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日 時: 平成20年11月5日(水)午後3時00分〜5時50分
場 所: NHK大阪放送局第1会議室
 出席者数 29名(総務省、放送局、会員、特ラ連理事、事務局)
 近畿広域圏での開催は隔年実施で4回目になり、お顔馴染みの方達も増えて参りました。 今回も、今年度のFPU幹事局に当たる朝日放送・制作技術局様とNHK大阪放送局技術部様のご協力の下、参加いただいたのは、総務省近畿総通局から井口様と藤本様の参加を初め、在近畿中継責任者会議メンバーに音声関係者を加えて放送関係者19名、3会員社から4名、特ラ連から理事長・専務理事・事務局職員合わせて4名の総計29名でした。
 通例となっていますが、この懇談会の意義と日常業務について、ご理解とご協力を要請しました。
 最近の技術情報として、今回は「特定ラジオマイクの高度化」に至るまでの状況と今後について、特ラ連の考えを報告しました。
 意見交換として、FPU幹事局の西田様を初めとして、新しい協議会規約、連絡表の書式等について活発で有意義な意見交換をさせていただきました。
 会を終えるに当たって、総務省近畿総通局の井口様よりご挨拶を受けて終了しました。
   
1. 会員との事前打合せ
 会員の出席者の皆様には、本会議前に集まっていただき懇談しました。 
 事務局から「特定ラジオマイクの高度化」について、会員からは今回の不況はバブルの崩壊時とは違って単価の削減が即効的で厳しい等の話がありました。
2. 懇談会
 田中専務理事の開会の辞があり、
(1) 八幡理事長より挨拶
 日頃、ワイヤレスマイクの円滑運用に、ご理解とご協力をいただき有難う御座います。
 「特定ラジオマイクの高度化」は総務省のお力添えで実現し、これを機に当連盟も初心 に返って円滑運用に心がけて参りますのでよろしくお願いします。

北出氏(左)と八幡理事長
解説する田中専務理事
説明する木村事務局次長
(2) 参加者の自己紹介
(3) 特ラ連より
a. 懇談会の意義(田中専務理事)
 席上資料により、特定ラジオマイク利用者連盟はいかなる業務対応をしているのか、放送局との関係を中心に特定ラジオマイク(A型)とFPUとが同じ周波数帯域を共用する為に必要不可欠の会であるとのご理解とご協力を求め、更に、チャンネルプランの基準、運用連絡の必要性など解説しました。
b. 最近の運用連絡の実情報告(木村事務局職員)
 席上資料により、会員及び放送局からの連絡と調整依頼について実態に即した具体的な説明をするとことで、特ラ連の実業務対応の理解に努めました。
(4) 特ラ連を取り巻く状況と意見交換(進行:田中専務理事)
a. 特ラ連を取り巻く状況と意見交換(田中専務理事)
 「特定ラジオマイクの高度化の経緯と今後」と言うタイトルで、今回は前回までの技術的な話ではなく、デジタル・ワイヤレスマイクに至る経緯と今後について、席上資料により報告をしました。
 20年近いワイヤレスマイクの歴史を振り返って、現状を分析して、問題点を抽出し、特ラ連としての考えを各方面と打ち合わせてきていました。関係する団体からも要望が出て、総務省のご理解により、平成20年4月から高度化の情報通信審議会を開催されるに至り、現時点では、電監審に移りARIBの標準規格化の段取りに入っています。
 高度化の主な改正ポイントは使用周波数帯域として、
 (1) 800MHzFPU 1CH〜4CHの全て共用、
 (2) デジタルとアナログの混在、
 (3) デジタルは50mWまで使用可能
等となりました。
 これからの問題点は、連絡協議会規約と運用協定の改定。ARIB対応としては、呼称問題とチャンネルプランの考え方、50mW時の周波数帯域とそのチャンネルプラン、運用調整距離などを詰めることで運用調整作業に支障のないようにしたいと思います。 
b. FPU、A型ラジオマイクの運用連絡ルートについて
 席上資料により、現在引き続き実施している基本の確認をした。
(5) 各放送局との意見交換
 FPU幹事局担当窓口の朝日放送(株)制作技術局制技センター西田運用担当部長が事前に意見聴取されて活発な意見交換となりました。主な内容は
協議会規約改定関係
 捺印の方法について、各地域については地域の実体に合わせて、実施をお願いしたいと考えています。詳細は捺印者のお名前など決まり次第、特ラ連で正文を作り、民放連・NHKとも相談させていただいて各地域にお願いしたいと考えています。担当者のご氏名について、現行の規約書は各地域毎に大体同じランクの役職名になっています。
運用調整関係
デジタル化した時は、これからARIBで検討していくことになります。動きについてはレポートにも掲載していきます。
放送局関係で住所だけの記載で終わっているので、建物の名前も記入して欲しい。関西広域圏として、検討してみていただくことにしました。
その他
デジタル化で1〜4CHまでラジオマイク使用が可能となるとFPUとの競合に注意か必要である。FPUも社会的責任を持って運用していることも理解して欲しい。ラジオマイクが増加しているように思うがどうか。B型デシタルは売れているかなどの活発な意見交換がありました。
(6) 来賓のご挨拶
 総務省 近畿総合通信局 放送部放送課音声放送担当 井口宏一電波検査官より、日頃、電波・放送行政にご協力ありがとう御座います。出席させていただき、説明、ご意見を聞いて放送局との連携、会員の連携、運用調整の必要性などを改めて再認識しました。
 会員皆様では分かっていても、免許人には分からないこともあるので指導もよろしくお願いします。とのご挨拶をいただきました。
 以上、定刻の時間で終了しました。
 開催に当たり、お世話いただいた、NHK大阪放送局前田制技担当部長にはお忙しい中、各種対応をお願いし、FPU幹事局の皆様にもご協力を、ありがとう御座いました。また、当日お忙しい中を来賓として参加いただきました、総務省 近畿総合通信局の井口様、藤本様に御礼申し上げます。
田中  
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