Q33: |
調整費とはどういうものか |
調整費とは請求書等に表示される場合は『運用調整費』です。
運用調整費は | 固定1本 1,200円/年 (1ヶ月100円) |
移動1本 3,600円/年 (1ヶ月300円)
をご負担いただいています。 |
何のための費用かといいますと
放送局のFPU周波数帯の一部がA型ラジオマイクと共有しているので「FPU・ラジオマイク運用連絡協議会」の協定に則り、電波干渉を未然に防ぐ「運用連絡調整業務」を行う必要があります。
特ラ連が全国唯一のセンターとなり、全国の放送局の運用連絡と会員社からの運用連絡情報をまとめ、電波干渉の可能性がある当事者に注意喚起、打合せの依頼連絡を出しています。この一連の作業が運用連絡調整業務です。
又、このシステムは同時に会員社同士の運用に適用され、電波干渉の可能性がある全ての会員社に注意喚起、打合せの依頼連絡を出しています。
以上の流れの中で発生する通信費、消耗品費等が 運用調整費 です。
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運用調整費は「チャンネルプラン」制作費ではありません。
又、「使用周波数を特定」する費用でもありません。
特別な状況(ガイドラインが定める同施設・多社・多数本同時使用)を除き、A型ラジオマイクは運用者主体の話し合いで運用されます。
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Q34: |
特ラ連の年会費など含めて年間いくらかかるか |
まず、特ラ連が定めている費用又総務省関係の下記料金表をご覧ください。
NO | 項 目 | 単位 | 金額 | 納入先 |
1. | 入 会 金 | 1加入 | 20,000円 | 特ラ連 |
2. | 年 会 費 | 1加入/年 | 48,000円 | 〃 |
3. | 運用調整費 | 固定/年 | 1,200円 | 〃 |
移動/年 | 3,600円 | 〃 |
4. | 免許申請書類等取扱費 | 1本 | 5,000円 | 〃 |
5. | 新設免許申請手数料(印紙) | 1本 | 3,550円 | 総務省 |
6. | 免許変更申請書類等取扱費 | 1本 | 2,500円 | 特ラ連 |
7. | 再免許申請書類取扱費 | 基本料 | 2,000円 | 〃 |
1本 | 500円 | 〃 |
8. | 再免許申請手数料(印紙) | 1本 | 1,950円 | 総務省 |
表1
上記の表のうち、特ラ連に加入し運用調整を受けるための年間必要経費は、連盟運営費(年会費)と運用調整費、そして総務省に納める電波利用料です。(表1参照)
連盟に対して必要な費用は 年会費 + 運用調整費 なので
固定の施設で10本のマイクを保有している場合
48,000 + (1,200×10) = 60,000円(例1)
移動会員が10本保有している場合には
48,000 + (3,600×10) = 84,000円(例2) になります。
年間費用としてこの他に必要なのが総務省に納める電波利用料です。(表2参照)
下記の電波利用料金表をご覧ください。 単位:年
a. | 周波数幅6MHz以下 AH(AXH)帯専用、AL(AXL)帯専用が該当 | 400円 |
b. | 周波数幅6MHzを超え15MHz以下のもの 2帯あるいは4帯 | 600円 |
c. | 周波数幅15MHzを超え30MHz以下のもの 2/4帯 | 1,300円 |
表2
例1の会員が保有しているマイクが4帯(b.)の場合
連盟60,000 + 総務省(600×10) = 66,000円(例3)
例2の会員が保有しているマイクが2/4帯(c.)の場合
連盟84,000 + 総務省(1,300×10) = 97,000円(例4)になります。
特ラ連の年間必要経費は毎年4月にご請求させて頂きます。
電波利用料は総務省からの請求になります。
以上の年間費用の他、保有するマイクの有効期限が切れる前年には<再免許申請関係費用>も発生しますので準備が必要です。
※予算で運営されている会員には、次年度分の必要経費を予算書として送っています。
(木村)
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