<<PRE <index> NEXT>>
  開催日程 : 平成16年11月2日(招待日)〜7日
  開催場所 : 幕張メッセ 展示ホール1〜8 会議場
 第38回東京モーターショーは、豊富な機種とバリエーションを揃えた展示、商用車に抱く大気汚染や環境負荷のイメージを変える先端技術、身体障害者や高齢者にやさしい福祉車両の展示、各シンポジウム等、社会的な関心を強く集める開催内容になりました。来場者はビジネスフィールドにとどまらず、女性、家族連れ、又参加・体験型イベントでさらに入場者を増やし、従来の商用車ショーには見られなかった賑わいと歓声を集めました。入場者総数は24万8,600人。前回、又主催者側の見込みも上回る盛況ぶりでした。
チャンネルプラン報告
 9月29日に自工会主催の「モーターショーキックオフミーティング」に招かれ、第38回の東京モーターショーの概要説明を受けました。モーターショーの運営は今回システムチェンジがあり、A型WLに関しては、連絡窓口が開催施設、(株)日本コンベンションセンター扱いになりました。第37回モーターショーの際、自工会と特ラ連事務局が情報をリアルタイムに共有できるシステムの提供があり、今回そのシステムが更にレベルアップ、自工会、コンベンションセンター、特ラ連事務局が情報を共有管理しました。
前述の通り、多様な展示とイベントには、最新モデルのアピールや先端技術説明のため多くのA型WLが運用され、商用車展示会の運用本数としての記録をつくりました(表1参照)。開催前、運用が多社に及ぶことを見込み、先に定めた多社近接同時使用時のガイドラインにそって、チャンネルプラン作成にいたりました(図1)。
運用連絡の出足が早く、情報は早めの整理ができました。チャンネルプランガイドラインの浸透が未だ浅いため、幹事社の選出や運用調整会議は開催せず、事務局が代行しました。チャンネルプラン作成のための委任状も素早く整い、皆様のご協力のお陰でリハーサル前に全ての運用会社に使用周波数をお知らせし、開催中の運用本数増にも速やかに対応する事ができました。
 今回、日本コンベンションセンターのご協力を得て、リハーサル日にスペアナ、受信機、送信機を持ち込み電波チェックを行いました。スペアナではA型WLの電波受信像は弱いものの、電波の存在が目で確認でき、その周波数を受信機で確認し、配分されたものかどうかの作業を繰り返しました。又マイクを握ってホール中を歩き、音としてどの程度受信するかというテストも行いました。幕張メッセの展示場1〜3ホール、4〜6ホール、7〜8ホール内では確実に電波が飛び、音声としてはっきり拾えました。又建物を横切る通路を挟んでも、直線ではかなりの距離で音声が拾えます。多数本を同時に使用する場合の運用調整の大切さを再認識しました。
今回、(社)日本自動車工業会、(株)日本コンベンションセンター、放送局、各方面のご協力がありましたお陰で大過無くこのイベントを終える事ができました。厚く御礼申しあげます。
又運用会社の窓口担当者、現場技術者の皆様、お疲れ様でした。ご協力に感謝申しあげます。                                 (木村)
H ブース 帯域
2帯 4帯 2/4帯
西 マツダ - 4 -
スバル - - 5
ホンダ 5 - -
スズキ 2 - -
ボッシュ - 1 -
ブリジストン - 3 -
横浜ゴム 2 - -
DUNLOP 2 - -
国土交通省
技術企画課
2 - -
通路野外ステージ 4 - -

ダイハツ 4 8 -
トヨタ 4 - -
日野 4 - -
日産 1 - -
東急車輛 - 1 -
富士車輌 - 1 -
小平産業 - 3 -
車体工業会 - 2 -
極東開発 - 1 -
関東自動車工業 - 1 -
三菱ふそう - 4 -
日産 6 5 -
日産ディーゼル 3 2 -
いすゞ - 6 -
小計 39 42 5
合計 88

表1:運用本数明細表



図1:周波数配分の流れ
<<PRE <index> NEXT>>