日 時: |
平成21年2月21日(土)〜23日(月) 10:00〜18:00 |
場 所: |
パシフィコ横浜カンファレンスセンター(会議センター) |
主 催: |
社団法人 日本オーディオ協会 |
後 援: |
経済産業省、横浜市経済観光局、他9団体 |
特別協賛: |
日本プロフェッショナルオーディオ協議会(PAS) |
出展社数: |
57社・団体 |
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オーディオファン、ホームシアターファンには親切に計画された機器展で、各種セミナーも企画され、また今回は新しい企画で、当連盟の八幡理事長が理事長を兼務する日本プロフェッショナルオーディオ協議会(PAS)の、なつかしい生録(ライブレコーディング)会が開催されました。
開会にあたり(社)日本オーディオ協会の校條会長の挨拶
「流行のモバイルオーディオを使わない手はないのではないか。また今回の機器展のHi endの音を十分楽しんで欲しい。これらを新しい技としてオーディオの花をもう一度咲かせて欲しい。」
経済産業省 商務情報政策局 情報通信機器課 住田課長は
「今日を感性の日としたい、体中で感じたい。癒しの空間を今以上に求められる時代はなのではないか。」と挨拶されました。
会場では通常の機器展のほかに、目新しいものとしてサラウンド・サウンドのセミナーがあった。サラウンドはオーディオを楽しむ一つの形として市民権を得てきているようだ。
特別協賛として参加している日本プロフェッショナルオーディオ協議会(PAS)はご存知のように、特ラ連もメンバーです。今回はPCMレコーダーを使用する、生録会を提案し、このような良い製品を正しい使い方で長持ちさせたいという願いです。
オーディオファンならご存知と思いますが、60、70年代には生録が盛んでした。当時は重いテープレコーダーをかついでマニアが集まったものですが、今回は協賛の各社がマイク内臓のPCMレコーダーなどを提供して、本人はテープどころか何も持たずに参加出来るのですから隔世の感があります。
軽いマイク内臓のレコーダーはマイクスタンドに取り付けられ参加者に貸し出されます。
この小型のPCMレコーダーがバカにならないのです。私は一昨年、あるメーカーの1Bitレコーダーを聞いたのですがこれには驚きました。価格はもう皆さんご存知と思いますが10万円以下で買えます。
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「生録体験!ライブレコーディング」
出 演: |
パーカッショングループ「LATYR SY & AFRICA SUNU XELCOM」 |
協賛メーカー等: |
11社 |
講 師: |
石田善之、ジョー奥田の両氏 |
録音参加者: |
約40名 |
特ラ連八幡理事長(PAS理事長兼務)の挨拶
「昨年PCMレコーダーを使って録音するチャンスがあり、驚いた。良い結果だったのです。これは使わない手はないのではないか、ということから今日のこの録音会があるわけです。自分の録音は、自分がそこにいたという証であり、その価値観に目覚めて欲しい」
開催前に、講師のジョー奥田さんから生録の楽しみ方として、かつてのテープ録音時代には編集があった。またコピーして友人たちに聞いてもらうなど、楽しい遊びだった。しかし現代ではデジタル録音であり、コピーしながらつなぐ方法で編集出来る。デジタルだから何回コピーしても劣化がない。これがアナログ時代と違う点だ、と解説がありました。
出演グループはアフリカ、セネガル出身の、Latyr Sy(ラティール・シー)がリーダーをつとめるトラディショナル・パーカッション・グループで、アフリカンリズムが堪能できました。音の厚みに驚いた。室内で演奏する音楽ではない。屋外の広いところで演奏するための音楽です。それなら低音楽器もバランスよく聞こえるでしょう。
私は、このような生録会を見るのは初めてですが、かつての生録会と違うのはマイクスタンドにレコーダーも載っている、ということではないでしょうか。参加者は若い人たちが多かった。アフリカンビートの強烈さに驚いたようだ。これを機に生録ファンがまた増えることを望む。ポケットに入る録音機を持って、町へ出かけてみよう。 大野 |