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6月21日から23日まで、 東京池袋サンシャインシティ文化会館において、『PAS2000 プロオーディオ総合機器展2000』 が開催された。今回で21回をむかえるこの催しは、特に音響を中心としたプロ現場において使用する機材をメインに、2年ごとに開かれる展示会である。 今回は初めての試みとして、ワークショップをサンシャイン劇場にて三日間、内容を変えて行った。各主催団体がテーマを決めてそれぞれ最前線の音を披露する方法は、説得力がありアピール度が高かったように思う。三日間ともおおむね好評で、用意したパンフレットが足りなくなる日もあったようだ。各ブースは、やはりディジタル機器の展示が主だったが、画像編集を、サラウンド音響効果を伴ったシステムでアピールしているブースに、人が集まっていた。 その他、この5月に、イヤーモニター用ラジオマイクが電波法で認められてからの免許取得第一号機が展示されていたのも印象に残った。フリーマーケットコーナーではディジタル機器が多く並べられており、テープレコーダー等の記録媒体がみつからなかったのは、 いよいよもってアナログ時代の終焉か。 また、最近話題になっている、劇場等での携帯電話の着信抑制装置が展示されており目をひいた。モラルだけでは解決できないため、電波を電波で抑制するというのがこの装置であるが、運用するには免許の取得が必要である。なお、これについては、着信音を利用して警告を発する装置を開発したほうが、電波環境への影響が少ないのではという人もいて、今後、おもしろくなる分野かもしれない。 |