| 2.パネルディスカッション 「デジタル化に何を望むか」 | 
                
                
                  | 司会 田中技術委員長 | 
                
                
                   パネラー:八幡理事長、田中技術委員長、飯田幹夫(ソニー株式会社)、志村明(有限会社スターテック) 
                   
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                  | 八幡理事長 | 
                
                
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                    A型ワイヤレスマイクの普及には目覚しいものがあり、安定度の高さで音声の収音には標準装備品となっている。また普及故にユーザーの希望も具体的になってきており、音質面においてはワイヤードとの馴染み、コンプリミッターの特性、チャンネル数とか、これらはデジタル技術で解決出来るものがあろうかと思う。 | 
                
                
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                  左から志村明氏、飯田幹夫氏、八幡理事長、田中技術委員長 | 
                
                
                  | 田中委員長 | 
                
                
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                   現在の特ラ連の会員が所有するA型ワイヤレスマイクは7,050本、放送局が約10,000本、稼動総本数が17,000本にもなる。波不足から運用・調整が煩雑をきわめているのが現状。このような時期に、ARIBへ松下電器産業からデジタルワイヤレスマイクシステムの提案があり、議論の結果、検討報告書にして提出し、デジタル化へ動きはじめた。 
                   OFDMの普及、それらとの整合性を考えると、ワイヤレスマイクのデジタル化は必須のものとなろう。ユーザーの要求を充分検討した上で進める必要があろう。 | 
                
                
                  | 飯田幹夫 | 
                
                
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                   デジタル化はまず伝送系が改善されるだろう。アナログとデジタルが混在して運用されるとなると、相互妨害干渉についての実験が必要と思う。双方の周波数帯が異なれば相互妨害は軽減できるだろうし、OFDMとの検討も必要で、デジタルはアナログに比較して相互妨害干渉が軽減されることに期待したい。 | 
                
                
                  | 志村明 | 
                
                
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                   コンサート業界においてはワイヤレスマイクは定着してきた。ミュージシャンの要求も増えてきている。30波使用というコンサートツアーもある。このようなことから慢性的波不足で頭が痛い。デジタル化によってチャンネルの増加、電波の安定性の向上、エリア拡大、音質の向上などが実現できればと思う。 | 
                
                 
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                  ディスカッション及び質疑の抜粋 
            	 ◆ 楽器そのもののデジタル化が進んでいる 
            	 ◆ デジタルは専用波がもらえないだろうか 
            	 ◆ 製品の互換性はなんとかならないか 
            	 ◆ 質問:デジタルでチャンネル数は増えるのか 
           	 ◆ 答:今日のテスト機では同数はとれるでしょう 
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               アンケートを来場者全員にお願いしましたが、集計が間に合わず、結果は次号に掲載予定です。
  
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