平成25年度第2回理事会

1.日 時 平成25年08月07日(水) (午後3時00分〜4時45分)
2.場 所 「中野サンプラザ」 6階「フラワールーム」
3.出席者 (会長・理事・監事総数22名)
(出  席) 八幡泰彦、石橋 透、伊藤 博、太田洋世(小間新五)、小野良行、北口紀雄、 小松 誠、杉藤芳明、田中章夫、津田浩之、出口忠夫、西澤勝之、則行正信、 橋本喜代志、橋本秀幸、吉田廣嗣、渡邉邦男。
金子 孝、國枝義久(監事)。
(委任出席) 金光浩昭、小俣公洋、鈴木久利。
4.議 題
 議事開始の冒頭、八幡会長よりご挨拶があった。「理事長を中心に事務局は多忙を極めてご苦労さんです。これからも難問が絶えないと思いますが、理事の皆さんと力を合わせて、会員のニーズに応えて下さい。」
(1)運用連絡と調整の近況について
別紙により報告を受ける。(別項目参照)
(2)「特ラ連レポート」
 133号は6月28日に発送ずみ。特別号(周波数移行に伴うQ&A)は8月上旬に発送ずみ。
 134号は8月下旬の発送予定です。
 主な内容は、功績賞舞台部門で、審査委員奨励賞を受賞された、(学)尚美学園大学FAKE UNIT 角田 花菜子氏の記事など。ちょっとブレイクは武藤一郎事務局職員にお願いしました。
(3)各委員会報告
@ 編集委員会
 第38回編集委員会は、平成25年7月29日(月)当連盟事務局において 開催されました。出席者は7名でした。周波数移行Q&Aは、特別号にもれた 項目や、補償措置にともなう租税関係について掲載する予定としました。
A 功績賞委員会
(a)
第13回功績賞審査委員会は平成25年5月7日(火)潟Gス・シー・ア ライアンス Aスタジオで8名の参加により各賞を決定しました。
  受賞作品は以下の皆様の作品です。
学生
部門
審査員
奨励賞
「思い出の上福岡キャンパス」
尚美学園大学 FAKE UNIT有志 氏
学生
部門
努力賞 「正義の味方 女子高生マン」
日本大学 芸術学部 映画学科
小原 愛里沙 氏
学生
部門
技術
功績賞
「藍と赤」
日本大学 芸術学部 映画学科
鈴木 泰憲 氏
舞台
部門
運用
功績賞
「ビリーブ・イン・ミー」
島根県民会館 ミュージカル
ビリーブ・イン・ミー2013
音響スタッフ一同 氏
TV番組
部門
技術
功績賞
「ゴーイング マイ ホーム」
株式会社 サウンドデザインユルタ
冨田 和彦 氏
舞台
部門
技術
功績賞
「ジェーン・エア」
株式会社 ショウビズスタジオ
湯浅典幸 藤本和憲 若松裕子
朝日幸子 氏
結果詳細については、授賞式の模様とともにレポート133号に掲載してあります。
 
(b)
功績賞委員会は、平成25年8月5日(月)、潟Gス・シー・アライアンス4階会議室で10名の出席者により開催されました。
報告は次回の25−03理事会にします。
B 賛助委員会、企画委員会、技術委員会
各委員会共に各位業務多忙で単独開催は出来なかった。
C 理事会・各委員会合同開催
別紙により報告を受ける。(別項目参照)
(4)総務省関係、ARIBの報告
  • a.総務省関係では
    • @ 平成25年4月25日 WS、1.2ギカの電波法関係審査基準 総務省 移動通信課で意見交換。
    • A 平成25年5月21日 関東総通局 無線通信部長に着任された大蔵 啓氏に八幡会長、田中理事長、石川職員で挨拶に行った。
    • B 平成25年6月3日 電波の日 総務省の記念式典に八幡会長、田中理事長、木村総務部長が関東総合通信局には青木職員が参加した。
    • C 平成25年7月30日 総務省 電波部の定期異動に伴う新任者への挨拶を八幡会長、田中理事長、木村総務部長、武藤、甲田両グルーブリーダー、石川職員が参加した。
  • b.ARIB関係では
    • @ 新FPU検討TGは4月24日、6月17日に甲田技術委員長が対応した。
    • A 5月15日第58回ラジオマイクWGは田中理事長と甲田技術委員長が対応した。
    • B ARIB総会は6月19日に会長が参加された。
    • C 6月24日 地上無線伝送作業班と放送事業用連絡無線TG合同委員会に、田中理事長と甲田技術委員長が対応した。
    • D 7月3日 第88回規格会議には八幡会長出席され、ホワイト・スペース、710〜714メガと1.2ギガ標準規格提案が採択された。
    • E 7月23日 ラジオマイクWG低遅延デジタル伝送方式タスクグループには甲田技術委員長が対応した。
(5)平成25年 関東広域圏幹事局へ挨拶
 平成25年5月24日に今年度関東広域圏幹事局である「テレビ朝日」に田中理事長と木村参与で関係資料をお持ちして、業務内容などの説明をさせていただき意見交換した。
 中京広域圏は幹事局が中京テレビで11月に実施予定にしている。
(6)PASの動き
 秋には橋本事務局担当と相談して、委員会を開催予定です。ミュージックトレード社の音声機器総合カタログ13年度版がPAS事務局に来ております。
(7)平成25年度情報通信月間推進協議会
 平成25年度第2回運営連絡会が、平成25年4月26日(金)日本消防会館会議室において開催されました。内容は、平成26年度情報通信月間参加行事について、また参加行事に対する援助金、電波の日総会、記念式典などについて話しあわれました。
 今年も6月27日(木)総務省 関東総合通信局と共催で情報通信月間参加行事に「特定ラジオマイク周波数移行に向けた総務省の取り組みについて」と題し、総務省 移動通信課 土屋 泰司 第1技術係長のご講演をいただき、合わせて1.2GHz低遅延型デジタル特定ラジオマイク実験局の試聴実験も実施しました。参加は93名でした。 この内容については、レポート134号に掲載します。
(8)平成25年度の年会費納入状況と未収金
 年会費・運用調整費はほぼ順調な納入状況です(7月31日(水)現在、967件、85,216,100円の請求、884件、78,507,600円納入)。大口の未納はありませんが、83件、6,708,500円の未納がありますので、まだ振込のない会員には個別に振込の依頼をしていく予定です。
(9)平成26年度予算書の発行
 平成25年7月23日(火)に公共施設231会員宛に予算書を発送いたしました。
 予算書には27年度に再免許を迎え、26年度中に手続きが必要なマイクの再免許申請関係費用も計上してあります。該当会員の皆様には、26年度の予算請求に役立てていただければと思います。
(10)ITS実験 (Intelligent Transport System)
 平成25年4月23日にトヨタ岩川担当課長が当事務局に来られ、今年は東京でITSに関する国際会議が開かれるのを機会に更に充実した実験をしたいとの挨拶があった
トヨタ関係
  • ・東富士研究所では平成24年4月から現在も実験が続いている。
  • ・トヨタ市内6ヶ所(24時間体制)でも引き続き実験が続いている。
デンソウ関係
  • ・25年も引き続きデンソウ本社内コース(刈谷市)で実施している。
 この3実験とも、特定ラジオマイクに対しての不具合の発生時は実験を休止することになってます。尚、中心周波数は760MHz±5MHzです。
(11)その他
  • ・平成25年5月20日、(協)日本映画テレビ録音協会の総会に八幡会長、田中理事長、松崎職員、石川職員が参加
  • ・平成25年5月23日、職員の増員により、事務局内の居住条件改善ため1部事務書類をレンタルームに格納することにした。月額17,800円、(株)加瀬倉庫。
  • ・平成25年5月30日、NHK技研公開に「低遅延デジタルラジオマイク」についての取材で石川職員が参加した。
  • ・平成25年6月6日、(社)日本オーディオ協会の総会に八幡会長が参加した。
  • ・平成25年6月5日、(社)日本映画テレビ技術協会の総会・懇親会に八幡会長、田中理事長、木村総務部長が参加した。
  • ・平成25年6月14日、本年は「第43回東京モーターショー2013」の開催年に当たっているので事前の打合せを当事務所で行った。
  • ・「サウンドフェスタ2013」(6月19日〜20日開催)の入場券を当連盟総会案内状に同封し、関西地区に配付・周知した。
  • ・訃報
    • @ 平成25年5月15日に当連盟の事務局顧問 石戸喜二公認会計士の実父が亡くなられ、葬儀が行われました。ご冥福をお祈り致します。
    • A 平成25年5月20日に会員である(株)オトムラの乙村 幹 代表取締役会長が亡くなられ、葬儀が行われました。ご冥福をお祈り致します。
5.【審議事項】
(1) 会員の入退会 平成25年04月〜25年07月分
[入会]
東北: 潟Xカイハイ・ソウル
関 東:鰍lagship、LSDエンジニアリング(有)、潟qューマンデザイン(早稲田塾 秋葉原校)、葛{地商会、(一社)700MHz利用推進協会、潟Aーチドゥーク・オーディオ、潟jュートン(ベノア横浜店)、潟Pイアイエム、兜沍エコーポレーション(スペースFS汐留)、潟Oルービー、大園 康次(スナップショッツ)、鰍kOST
信 越:蒲m琴舎
東 海:(有)サウンドメーカー、鰍oMC
近 畿:鰍jMO(ナレッジシアター)、阪上 和也、潟iーヴサウンズ
中 国:富岡 誠、山神 忠史
九 州:大分市(ホルトホール大分)
[退会]
関東:鞄ケ洋行、潟oスク、潟_ブルウィング、(宗)カトリック東京大司教区、ファイブ・ディー梶A(学)高宮学園、東京テアトル梶iル テアトル銀座byPARCO)、協栄コーポレイション梶A泣鴻塔Oフェロー、角田 匡
 会員数 997 (平成25年6月末現在)
アナログマイク局数  13,795 (2:2,531 4:6,546 2/4:4,898)
デジタルマイク局数    225(1〜3:6 2/3:2 1〜4:217)
イヤモニ局数    617(2:108 4:85 2/4:435)
   合 計  14,817局
(2)周波数移行関連
 臨時理事会(2013.07.16)以降の動きについて
  • (A)700MHz利用推進協会の第10回「特定ラジオマイクの周波数移行に関する連絡会」(平成25年7月26日実施)では各項目の意見交換をしている。
    • @合意Aに関する提案
       終了促進措置の実施に関する合意(合意A)についての具体的な文面を案件とし意見交換している。
      • a.構成は
         「@終了措置の実施に関する基本合意書」(免許人、認定4者、推進協会の6者押印)之に紐づく「A物品売買及び譲渡」(免許人、販売を行うもの、推進協会)「B工事請負及び譲渡(免許人、工事を請け負うもの、推進協会)」
      • b.流れは
         「@基本合意」締結後、新機器及び工事内容をけっていして、ABを締結することになる。その後、@ABのが全て(移行完了)した後、C移行完了報告(免許人)を提出することになる。
    • A移行に伴う周波数共用(合意B)について
       合意Bで基地局開設(周波数共用)関する合意については、これからになるが、技術的な課題について、WGを設定したい、との推進協会の説明があった。意見交換として、共用についての前提は免許人全員のサインが必要である。技術試験事務のデータには遠距離の離隔距離も出ているが、時間帯、距離関係は旨く行くのか。障害が発生した時の責任は誰がどう取るのか。等意見が出て、次回以降の審議と成った。
    • B「WS帯の周波数移行に必要なWS混信保護検討の実施について」
       推進協会は、免許人で基本合意書、物品売買及び譲渡に関する契約書にサインがあればCHリストのない場所で免許を希望する免許人には「WS混信保護の検討資料」を添付して免許申請をする。その経費は推進協会負担とする。
       この申請業務は推進協会の委託業者が対応する。意見交換として、使用したい本数の多寡で制約するのでなく、固定会員はなるべくWS帯で運用し、移動使用の便宜を図りたいとして本数制限は除かれた。放送局側より、委託業者は地デジの位置づけを充分認識していること。放送局のチェックも必要との発言もあって要検討と成った。
  • (B)電波技術協会関係
     運用調整連絡会(最終的には、運用調整協議会)の運用調整システムについて、当連盟の20余年の実績を新しいシステムにどう組み込むかを検討をしている。
  • (C)意見交換
     ホワイトスペースの運用調整システムは従来からの必要な作業は残しつつ、新しい条件や要望を受けて立つ必要があるのではないかとの提案もあり了承された。
(3)平成25年度理事の交代と体制 (別表参照)
 現理事出口忠夫氏は所属会社の異動により、交代に西海成市氏が対応する事になった。なお、西海氏の任期は規約により出口氏の残り期間です。退任する出口理事より、退任の挨拶を受けて、承認された。(なお、引き継ぐ西海氏は所用のため欠席)
(4)技術委員会委員の交代 (別表参照)
  • @ パナソニック谷口尚 平氏から同社システムネットワーク(株)セキュリティシステム事業部 主幹技師 深川 隆氏に交代します。
  • A NHK−MT藤崎 和彦氏から同社 藍 康弘氏に交代します。
    説明を受けて、承認された。
(5) 「Inter BEE 2013」に対する協力名義の使用許可
 (一社)日本エレクトロニクス協会より、平成25年3月19日付けで、昨年に引き続き協力名義の使用許可の要請があり、事務局として主旨に添い協力することにしたい。
開催場所・期間
  会期:2013.11.13.(水)〜11.15.(金)の3日間 会場:幕張メッセ
 別紙配付資料により説明を受けて、承認された。
(6)「特ラ連レポート」に紹介した斡旋文献の購買状況
 「特ラ連レポート132号」で斡旋文献の紹介をしましたが、下記の2つの文献のご購入を頂き有り難う御座いました。
 斡旋料として出版社(第1法規(株))から 事務局に1万1千円余の収入がありました。
 @「詳解 改正電波法の実務」20件21冊、A「法令で読み解く新放送制度」13件14冊 ご協力有り難う御座いました。との説明を受けて承認された。
(7)「第20回愛知県舞台技術セミナー」の後援名義(事後承認)
 愛知芸術文化センター、(公財)愛知県文化振興事業団および愛知県舞台運営事業協同組合の共催による、第20回愛知県舞台技術セミナー(7月9日から10日に開催)の後援依頼があり、例年通り了承しました。実施報告が届いています。との説明を受けて事後承認された。
(8)当連盟の電話システムの変更
 従来から西部通信に依頼していたが、リース期間満了の5月をもって、新しくNTT東日本に切り替えました。説明を受けて、承認された。
(9)ARIB 素材伝送開発部会 地上無線素材伝送作業班「新周波数対応FPU検討タスクグループ」への参加
 設置の目的は、「新たに利用可能となる1.2ギガ帯と2.3ギカ帯のFPUの技術基準、メーカー間互換性規定、運用条件等を検討する」事になったので、周波数を共用する当連盟としても参加する事にしたい。当連盟から、甲田技術委員長を参加させたい。説明を受けて、承認された。
(10)規約改定について
 「規約」 3頁の17条
  • @ 「役員の報酬」を「役員の報酬及び退職慰労金」と書き換える。
  • A 第17条本文
     「常勤の役員には、総会および理事会の議決により報酬を支給することができる。」を「常勤の役員には、総会および理事会の議決により報酬および退職慰労金を支給することができる。」と書き換える。説明を受けて、承認された。
(11)新周波数対応 特定ラジオマイクの合同テスト会開催
 新周波数対応による、合同テスト会が次の日時・場所で開催されます。当連盟も主催者で対応しています。現在、24局の申請が出ているようであるが、免許はおりてない。また、協賛されるメーカー7社の製品も展示予定です。ふるってご参加の程宜しく御願いします。(入場無料)
  • 平成25年11月21日 関東:浦安市文化会館
  • 平成26年02月11日 九州:福岡市民会館
  • 平成26年02月13日 関西:兵庫県立芸術文化センター
  • 平成26年02月18日 関東:北とぴあ
  • 平成26年02月21日 東海:ウインクあいち
 渡邉理事の補足説明として、2ピースを中心に考えているがハンドなども入れて検証するなど要望があれば聞かせ下さい。アナとデジそしてイヤモニなど実機があればやってみたい。事務局としても多くの会員に是非参加して頂くと共に、要望があれば聞かせて頂き、合同テスト会に反映させたいのでご協力をお願いします。として了承された。

 注:本文中に省略した、団体名「推進協会」は「700MHz利用推進協会」の略、「特ラ連」は「特定ラジオマイク利用者連盟」の略です。
(12)次回理事会
平成25年10月09日(水) 午後3時00分〜5時00分
  中野サンプラザ 6階 フラワールーム
強い参加要請があって終了した。