特定ラジオマイクは、現行の周波数からホワイトスペース等の他周波数へ移行します。周波数移行に関する最新情報や用語解説、会員からの疑問などを紹介するコーナーです。
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認定開設者とは、特定ラジオマイクが現在使用している周波数から移行した後、その跡地である周波数を使って携帯電話の基地局を開設できる携帯電話事業者のことです。
具体的には、イー・アクセス株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社の4者です。
携帯電話の基地局を新たに開設するには、開設計画を総務省に申請する必要があり、さらに総務大臣から認定される必要があります。そのため“認定開設者”と呼ばれているわけです。
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特定ラジオマイクが現行周波数(770〜806MHz)から移行先である“ホワイトスペース”や1.2GHz帯等に移行するにあたって、送信機や受信機、アンテナ、アンテナケーブル等の交換が必要になると考えられます。現行の特定ラジオマイク機器から新周波数に対応するものへ交換するには多くの費用がかかり、特定ラジオマイクのユーザーにとって大きな負担となります。
そこで、周波数移行に必要なこれらの費用を認定開設者が負担することによって、できるだけ速やかに移行を促そうというのが「終了促進措置」です。その内容は主に費用負担となりますが、その他の移行に必要な措置も含まれています。
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認定開設者である4者(イー・アクセス株式会社、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ、KDDI株式会社、沖縄セルラー電話株式会社)は、「終了促進措置」を共同で行うことに合意しました。その詳しい内容については、下記Webサイトなどから確認することができます。終了促進措置のスケジュールや進め方など、会員の皆様には知っておいて頂きたい情報が掲載されておりますので、ぜひご覧下さい。
終了促進措置による費用負担の内容や方法などは、会員の皆様(免許人)と認定開設者との個別交渉となりますので、今後の情報に十分注意して下さい。
●株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 「700MHz周波数移行に関する情報」
(石川)