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第4回
日 時 平成16年2月23日 午後3時〜5時 場 所 NHK青山荘 「銀杏の間」
出席者 22名(特ラ連企画委員、事務局含む)

 第4回の懇談会の呼びかけにNHK、民放在京5社、民放連と多数の方々のご出席をいただき、放送局と特ラ連の関係を図にした資料等をもとに会議を開きました。初めて参加された方もおり基本的な業務の説明も加えました。お互いの立場を尊重し合いながらざっくばらんの意見交換ができるようになり、意義ある懇談会であったことを報告します。
最近の運用連絡の実状
(1) FPU、特定ラジオマイクの運用連絡と調整依頼
連絡方法として、全国9ケ所にある幹事局を通しての特ラ連の事務局へのFAX、メール連絡に対して、どのように対処しているか、を説明。
運用連絡内容として、放送局名、日時、運用場所、担当者名、連絡先の記入、FPU1,2,3,4ch、2帯4帯すべての運用について連絡をいただく。
検索と連絡として、上記の全ての情報をパソコンに入力して、会員の運用する2帯、4帯とのバッティングの有無の確認、検索は距離を計算して行う。
(2) 放送局の自局圏外での運用
 幹事局から、または直接連絡があった場合、当該の幹事局へ連絡していることを説明。
(3) イベントでの運用と調整依頼連絡
 多数の2帯、4帯を使用の場合、チャンネルプランの一覧表を各放送局へ送り、運用状況を理解していただき、取材等は現場での打ち合わせ、また2帯、4帯の運用の自粛をお願いする場合もある、と説明。
運用連絡年報
 15年1月〜12月までの会員、放送局の2帯・4帯の使用本数、及びFPUの使用本数、ならびに調整連絡発信数を、首都圏と全国に分類した表をもとに説明しました。
全国集計:
会員からの連絡 50,369件 放送局からの連絡 3,782件
放送局からのFPU使用連絡 1,071件 調整連絡発信数 一般 64,316件
調整連絡発信数 キー局 3,915件
放送局からの要望、及びマラソンに関する問題点等について
特ラ連 (以下 と記す):日頃お送りしている会員の屋外連絡などで、問題はありませんか。
放送局 (以下 と記す):特に問題はありません。
特: 圏外の放送局から関東でワイヤレスマイクを使うという連絡があった場合、放送局さん同士で連絡がついているのかどうか、迷うことがありますが、特ラ連の会員に危険がありそうな場合は会員に知らせるんですが、幹事局さんへもお知らせしたほうがよいですか。
放: そのようなケースはわれわれは把握しておりませんので、連絡頂けるとあり難いです。
特: FPUの場合はいかがですか。
放: それは大丈夫です。幹事局どうしで連絡していますから。それと系列で連絡をとっています。
特: 近年各地でのマラソン中継が盛んで、各放送局さんからコース図を頂戴しているんですが、FAXですと見えにくく、機会がありましたら各局さんにご協力願えればと思っております(この懇談会の数日後、さっそくフジテレビさんから詳しいコース図を送っていただきました。有難うございました)。
 また、FPUの1ch〜4chまで使用とご連絡をいただきますが、コース上を移動するものと、出発点やゴールで固定でお使いになることが前もって分かっていると有り難いですね。 4ch全部を移動で使用すると解釈しますと、沿線の施設への連絡が相当増えると思います。
 特に、東京の場合ですと、日比谷通りはマラソン銀座とでも言いましょうか、会員の数も多く、12〜3ヶ所の連絡になろうかと思います。
 このようなわけで、ch数が少なければそれだけ連絡調整が減ることになります。
放1: 4波使うことが多いですね。しかし、特ラ連さんから連絡をいただくと1つ1つ連絡して確認はとっております。
放2: うちも4波使うようになっていて、1波だけ空けるというのは不可能かと思いますね。
放3: うちも同様ですね。電波テスト等は影響を与えない時間帯にやり、日比谷通りでは停波したりするところもあります。
特: 以前、信じられないようなトラブルがありました。2帯全体に突然ノイズが乗り、使用不可能ということがありました。9MHz全体となると思い浮かぶのはOFDMなんですが、その日は周辺でのFPUの使用連絡は来ていませんでしたし、結局原因不明でした。
放4: 出雲での駅伝中継の時、ある方向だけ800の4帯でなにか出ているということがあり、 指向性をもったアンテナで受けたんですが、そこだけどうしても受からない。スペアナで調べたところ、家庭のUHFのアンテナについているブースターが発信していた、ということがありました。ブースターのゲインはいっぱいになっていたんですね。そこでおばあちゃんに事情を話してこちらで交換させてもらい、一件落着しました。
特: 思わぬ伏兵ですね。

 紙面の都合上、ここまでですが、回を重ねるごとにお互い本音で話し合えるようになり、トラブルを事前に防ぐためには、この懇談会は欠かせないと思います。
(まとめ大野)
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