<<PRE | <index> |
|
|
|
|
編集後記 |
映画「山桜」 今年も藤沢周平の作品が映画化された。毎年一作くらいのペースのようだ。今回も東北の小藩、海坂藩の下級武士の話である。この「山桜」はあまりよい出来とは思えない。役者の科白が下手だ。科白の長い間合いの処理、その間(ま)の役者の表情の乏しさ、無音の間合いを随所に作ってなにを表現したいのか分からない。もっと藤沢作品を読むべきではないか。小津作品を取り違えるのと類似か。 |
大野
|
<<PRE | <index> |