号と共にお手元に届いたことと思います。
  • 総務省(移動通信課、放送技術課)、関東総合通信局、NHK、民間放送連盟に新年の挨拶をした。
  • 日本映画テレビ録音協会、日本映画テレビ技術協会、JPPA、JAPRSの各団体の新年・賀詞交換会に参加した。
  • パナソニックの綱島工場はこの3月をもって、全て九州の博多に移転する。
  • 「特ラ連レポート」はこの3月から民放連経由はなく、全て事務局からになります。

5.[審議事項]

(1)会員の入退会 平成22年12月〜23年01月分
入会
関東 (有)トータルオーバーウェイプランニング、潟xストブライダル(アートグレイスウェディングシャトー/大宮璃宮)、サウンドキー梶A潟Gルク、潟pワープレイミュージック
東海 潟Xプラッシュ
近畿 潟Vョウコード(NMB48劇場)、ソフトコンサルティング梶i森ノ宮ピロティホール)
九州 兜送技研
退会
関東 (株)コマ・スタジアム
近畿 (学)大阪創都学園(キャットミュージックカレッジ専門学校)、ロイヤルパインズ梶i和歌山マリーナシティポルトヨーロッパ)。
01月末現在 911会員 マイク本数 12,017 (2: 2,504  4: 6,650  2/4: 2,863)
イヤモニ本数 322 (2: 115 4: 90 2/4: 117)
合計12,339本

(2)ラジオマイクの周波数帯の移行について、関連した会議と現況について
 基本的には、配布された関連4団体の対応方針と歩調は合わせていく事にするが、当連盟として独自の主張も合わせて以下のような考えでいる。
  • 800MHz帯について即移行を認めるのでなく、移行については現行に更なる利点がなければならない。開発・検証していく過程で問題などが生じた場合は全ての問題点が解消されて始めて移行が完了する。
  • ホワイトスペースを基本に考えるが全国ツアーなどには専用波が必要であることは訴えていく。
  • リパックに関係して、視聴者対策などが放送側にあり、専用波をメインには戦えない状況である。しかし主張は続けていく。
  • ホワイトスペースの周波数はテレビの40ch以上の周波数帯域を要求していく。(理由は出来るだけ現在の周波数に近いこと、放送局は伝達距離が短いので人口の多い所には不向き)
  • ホワイトスペースの周波数帯幅は、必要波数を満たす考え方で主張していきたい。(72波+イヤモニ2波を最低に考える)
  • 1.2GHz帯は放送局FPUの存在から出た様である。特ラ連としては将来の可能性を求めてワイヤレスマイクの研究・開発そして検証をしたい。
  • 補償問題は関連4団体とも細かく連携していく。(今の状況は国会審議と900MHz帯の移行の結果待ち状況である)現在、見えている状況は以下です。
     @ 移行に伴う経費は1千億円(携帯電話会社負担)民−民交渉になる様である。
     A 研究・開発関係費総務省240億円か(FPUを含む) 早い時点で具体的な考えを聞き出したい。
  • 要望事項と問題点などまとめる事にする。(当連盟の「検討プロジェクト」でとりまとめるたたき台の資料を配付した)
  • 運用調整費の平等負担を放送局に話しかけていく。総務省には電波利用料から支払うよう交渉していく等話し合いを続けていきたい。
 この提案を受けて、意見が出された。
  • 補償問題で具体的な金額は出ているか、総枠的な額は出ているが具体的なことは出ていない。国会審議と900MHz帯の移行を見てからとなっている。
  • 移行は会員の納得が必要である。メリットのない移行はない。
  • 今後は放送局のサテライトとの調整になるが誰がどうするのか、「検定プロジェクト」で議論したい。
  • 対外的な関係で不平等条約は結ばない様に、金だけの事で動く事のない様に、権利の主張もして行くようになどの意見が出され、これらの意を汲んで交渉していくことで理解を得られた。

(3)23年通常総会の日程と内容
 次回理事会(4月上旬予定)に22年度事業報告並びに23年度事業計画案を提案します。
 但し、経理報告は収支報告の了承を得て、その数字を基に決算書並びに22年度予算書を作成します。
 総会は平成23年6月7日(火)「北とぴあ」で実施の予定。スケジュールは現段階で総会は14時00分から15時00分、23年度第1回理事会は15時10分から15時30分、功績賞表彰式15時30分から16時15分、総会セミナー(タイトル未定)は16時15分から17時00分としたい。
 懇親会は17時30分から20時までと予定しています。
 今回は理事改選期に当たりますので、理事の皆さんには、ご参加をよろしくお願いします。
 セミナー、懇親会には会員の皆さんの多数参加を宜しくお願いします。
 特に問題無く承認された。

(4)理事改選関係
関係資料を配付した。
@ 理事候補者について
理事推薦委員会より、昨年度決めた改選基準の骨子を次回の選挙に生かすことにして、今回の23年度は規約的には全員改選になるが、周波数移行と言う大きい課題の中での大きい改選は避けたいと考えて、現理事体制で臨むことにしたいとの説明に異論はなく承認された。
A 理事候補者推薦委員
理事推薦委員会より、欠員だった委員には理事候補者推薦委員会の提案された渡邊邦男理事、藤崎和彦技術委員会委員(NHKメディアテクノロジー)の2名について、特に問題無く承認された。
B 理事選挙管理委員会の設置と委員選出
理事推薦委員会より、理事の改選期に当たり、選挙管理委員長と委員合わせて2名を選出する事なり、高山浩明 賛助委員会委員長と稲留浩((株)サークル)技術委員会委員にお願いし、選挙管理委員長を高山浩明氏を当てることに特に問題無く承認された。
C 理事の交代
  • 半田健一理事は3月をもって退任されて、石橋 透さん(尚美学園大学大学院 芸術情報研究科 情報表現専攻芸術情報学部 情報表現学科准教授)が引き継ぐことにしたい。
  • 藤井秀樹理事は3月をもって退任されて、津田浩之さん((株)千代田ビデオ制作技術センター技術2グループ担当部長)が引き継ぐことにしたい。
  • 飯盛俊明理事は3月をもって退任されて、橋本秀幸さん((株)テーク・ワン技術本部制作技術部長)が引き継ぐことにしたい。
お3方とも任期は前任者の任期を引き継ぐことなりますので、今期総会までになりますが、次期理事候補者としても推薦したいとの提案があり、退任の半田理事、飯盛理事、藤井理事の退任挨拶があり、特に問題無く、提案は承認された。

(5)賛助委員会委員長は五味貞博(パナソニック)氏の職場移転(福岡県・博多へ移転) に伴って、後任には(株)フォノフ・社長の高山浩明氏にするとの提案で特に問題無く承認された。

(6)木村 和子職員が定年になり参与として1年の契約を結んだ。(就業規則上の目処は65才までの1年毎の更新となる)
 本人の働く意志と、之までの積み重ねた業績を当連盟事務局として、引き続き必要とする人材なので参与(役員)として処遇し継続する事にしたい。特に問題はなく承認された。

(7)技術委員会からの提案で、「ラジオマイクの周波数移行検討プロジェクト」(仮称)の設置。
 平成23年1月18日の第33回技術委員会で800MHz帯からの移行について、要望・課題を洗い出して今後の動きに十分対応する体制を考えて行きたいとの提案で技術委員会を中心にするが理事などからの参加も得てまとめたい。ホワイトスペースに限らず運用調整まで検討事項に含めたい。設置並びに理事の参加に対して特に問題無く承認された。

(8)各総通局管内での「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」のあり方について
 毎年、各総通局管内で開催しているが会員の参加が大変少ない現状が続いています。放送局の現場の方達と膝を交えて交流できる良い機会と考えています、数多くの会員の参加していただく為の提言、アドバイスをよろしく。(近畿の場合出欠の回答は2割、全て欠席でした)  地域代表の理事の方には声がけをとの発言もあり、継続して考えていくことになった。

(9)JPPA((社)日本ポストプロダクション協会)アウォード2009援助金について、3口3万を 例年通り提供したとの報告があり、事後承認となった。

(10) 次回理事会
平成23年04月15日(金)午後3時00分〜5時00分
「北とぴあ」8階801会議室
23年通常総会の議案審議になりますので、ご出席の程よろしくお願いします。
また、平成22年度の最終理事会に当たりますので、理事会終了後に退任者の送別を兼ねて懇親会を予定しております、参加の程よろしく御願いします。

関連4団体とは((社)日本芸能実演家団体協議会、(社)日本演劇興行協会協議会、日本舞台音響家協会、特定ラジオマイク利用者連盟)
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