チャンネル呼称は放送事業者の使用しているFPUの800MHz帯(770MHz〜806MHz)を9MHz帯域の4つブロック分けて、低い周波数から1帯、2帯、3帯そして4帯(または、1チャンネル帯、2チャンネル帯、3チャンネル帯そして4チャンネル帯で以下、チャンネルをCHと略す)と呼称を付けて運用されてます。
放送事業者の使用しているFPUの周波数をA型ラジオマイクが共用することでFPUと会員間の混信・障害を未然に防止する事を目的に設立された特ラ連との間に運用協定が結ばれています。(運用協定はQ&Aを参照)運用協定が初めて結ばれた時はFPUの4帯(4CH帯)を使用することになりました。
その結果、新しく免許のおりた「A型ラジオマイク」(または「特定ラジオマイク」正式には「特定ラジオマイクの陸上移動局」)の運用する時のチャンネル呼称は「4帯」または「4CH帯」としました。
国内の製造メーカーでは「A型ラジオマイク」と言うことでこの頭文字の「A」を付けています。(国内販売されている製品は各社独自に近い呼称になっています)
時代が下り平成7年には「2帯」(「2CH帯」)も共用波として加わり、特ラ連としては「4CH帯」に合わせて「2帯」又は「2CH帯」と呼称しました。
国内の製造メーカーでは「4CH帯」の「A型」に「2帯」が加わったので、いずれ呼称統一までとの考えがあったやに聞き及んでいますが結果、「2帯」は「X」を付けて「AX」と呼称することになったようです。
また、メーカーによって、更に「A」または「AX」の後ろに「H」また「L」が付いていますが、これは同じ周波数帯域でほぼ4.5MHzを境に低い周波数はL、高い周波数はHが付いています。以上が呼称の骨子となっています。
アナログ各社の製品の呼称はメーカーにより異なる事が大変多く、当連盟のホームページに現在国内で販売されている主な製品呼称を周波数別に記載しています、参考にして下さい。呼称一覧表(pdf)
なお、平成21年3月からデジタルが正式に認められました。呼称については「ARIBの標準規格RCR STD−22 3.0版(H21年3月18日)」に掲載されておりますが、ここでは省略します。
(田中)
|