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会 期 |
11月19日(水)〜21日(金)3日間 |
会 場 |
幕張メッセ 展示ホール2〜8/国際会議場 |
主 催 |
社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA) |
出展社 |
781社 過去最多
小間数 1,968小間 |
入場者 |
3日間 35,715人 過去最多
(Inter BEE 公式Websiteによる) |
(特ラ連へのワイヤレスマイク使用
申請数 15社 2帯×11、4帯×14、2/4帯×12) |
次回開催 「Inter BEE 2009」は2009年11月18日(水)〜20日(金) |
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米国ではTVのアナログ停波まで100日弱とせまり、コンバータ購入のための割引クーポンを発行していますが、利用度はいまいちとのこと。英国ではスイッチオーバー(アナログからデジタル放送へ切り替える)作業中です。ドイツでは終了と聞きました。
さて、日本では2011年までに地上波デジタルへ完全移行ですが、CEATEC JAPANの折にはメーカー側の視聴者へのサービスの準備は完了かと思われましたが、放送する側はどうなのかいささか心配です。そんなことを頭のすみで考えながら会場をみて回りました。
昨年は地球規模の一大イベント、北京オリンピックの前なので活気がありましたが、今年は思いなしかひっそり感がありました。
毎年繰り返される新製品の紹介PRの場をぬい、各ブースをまわり、友人、知人の安否を確認している人たちが目立ちます。社交の場として利用している人たちが多いのも事実、いかにも日本的な雰囲気です。
今年から照明機器の展示が加わりました。なぜ今までなかったのか不思議です。わたしの思い違いではないと思いますが。
プロオーディオ部門は昨年と同じ2,3ホールで、2ホールにプロライティング部門が参加しており、従ってオーディオ部門は狭くなっていました。
3ホールの正面のヒビノブースへ行ってみました。ヘビームーンとスチューダージャパンが同居しているのには驚きました。ヒビノグループとして3社共同出展とのことでした。
ヘビームーンの社名の由来はご存知ですか?思いつき(重い月)でつけた社名だと、創立当時きいたことがあります。どなたか確認してみてください。
そういえばむかしno name(名無し)をひっくりかえしたemanonエマノンというジャズバンドがありました。関係ないか。 閑話休題。
ヒビノのシュアの展示コーナーには現場の真っ只中にいると思われる若者たちが多かった。応対に担当者は大わらわでした。
オタリテックのトランティックコーナーも人気のあるところ。
タムラ製作所が、デジタルのB帯を展示。スタイリングなど長年の経験が生かされ見事であり、やや重めのトランスミッターは持ってみると安心感が伝わってくる。おなじみのデジタルインカムも隣に展示され、ベテランの担当者が説明していました。
ドリームは、D-Link System(フラットパネル・スピーカ、4chデジタルパワーアンプ等の出力系統合管理システム)を映像を見せながら解説していました。
ゼネラル通商の、アメリカでは超有名なLectrosonicsのワイヤレスマイクを見た。トランスミッターの電源のON/OFFはいつも頭を悩ます問題。これを技術者の手元のコントローラーで行うという、グッドアイデアである。現場では誰でも一度は思いつくのだが、実行するところが素晴らしい。これなど現場の声の反映だろうか。それとMiproを展示していましたが、デジタルのB帯も発売するらしい。
エレクトリのブースでは、むかしお世話になったノイマンのマイクが多数展示されていました。ノイマン社の創立80周年を記念して、ジョージ・ノイマンの肖像のエンブレムが付いたTLM67があった。これはかつてのマイク、U67のカプセルを使用しています。私としてはテレフンケンマーク入りのU47がノイマンの名マイクと思いますが。なつかしいKMシリーズが数本展示されていました。
映像部門では、パナソニックが「Advanced AVC World〜HD solution with eco
ideas〜」のコンセプトのもとで展示。P2HDカメラレコーダー等を使った作品の、各種アワードの受賞者の話に人気が集中していました。受賞者はやる気まんまんの若い映像人たちです。
NEC Voice Graphy ニュース等に入るスーパーインポーズは時間との勝負なのに手間のかかる代名詞のようなもの。これを音声認識させてスーパーインポーズするシステムで、まだ問題はあるが、相当スピードアップしたそうです。
ソニーでは、話題の超薄型有機ELテレビの27型のプロトタイプが展示されていました。話題の「まめカム」HXR-MC1の人気はすごい。メモリー記録型AVCHD
カメラで、ヘルメットに小さなカメラユニットを載せて操作していた。これはフルHD、10倍ズーム、ステレオマイク付きです。いずれプロも使うようになりましょうか。 |
取材:大野 |
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