<<pre <index> next>>

 Q & A 6


Q11: 何故、A型ラジオマイク運用時に連絡表を提出のするのか
A:  提出する理由は、特定ラジオマイク利用者連盟(レポート102号Q-3参照)の解説の中にも書きましたが、A型ラジオマイクの使用周波数帯域が放送事業者の800MHz帯のFPUの周波数帯域を共用(初め4CH帯、次に2CH帯)していることで、同じ場所や近接で同時に使用すると混信・障害が起こる。これを防ぐにはそれぞれの機器の使用者相互間で運用調整を図る必要が起こり、個々のA型ラジオマイク利用者がFPUの使用者である放送事業者と混信・障害を避けるための「運用協定」をお互いに結ばなければならないことになりました。
 この煩わしさをお互いに避けるため、特定ラジオマイク利用者連盟を平成2年7月に設立して、日本放送協会、(社)日本民間放送連盟の3者による構成で「FPU・ラジオマイク運用連絡協議会」を設立し(これは従来から、日本放送協会及び民放テレビ各社はFPU相互間の運用調整のために運用協定を結んでいたが、新たに特定ラジオマイク利用者連盟を加えた)A型ラジオマイク運用の為の「運用協定」を結んで運用調整連絡対応の一元化を図ると共にA型ラジオマイク利用者相互間の運用調整連絡も図る事になりました。
 この運用調整連絡業務のために、A型ラジオマイクの無線局の免許申請する時には特ラ連の会員であること、そしてA型ラジオマイク運用時には必ず連絡表を特ラ連に提出する事になりました。
 また、会員同士と放送局(放送局の場合はFPUの使用時と屋外でA型ラジオマイク使用する時)の3者間の障害・混信の未然防止のために屋内・屋外を問わず、決められた条件に照らし合わせて、放送局も含めた会員同士間の運用調整業務を実施して、障害・混信の恐れがある時にはお互い宛に調整連絡表をFAXでお知らせしています。
 この調整業務のため、会員・放送局(放送局の場合はFPUの使用時と屋外でA型ラジオマイク使用する時)の皆様には、事前にA型ラジオマイク、FPUを運用するに当たって、決められた書式に従って(書式については、当連盟のホームページからダウンロードしていただきたいと思います)記入して、現在はFAXで連絡をいただいております。ご協力よろしくお願いします。(ネットでの連絡を希望される方もおりますが、近い将来にはウィルス、セキュリティーなどの対策を完全にしてから早い時点で移行したいと考えています。その時には、今の書式を活かす方向で実現したいと考えています)
 A型ラジオマイクと言う無線局を運用するには、まずは電波法にも記されていますが、受信機で送信したい周波数が使用されていないことを確認して、電波を発射することが大原則になっています。合わせて、お互いに譲り合って運用することが原点となっています。

さて、連絡表についてですが
 A型ラジオマイクを使用することになりましたら、事前に決められた書式に従って、必要事項を漏れなく記入した連絡表をFAXで特ラ連に提出していただきたいと思います。
 この記入要項については、会員に成られた時に特ラ連からお渡ししていますが、見当たらないなどありましたら、ご連絡いただければ、メール、FAXなどでお送りしたいと思います。また前述のようにホームページからのダウンロードも可能です。
 記入の原点は、運用調整業務を間違いなく対応、処理するために必要不可欠の連絡表です。
 運用調整業務を迅速確実に対応するため、運用調整距離(電波の到達距離等)の判断はコンピュータ化し、位置はGPS(緯度経度方式)を採用しています。この機能を間違いなく活かすために、決められた項目に間違いなく、記述は丁寧に(鉛筆で言うと2Bの濃さで)記入していただきたいとお願いします。
 記述の項目漏れ、判読がし難い記述等ありますと、担当者に問い合わせる事になり、現場のみなさんにもご迷惑をおかけし、手間と時間が掛かりますので、ご協力よろしくお願いします。

<<pre <index> next>>