あけましておめでとうございます。
毎年のように今年は、今年こそは飛躍の年にしたいと思いつつ年を重ねてきましたが、今年は当連盟としては思いもかけず正念場を迎えることになりました。
20年ほど前に玩具の域を出ることは到底出来ないと云われたままスタートしたワイヤレスマイクですが、その後は連盟員、メーカー諸氏の弛まざるご協力と励まし、現場からの貴重なご意見を頂きながら、現在では放送や映像制作、モーターショウなどのイベント、大規模のコンサート、劇場(殊にミュージカル)では欠かすことのできないものとなりました。
メーカー各社の技術面における努力、当連盟を通しての助力、総務省の制度面でのバックアップ等数えることが出来ない程でした。
設立以来数多くの難関を乗り越えてできた私たちの足跡は輝かしく、誇る事に値するものだと思います。
私たちの得たものは、クリアな電波空間ではその空間に応じた出力で充分である事や、そのための品質を手にすることが可能であること、互いを理解し信じあうことが運用プログラムをスムーズに組めること(そのために何らかの条件付与は将来必要になるでしょうが)などがあります。
新しい環境には新しい知恵が、新しい運用には新しい運用技術が必要になるでしょう。
私たちの眼前には新しい地平が展開するであろうことを信じて、新年をむかえたいと存じます。