2016年3月1日 第149号  前 目次 次
運用連絡票 新フォーマットの記入の仕方について

はじめに

周波数移行も進み、新周波数帯での運用が本格化してからほぼ一年が経過しましたが、今までの流れのなかで新周波数帯 運用連絡票への記入に関してのお願いと必要事項のポイントを改めて確認してみたいと思います。

チェックポイント!

  1. 現地担当者メールアドレスの記載をご確認ください。
  2. GB(ガードバンド)710~711MHz  TVWS52chが使用可能な施設であるかの事前確認をお願いします。
  3. TVWSとラジオマイク専用帯、両方に掛かる実運用数の把握
  4. TVWS運用予定チャンネルを記入してください。
  5. チャンネルリスト留意事項などに関する事柄

新周波数帯 運用連絡票の改善について ( Type A )

  1. 新たな運用連絡のための統合DBシステムに於いては混信判定後の運用連絡は従来のFAXに代わりe-mail がメインとなりましたので、「現地担当者にもメールで知らせる」と改めました。
  2. 地上波デジタル放送とのガードバンドである710-711MHzの運用に関しては留意事項を記載しました。
  3. ラジオマイク専用帯711-714MHz(53ch)、TVWS帯、両方を出力できる送信機で現場の状況により帯域を使い分けしたい場合には、両方の周波数を使用するにマークし、運用局数をTVWSの欄に記入してください。
    実際に運用される局数を明確にすることが、求められています。
  4. WS使用チャンネルの記入欄を拡大し、日付けごとに分かりやすくしました。
    運用を予定するTVWSのTVchをご記入ください。
    周波数は運用される帯域幅+予備程度にて周波数は占有しないようお願い致します。
    (記入欄には、周波数を記入しないでください。)
  5. メモ欄を大きくしました、チャンネルリストに関する留意事項や運用される施設について、機材の種別や、その他申し送り事項などにも ご活用ください。

( Type A )




新フォーマットのダウンロードについて
特ラ機構のホームページよりダウンロードして、お使い下さい。
また、ツアー用に便利なType B もご活用ください。
送信先アドレス rm-unyo@radiomic.org
尚、送信時にはpdfファイル化を推奨しております。

運用調整連絡票の解説

  • 1 ホワイトスペース(WS)について
    • 1) テレビチャンネル 13~52ch (470~710MHz)の帯域です。 (下表参照)
    • 2) 総務省発行のチャンネルリストに記載のない場所では使用できません。
    • 連絡票にはリスト上に記載された名称を施設名の欄に記入してください。
    • 3) 使用を希望するチャンネルをカンマ区切りで、WS使用チャンネルの欄に記入してください。
    • 4) アナログタイプの場合は10mW以下のみ使用可能です。
  • 2  710~714MHz(53ch)について
    • 1) 710~711MHzは地上波デジタル放送とのガードバンド(GB)です。
      チャンネルリストの52chが使用可能 な場合のみ、 この1MHzを使用できます。
    • 2) 711~714MHzは特定ラジオマイクの専用波です。免許地域内のどこでも使用が可能です。
    • 3) アナログタイプの場合は10mW以下のみ使用可能です。
    • 4) TVWSと710~714MHzの両方の周波数帯を使用する場合には「使用する」 に○を付け、 使用局数はTVWS枠内に記入してください。
  • 3 1.2GHzについて
    • 1) FPUや無線標定業務局(レーダー)との共用波です。
    • 2) アナログ、デジタルとも50mWまでの使用が可能です。
    • 3) 1.252~1.253GHzは特定小電力無線の帯域となっており使用できません。
  • 4 運用調整の依頼について
    • 1) 基本的にメールにより発信人の責任者(運用担当者)の方に連絡が入ります。
      従来からのFAXや、メール+FAX など、いずれかを選択し特ラ機構まで事前登録を行ってください。
    • 2) 「現地担当者にもメールで知らせる」を選択するとメールが送信されます。
      (メールアドレスを記入してください。)
    • 3) 運用調整のお願いをするメールには添付ファイルがあります
      現地担当者宛てのメールアドレスは添付ファイル(pdf)を受け取れるアドレスを記入してください。

記入方法

  • 1、新規、変更、キャンセルは必ず選択してください。
  • 2、屋内外は屋内か屋外を選びます。両方の場合は屋外にしてください。
  • 3、日時は西暦を用い"yyyy/mm/dd"とし、時間は24時間制、"hh:mm"で記入してください。
  • 4、連続使用はある時間から深夜作業等を含んで翌日または翌々日等の時間まで続けて使用する場合に "○"を付けてください。
  • 5、現地担当者の記入をお忘れなく。
TVWS
 
21 518 524 31 578 584 41 638 644 51 698 704
CH-Freq,(MHz) 22 524 530 32 584 590 42 644 650 52 704 710
13 470 476 23 530 536 33 590 596 43 650 656
14 476 482 24 536 542 34 596 602 44 656 662
15 482 488 25 542 548 35 602 608 45 662 668
16 488 494 26 548 554 36 608 614 46 668 674
17 494 500 27 554 560 37 614 620 47 674 680
18 500 506 28 560 566 38 620 626 48 680 686
19 506 512 29 566 572 39 626 632 49 686 692
20 512 518 30 572 578 40 632 638 50 692 698

前 目次 次