日 時 2015年7月8日~10日
場 所 千葉市美浜区ひび野 幕張メッセ
主 催 リード エグジビション ジャパン㈱
今年、第2回目となる ライブ&イベント産業展に会場視察として伺いました。
展示会場の視察に先がけて専門セミナーの一般社団法人コンサートプロモーターズ協会 専務理事 山本幸治氏による (テーマ ACPC最新データから紐解く、音楽ライブの未来と課題 )のセッションに参加しました。
講演の内容については、コンサートプロモーターズ協会設立の由来から、会員各社の生い立ち分析、ライブ・エンタティメント市場に於ける売上分析や地域分析、公演回数や入場者数の推移分析など, 特定ラジオマイクの統計値に類似する点も多く興味深い説明でした。
また、現状報告としては歴史あるホールや施設等の閉館やオリンピックに向けた施設改修など、コンサート会場確保の課題などがあり、さいごは オリンピックバレーボール会場に予定され、終了後はコンサート会場等への改修が検討される有明アリーナなどのお話しから、官民の相互協力を訴えておられました。
セミナー終了後 山本常務理事にご挨拶、約20年前 イヤモニターの制度化のおり 陳情書に署名をお願いしたことなどを覚えていて頂き、今後、周波数移行に於けるTVホワイトスペースチャンネルリストなどの諸問題や海外からの不法開設局を無くしていくことなど、コンサートプロモーターズ協会さんとも協力し合えたらとお話しさせて頂きました。
展示会場は昨年に引き続き、イベントに関係する多種多様なアイテムが一堂に会する場としての盛り上がりを見せ、ホール6の奥の方からは、B級グルメフェアでもおなじみの富士宮やきそばのソースの良い香りがあり、まさにお祭りムードが漂っていた。
はじめに周波数移行に関係して出展されている700MHz利用推進協会さんブースを訪ねたが、移行措置が着々と進んでいる感を受けた。
また、日本音響家協会さんのブースでは、期間中に開催されたマイクロフォンケーブルの早巻きコンテストの話題で盛り上がり、若手エンジニアさんたちのスゴ技に驚いた。
全体的にはプロジェクトマッピングをはじめとする大型映像系の迫力や4Kなどの高品位な画質などに目が向くが、工具や小物など現場でのお助けグッズなどもあり幅広い層をターゲットにした展示会にさらに発展していく予感がした。
(甲田)