今回は新理事の選任も行われ、新理事による第1回の理事会も開催されました。
1 総 会
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田中専務理事の司会で行われました。
出席者30名、委任状提出者188名で、規約27条の通常総会開催のための、正会員の1/10を超えており通常総会は成立しました。 |
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■理事長挨拶 |
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当連盟も間もなく20歳になりますが、特定ラジオマイクも安定してきたかに見えたのですが、諸事情波乱を含んでおります。実際に電波を利用したいという各方面からの動きが見えております。私どもの会員が所持する本数は、数で言えば非常に少なく、出力も小さい。出力が小さいということは、ともすると軽んじられる傾向にあります。
私どものマイクも間もなく1万本を超えると思われ、携帯電話に比べれば微々たるものでありますが、この1万本は、年間1億から2億の観客を楽しませるためには必需品であります。このような事実を踏まえ、私どもの仕事の有用性、社会的意義を見直しながら、今後の運営に対してサジェスションを頂ければ有り難いと思います。
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挨拶に立つ八幡理事長 |
総会会場 |
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第1号議案
平成18年度事業報告
平成18年末(平成19年3月31日現在)、会員数は787、会員の所持するA型ワイヤレスマイクは9,964本(イヤーモニターも含む)であります。放送事業者の所持分を併せますと優に2万本を超えていると思われます。当連盟事務局へ寄せられる運用連絡は1日平均201件を超えており、調整依頼も急増しております。
今年度は、全国の総合通信局との連携に主眼をおき、各地の総合通信局を事務局員が訪問し、担当の方々に特ラ連の業務内容を理解していただいております。
以下、各項目を記します。
1 会員数と所持マイク数の推移
2 運用連絡。調整関係
3 主業務である運用連絡に主眼をおいたシステムの開発
4 免許申請
5 情報収集と調査研究
6 第6回功績賞
7 理事会ならびに委員会
8 管理業務
9 平成18年度収支決算並びに監査報告
収支計算書、正味財産増減計算書、貸借対照表の内容については事務局より説明、監査報告は監事の金子、國枝両氏が報告、満場一致で可決されました。
第2号議案
平成18年度事業計画(案) 平成19年度は世界に先駆けてデジタル化したB型ワイヤレスマイクが9月頃製品化、そして販売可能となり、まさにデジタル・ワイヤレスマイクの幕開けの年になろうとしています。A型ワイヤレスマイクのデジタル化は、B型が先行するかたちになりましたが、その間にデジタル化に伴う諸問題を、関連する諸団体・機関などと連携し、実現にむけてのチャンスと捉えたい。
このような状況下にあり、事務局は時代の変革に柔軟に対処して、会員へのサービスに遺漏のないように努めたいと思います。
以下主要項目を記します。
1 会員数と所有本数
2 運用連絡・調整
3 免許申請
4 情報収集と調査研究
5 理事会・委員会
6 組織と管理
7 平成19年度 収支予算案
収支予算案は満場一致で承認されました。
第3号議案
会員のみなさんからいただいた信任投票の集計結果を選挙管理委員会委員長五味貞弘氏に発表していただき議事に入りました。結果、異議なく全員一致で可決承認されました。新理事名簿は別掲載としました。
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2 セミナー「移動通信と周波数割当」
講 師:特定ラジオマイク利用者連盟 理事長 八幡 泰彦
八幡理事長が長年携わってきました演劇の世界で、劇場におけるマイクロホンのありようを、ユーモラスにたっぷり語っていただきました。
詳細は9月号(98号)に掲載します。
講師の八幡理事長 |
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熱心に耳を傾ける会場の皆さん |
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3 懇親会
今回、総務省関東総合通信局から5名の方が参加されました。
無線通信部陸上第三課課長菅原健氏から、電波が過密なのでデジタル化して帯域を狭く、本数が多くとれるようにと、有効活用の方向にあります。ラジオマイクも10年くらいかけてデジタル化になるのではないかと思いますのでご協力をお願いします、とご挨拶をいただきました。
他にご参加された方は、陸上第三課上席電波検査官 森本幸男、陸上第三課チーフ電波検査官 中村透、放送部放送課チーフ企画監理官 田上健二、放送課企画監理官 中田伸二氏の四氏です。
乾杯の音頭は、当連盟理事の半田健一が行いました。 |
歓談する来場者の皆さん |
挨拶に立つ総務省関東総合通信局の菅原健氏 |
乾杯の音頭をとる半田氏 |
中締めの中野氏(日本ポストプロダクション協会 専務理事) |
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今回の選考は下記の要領で行いました。
日 時: |
19年4月6日 15時〜17時30分 |
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選考場所: |
特ラ連事務局 会議室 |
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出 席 者: |
金子委員長、八幡理事長、田中専務理事、飯田技術委員長、半田理事、 渡邉理事、大野事務局長 |
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欠 席 者: |
五味賛助委員長 |
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今回も募集に際しては、会員、関連団体、放送局等に幅広く呼びかけました。毎年のことながら、地方で活躍する人たちからの応募が少なく、是非ご参加願いたいところです。今年は、理事改選の時期であり、交代される理事に対して感謝状を贈ることにしました。
功績賞は長時間の討議の結果、以下のように決定しました。
功績賞については、下記の文言で盾を作成しました。
感謝状の贈呈式、並びに功績賞の表彰式を16時〜16時45分まで、同じ瑞祥の間で行いました。
功績賞の表彰式においては、金子審査委員長がひとりひとりに作品についての感想、また受賞者から制作時の苦労話などを語っていただきました。なお潟Cメージランドの内田さんは都合により欠席されました。
感謝状
株式会社 プロカム 殿
貴社は多年にわたり理事として当連盟の運営に貢献されました よってここに深く感謝の意を表します
株式会社 エキスプレス 殿
貴社は多年にわたり理事として当連盟の運営に貢献されました よってここに深く感謝の意を表します
大野 正夫 殿
あなたは長年にわたり当連盟の理事 事務局長として組織の整備 運用連絡業務また特ラ連レポートの編集長として連盟の発展に寄与されました よってここに感謝の意を表します
功績賞
1 特ラ連 功績賞
株式会社 イメージランド殿 受賞者 内田 丈也 殿
「スピカ雪の蝋燭能」
雪に映える能舞台に蝋燭を数百本灯し 演者に仕込んだワイヤレスマイクの確かなチャンネルプランによる夢幻の世界の創造は 観客の期待に十分応えました よってその技術を称え功績賞を贈ります
2 特ラ連 努力賞
長野朝日放送株式会社殿 受賞者 岩井 和久 殿
「みつめて! 信州生テレビ 2006」
年一度の信州の自然 人 祭りなどをテーマにした信州賛歌を 厳しい条件下にもかかわらず将来を見据えた7時間という長時間の5.1chサラウンドの生放送を成功させた努力を称えます
3 特ラ連 努力賞
株式会社 テレビ朝日殿 受賞者 為田あかね 殿
(協力 株式会社ロッコウプロモーション)
「Voice5 リターンズ」
アナウンサー総出演の朗読劇においてヘッドセット21波を使用し 44シーンという複雑な舞台を確かな香盤表をもとに成功させた技術を評価します
4 特ラ連 努力賞
株式会社 毎日放送殿 受賞者 上野 修嗣 殿
「一括管理!ワイヤレス受信機RFメーター(みたろー君)」
番組制作時多数のワイヤレスマイクの受信状況掌握のため RFレベルを16ドットの大型LEDで表示する方法を開発 同時に18台の視認を可能にし ミキサーの負担を軽減させた技術を評価します
5 特ラ連 功績賞
尚美学園大学大学院殿
受賞者 松本哲也 殿 小林雄途 殿
「サラウンド収録時におけるワイヤレス送受信機の利用法」
ワイヤレスとワイヤードのマイクポジション及び録音環境の研究の集大成として行われたクラシック音楽のサラウンド収録は立派な仕上がりで 今後の一層の研究に期待します
金子審査委員長は、特ラ連も功績賞は会員から数多く応募があってはじめて成立するものであります。しかし音をやっているTVとか映画、舞台関係の人たちはなかなか褒められるチャンスがないんです。そのようなことを含めて、日頃頑張っている現場の方々に賞を差し上げたい、そしてモノ作りの根性というものを若い人たちに伝えてあげたい。
来年は是非、ここに居られる方々の会社の現場の人たちの作品を応募していただきたいと思います。と締めくくられました。
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