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特定ラジオマイク利用者連盟殿からの感謝状拝受にあたって

(社)日本自動車工業会 モーターショー室長  岡 雅夫
 この度は感謝状を賜りあらためて御礼申し上げます。特定ラジオマイク利用者連盟関係各位のご努力により、実に180波を超える膨大な数のワイヤレスマイクが混信することなく運用され、ご来場のお客様並びに出品者各位にもご迷惑をお掛けせずに終了することができました。さて、次回の東京モーターショーですが、新・総合ショーとして「乗用車、商用車、二輪車、車体、部品・機械器具」などの全てのカテゴリーが「幕張メッセ」に集結します。一般公開は2007年10月27日から11月11日までの16日間、ショーのテーマは「世界に、未来に、ニュースです。(英文:Catch the News, Touch the future.)」とし、「環境や安全はもとより、生活に多彩な楽しみや感動を与えてくれる、わくわく・ドキドキするクルマに出会える場」という思いを込めています。次回も、ご来場されるお客様にとって楽しく快適なショー環境となるよう努力して参りますので、今後ともご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

株式会社 幕張メッセ 施設課  主任  市川 祥弘
 まず、この度、感謝状をいただきましたことに関して御礼申し上げます。当初このお話を頂いたときには、幕張メッセで開催される展示会・イベント・コンサート等について常日頃より運用調整にご尽力いただいている特ラ連の皆様に対し、私どもの方から感謝状を贈らなければならないのではと思い、ちょっと複雑な気持でありました。
 特に昨年度の「東京モーターショー」では最多のワイヤレスマイク使用本数にも関わらず、特ラ連の皆様の見事な運用調整によって、無事会期を終了することができたのだと思っております。
 近年ではワイヤレスマイクはイベント等において演出上、重要はアイテムになっており、混信等があってはならないものであります。特ラ連の皆様には今後とも幕張メッセで開催されるイベント等に対するご支援をお願い致したいと思います。


株式会社 テレビ朝日技術局 制作技術センター  阿部 健彦
 放送・舞台において、ワイヤレスマイクは無くてはならない必須アイテムです。加えてこの数年イヤモニを使用するアーティストが増えてきており、何組もの出演者が一同に介す番組では、プランニングに頭を悩ます場面が増えてきました。今回功績賞をいただいた「ミュージックステーション・スーパーライブ」には、客席内に設けられた回廊があり、多くの出演者がそこで唄うのですが、フットモニターをばら撒くにも限界があり、イヤモニの力に頼らざるを得ない状況です。SR・モニターを担当していただいた株式会社ロッコウプロモーションさんの協力もあり、4時間超の生放送をトラブルなく無事に終えることができました。ただ、限られたチャンネル数で、多くの出演者のボーカルマイクを優先してプランニングを行い、物理的にイヤモニが使用できない状況もあり、イヤモニへの新たな周波数帯域の割り当てを期待したいところではあります。
 最後に、このような賞を頂いたお礼を申し上げるとともに、引き続きルールに則った電波の運用を行って参ります。

新国立劇場音響課中劇場チーフ 上田 好生
 このたび功績賞を頂戴した「舞台技術スタッフのための共通基盤研修」は、音響・装置・照明などすべてのセクションが、試行錯誤して作品を作り上げてゆく過程そのものを見せるという趣旨のものでした。舞台上で起きていることを、イヤホンガイドとPAという二つの方法を組み合わせて解説し、かつ突発的な質疑にも対応しながら、作品自体のSE再生やワイヤレスマイクを使用したPAをも同時に行いました。
 この賞を受賞することができたのは、二日間という限られた時間のなか、三つの異なる作品を作り上げ、その進行に併せてシステムを柔軟に運用したスタッフワークに負うところが大きいと思います。
 今後、ワイヤレスシステムの進歩と共に、運用技術もより確かなものにしてゆきたいと思っている我々にとって、今回の受賞は大きな励みになりました。ありがとうございました。
              
NHKテクニカルサービス 総合技術センター 制作技術 音声  四倉 美沙子
 受賞させていただいた「サンデーミュージック ザ・少年倶楽部」の番組制作での音声業務は、授賞式でもお話があったように、演出、出演者、そしてPA担当のトゥ・ミックスの協力がなくては成立しないと感じております。 観客がジャニーズJrのライブを見ているような、ライブ感のある収録を行うためにも、音声は演出と協力し、40人を超える出演者にワイヤレスマイク20波を確実に渡す必要があり、それ以上にPAによる観客を盛り上げる技術も番組には欠かせない重要なファクターとなっています。NHKホールに集まった三千人の観客の「熱気・出演者との一体感」を、テレビを通して伝えられたらと考え、番組制作に努めています。
今回受賞出来たことを非常に嬉しく思いますし、スタッフ全員が喜んでいます。今後も今回の受賞を励みに一層協力しあい、番組を盛り上げていきたいと心を新たにしています。


災害用中継自転車 “りんりん号”

NHK名古屋放送局 青山哲也
 これは災害時などにアナウンサーが一人で簡単に現場からラジオ中継できるワイドバンドラジオマイクを搭載した『中継用自転車』です。
 この自転車を思いついたのは、阪神・淡路大震災の災害現場でラジオ中継をした時でした。道路はひび割れ寸断されて、普通車のラジオカーでは通行できないところが随分ありました。被災した地元の人に役立つ情報が現場近くにあるのに放送が出せない。もっと手軽にラジオ中継が出来ないかと考えついたのがこの自転車です。予想以上に部内からは好評で名古屋局では市内各所からのラジオ中継に活躍している他、毎月の地震災害訓練時にはアナウンサーがリポートで使用しています。 昨年は万博会場から、3時間のラジオ特番でも使用し会場内6カ所から移動して生中継しました。また昨年10月津局での民放との共同制作番組『FM防災特集』などでも使用していただきました。このまま災害で使う機会がなければ最良と願っています。

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