平成24年度第4回理事会

１．日　時 平成２５年０２月０６日（水）　　午後３時～午後５時
２．場　所 「中野サンプラザ」　６階　フラワールーム
３．出席者 （会長・理事・監事及び各委員会委員長　他　総数２８名中２５名出席）
（出　　席） 八幡泰彦、石橋　透、伊藤 博、太田洋世（小間新五）、小野良行、
金光浩昭、北口紀雄、小松　誠、小俣公洋、杉藤芳明、津田浩之、田中章夫、
出口忠夫、西澤勝之、則行正信、橋本秀幸、吉田廣嗣、渡邉邦男。
金子　孝（監事）。
各委員長： 髙山浩明（賛助）、
藤崎和彦（技術、プロジェクト）、
青木茂之（編集）、
八木信忠（認定制度（仮称））。
オブザーバー：石戸喜二、甲田乃次。
（委任出席） 鈴木久利、橋本喜代志、國枝義久。
（欠席） 　
４．議　題 議事開始の冒頭、八幡会長よりご挨拶があった。「移行先の実機のない中での将来どうして行くかの議論は空論に近かったが、１.２ＧＨｚの実験機も手にして、光がさしかけた感はある。これからも特定ラジオマイクが芸術文化の発展に大きく寄与をしていきたいと思う。」

[報告事項]
（１）運用連絡と調整の近況について、別紙により報告を受ける。
　　　（別項目参照）
（２）各委員会報告
  • 企画委員会報告、技術委員会報告、他
    企画委員会、技術委員会、プロジェクトなどは流動的な対応に追われ休会しました。

  • 編集委員会
    • 第３５回編集委員会
      平成２５年１月２８日（月）当連盟事務局において開催されました。出席者は７名でした。
      周波数帯移行情報に関して、会員の皆様にしっかり読んで頂けるようにどう工夫したらよいか活発に議論されました。「ちょっとブレイク」の記事は今まで事務局で書いていましたが、１３１号は編集委員の高山さんに書いていただくことになりました。今後理事の皆様にも書いていただきたいと考えていますので宜しくお願いいたします。
      なお、131号から体裁を２段組で構成する予定にしています。
    • 特ラ連レポート
      １３０号は、１２月２７日に発送いたしました。
      １３１号に掲載予定の主な記事は下記のとおりです。

      ・1.2GHｚ実験報告（理事会報告内で掲載予定）
      ・功績賞受賞者　日本大学　押田氏の記事
      ・周波数帯移行情報（Q&A）

      発送は２月末を予定しています。
（３）総務省関係、ＡＲＩＢの報告
  • 総務省関係では
    • 「特定ラジオマイク周波数帯域移行」関連は審議事項にまとめる。
    • 年賀の挨拶は「（１０）動き短信」に記載する。
    • 平成25年1月17日（木）当連盟事務局に関東総合通信局　無線通信部　陸上第三課の藤井さんが来られて電子申請のテスト送信・受信などを行い、大まかな目処が立った。今後は仔細に渡って検証してソフト開発に入る。
  • ＡＲＩＢ関係では
    • 平成２４年１２月１８日（火）第８６回規格会議に会長が出席した。特に当連盟に直接係わる事項は無かった。
    • 周波数移行先でのチャンネル呼称について、配付資料により説明をした。 ラジオマイクワーキンググループ　五味リーダーより周波数移行先でのチャンネル呼称の提案募集があり、提案をした。各委員からの提案も含めて議論されることになる。
（４）ＰＡＳの動き
今期も当連盟の周波数帯域の再編がらみとそれぞれのメインスタッフも多忙で会合はもたれなかった。今後は、取り巻く状況に合わせて開催したい。
（５）２５年度の再免許状申請手続き業務の進捗状況
２５年度の再免許状申請手続き業務の進捗状況
当連盟による申請希望は１月末現在２，１３３本２１５会員。正式確定数は次回理事会で報告する。申請書は、ほぼ返送されたため、各総通局に順次申請し、今月末には完了する予定。免許状は例年通り、５月下旬に発送する予定。確定数は次回の理事会に報告する
（６）２４年度年会費等連盟関係費用納入状況
平成24年度の連盟関係費用の納入状況は例年並みです。
１月31日現在の請求総額は\104,404,754（年会費等\79,360,400、再免許\5,882,700、汎用\19,161,654）で、入金総額は￥98,032,813です。汎用請求が昨年の約2倍になっていますが、恒例的なものではなく、周波数移行に係る補償に対応し、取り忘れていた免許申請や、新規加入等が多かったためです。請求金額のうち印紙代としての預り金は、汎用請求￥5,011,550、再免許申請￥4,151,550で、印紙を￥9,163,100（昨年￥6,594,200）購入した事になります。
平成24年度分年会費・運用調整費の未納額がありますので、残高確認、納入依頼を継続していきます。これからの整理には退会損失がある程度計上されます。
（７）第１3回　功績賞候補作品の募集と後援名義
今年度も、一次募集を１１月から始めました。理事皆様方の関係する現場サイドからの出品および該当すると思われる作品をご推薦いただけますよう、理事の皆様方には格段のご協力をお願いします。
ご後援名義は、本年度も（一社）日本ポストプロダクション協会（ＪＰＰＡ）、
（協）日本映画・テレビ録音協会、日本舞台音響事業協同組合、日本舞台音響家協会のご理解をいただき承認を得られました。
（８）２5年度情報通信月間推進協議会
第１回運営連絡会を、平成２５年２月２７日（水）ニッショーホールにおいて開催予定。平成２５年度情報通信月間実施計画（案）及び予算案、月間テーマ、行事募集及びスケジュールについてなどです。
（９）ＩＴＳ実験（インフラ協調システム）について
トヨタ関係
  • 東富士研究所では平成24年4月から実験が続いている。
  • トヨタ市内４ヶ所（２４時間体制）で25年1月から3月末まで実験が続いている。
デンソウ関係
  • 25年1月度、２月度はデンソウ本社内コース（刈谷市）で実施している。
この３実験とも不具合の発生時は実験を休止することになっています。尚、中心周波数は７６０ＭＨｚ±５ＭＨｚです。
（１０）動き短信
①　新年会
  1. （一社）日本映画テレビ技術協会　「２０１３年新年名刺交換会」　平成25年1月9日（水）如水会館に八幡会長、田中理事長が参加。
  2. （協）日本映画・テレビ録音協会　「２０１３年　新年会」平成25年1月10日（木）イマジカに八幡会長、田中理事長、松崎職員、石川職員が参加。
  3. 「（一社）日本ポストプロダクション協会　新年会」平成25年1月18日（金）青山ダイヤモンドホールに木村参与、大野嘱託職員が参加。
  4. （社）日本音楽スタジオ協会　「新年会」平成25年1月22日（火）元赤坂明治記念館に八幡会長、青木職員が参加。
②　新年のあいさつ
  1. 総務省　移動通信課に「年賀の挨拶」平成25年1月15日（火）八幡会長、田中理事長、木村参与、石川職員が参加。
  2. 関東総合通信局に「年賀の挨拶」平成25年1月11日（金）八幡会長、田中理事長、木村参与、青木職員、石川職員が参加。
③ その他
  1. （社）日本音楽スタジオ協会他　２０１２年度「音の日」関連イベント平成24年12月6日（木）アジュール竹芝１３階「飛鳥の間」に八幡会長が参加した。

５．[審議事項]
（１） 会員の入退会　平成２４年１２月～２５年０１月分
［入会］
関東： ㈱コングレ（コングレスクエア）、高岡　快行（ソニックウェーブ）、サッポロ不動産開発㈱（ザ・ガーデンルーム、ザ・ガーデンホール）、佐藤　直俊、㈱ジュピターテレコム（Ｊ：ＣＯＭ　Ｗｏｎｄｅｒ　Ｓｔｕｄｉｏ）、㈱ＴＢＳテレビ（赤坂ＢＬＩＴＺ）、㈱ＴＢＳテレビ（赤坂ＡＣＴシアター）、（学）河合塾（マナビス収録スタジオ）
近畿： （有）ネイティブ
中国： 市川　悟（山陽特機）、（有）周南ビデオサービス

［退会］
関東： （宗）霊友会、㈱ブルースターコーポレーション

　平成２５年１月末現在　９８０会員
マイク局数 １３,３５９ （2: 2,531  4: 6,550  2/4: 4,278）
デジタルマイク局数 １４１ （1~3：3 2/3：2 1~4：136）
イヤモニ数 ５４２ （2: 106 4: 92 2/4: 344）
合　計 １４，０４２ 局

（２）前回のご質問より
  1. ①　電波利用料について
    配付資料により説明をした。「制度の概要」「使途」「電波利用料予算の内訳」「電波利用料額」などで詳しくは総務省のホームページを参照して下さい。
  2. ②「運用調整連絡会」に於ける放送局の体制
    非公式で話しをしているが、結果は出ていない。当連盟としては、特定ラジオマイクは全て配下に治めることと理解している。
以上、２件については情報として了解された。
（３）理事選挙管理委員会の設置と委員選出
平成24年度第２回理事推薦委員会（メール審議）より、理事の改選期に当たり、選挙管理委員長と委員合わせて２名を選出する事なり、前回を同じく高山浩明　賛助委員会委員長と稲留浩（（株）サークル）技術委員会委員にお願いし、選挙管理委員長を高山浩明氏にお願いしたい。との説明を受けて、特に問題無く承認された。
（４）木村和子参与（総務部長）の契約更新
本人の働く意志と、之までの積み重ねた業績を当連盟事務局として、引き続き必要とする人材なので参与（役員）として処遇し契約更新をしたい。
（就業規則上の目処は６５才までの１年毎の更新としている）との説明を受けて、特に問題無く承認された。
（５） ＪＰＰＡ（（一社）日本ポストプロダクション協会）
　　　　アウォード2013援助金について
配付資料により、３口３万円を例年通り提供したいとの説明を受け、特に問題無く承認された。
（６）情報通信月間推進協議会の協賛金
平成２５年度も引き続き協賛金１０万円を支払うことにしたい。との説明を受けて、特に問題無く承認された。
（７）ＡＲＩＢの作業班加入について
Ｔ－５８、Ｔ－５９の作業班への参加勧誘があったが、準ミリ波帯・ミリ波帯についての作業班なので経費も絡むので参加しない事にしたい。との説明を受けて、特に問題無く承認された。
（８）２５年通常総会の日程と内容
次回理事会（４月上旬予定）に２４年度事業報告並びに２５年度事業計画案を提案します。
但し、経理報告は収支報告の了承を得て、その数字を基に決算書並びに２５年度予算書を作成します。
総会は平成２５年６月７日（金）「中野サンプラザ１５階　エトワール」で実施の予定。総会は１４時００分から１５時３０分、功績賞表彰式１５時４５分から
１６時４５分、「総会セミナー」（タイトル未定）は１６時５０分から１７時４０分。懇親会会場は 「中野サンプラザ１４階　クレセント」で１８時から（２０時）までを予定しています。又、セミナーに相応しい話題などありましたら、事務局まで、そして今から参加予定を取っておいて下さい。との要請があり、承認された。
（９） 周波数移行関係の各種実験と検証報告
  • ① ７００MHz利用推進協会の劇場施設見学会
    ７００MHz利用推進協会の要望で劇場舞台の設備とその運用状況の見学会を次の劇場のご協力で開催した。
    1. 帝国劇場（伊藤理事対応）平成24年11月30日（金）12:00～13:00と24年12月3日共に約10名の参加でした。この設備見学後、帝国劇場のご厚意で数名の方は夜間の部の公演を見学された。
    2. 新国立劇場　中劇場（渡邉理事対応）24年12月4日（火）14:00～15:30 約１５名の参加でした。
      この見学会に関係していただいた帝国劇場、新国立劇場の皆様方には深く感謝すると共に、我々の業務対応の概要を推進協会の実務に当たる方達のワイヤレスマイク運用管理維持などに対して理解が深められたと思います。
  • ②　1.２ＧＨｚ帯のデジタル・特定ラジオマイク検証実験
    別紙により説明を受ける。（別項目参照）
  • ③　ＬＴＥと特定ラジオマイクとの干渉試験の公開に参加
    平成25年1月24日（木）13時00分から14時30分　ＮＨＫアイテック本社第2会議室で特ラ連関係者、田中理事長、中島担当役員、藤崎技術委員長、宮前技術委員が参加した。干渉試験・測定を実施してきたが、そのデータが間違いのない事を実際に実験して確認し終了した。
  • ④　ＬＴＥ端局との離隔距離
    平成24年12月14日（金）Ｓ・Ｃ・アライアンス４階会議室で、日伸音波の田村部長さんに来ていただき、ＬＴＥ端局との離隔距離について勉強会を開催した。都市地域での屋外運用は難しいと感じた。特ラ連から八幡会長と田中理事長が同席した。
（１０）周波数移行関連の各事項についての経緯と概要

１．アイテック　（技術試験事務関係）
配付資料により説明をした（レポート130号に掲載）。
総務省からの請負で前年度＊１に引き続き「特定ラジオマイクの周波数移行に係わる技術的条件に関する調査検討会」の第１回が平成24年11月22日に開催された。
目的は前年度の「特定ラジオマイクの周波数移行に係わる技術的条件」を踏まえたうえで、移行先周波数帯において特定ラジオマイクと他の無線システムとの周波数共用に必要な技術的課題の検討などを行うほか、低遅延型デジタルラジオマイクの導入に必要な技術的条件の策定に資するデータ取得及びＬＴＥと特定ラジオマイクとの周波数を共用するための技術的課題の検討を行う事を目的としています。
構成は「調査検討会」をメインに「共用検討部会」はエリアとの共用条件更にＬＴＥとの共用条件（完全移行までの臨時的７００ＭＨｚ帯で携帯電話との共用条件）
「技術検討部会」は（１.２ＧＨｚ帯低遅延型デジタルラジオマイク開発と１.２ＧＨｚ帯のレーダー（無線標定業務）からの混信検討）と成っている。
現在、鋭意検討がなされており、本年度末までに結論が出される。
　注：＊１．前年度の対応は平成23年7月12日から平成24年3月16日、検討事項はホワイトスペースでの特定ラジオマイクとエリアの共用条件、ＬＴＥと特定ラジオマイクの共用条件、低遅延型ラジオマイクの技術的条件、１.２ＧＨｚ帯のレーダー（無線標定業務）からの混信検討であった。
２．電波技術協会　
Ａ．ホワイトスペースのＣＨリスト製作
技術試験事務で実施。現在、進行中で1000ヶ所近く実測と、シミュレーションなどにより、チャンネルリストの作成に入っている、締め切りは平成25年3月末日と成っている。このリストにより、全国各地域での使用出来る特定ラジオマイクのチャンネルが確定する。 次年度以降はこのリストの変更・追加・廃止などの情報をどうするかの詳細は詰め切っていない。
Ｂ．運用調整連絡会
配付資料により説明をした（レポート130号に掲載）。
総務省の技術試験事務「特定ラジオマイク周波数移行に係わる技術的条件に関する調査検討会」をＮＨＫアイテックが請負、平成23年7月12日から平成24年3月16日には最終報告がまとめられ、運用調整が謳われた。
之を受けて、ホワイトスペース推進会議「ホワイトスペース利用作業班」が平成24年5月31日に開催され、平成25年1月11日には意見募集結果も含めて、まとめられ、ホワイトスペースに於ける「運用調整連絡会」は平成25年1月17日に総会が開かれて成立した。
①　「運用調整連絡会」の業務体制
　「運用調整連絡会」はホワイトスペースの特定ラジオマイクの実機が実現するまで連絡会として存在し、その後は「協議会」になる予定。事務局は電波技術協会に措かれる。
　主な業務は特定ラジオマイクとエリア放送、新システムの混信調整、地デシとの障害対応を実施する。
②　運用調整連絡会の体制
　配付資料により、概要として、「総会」の下に「幹事会」の下に「運用調　整部会」と「受信障害対応連絡部会」を置くとの説明を受けた。
③　特定ラジオマイク利用者連盟との関係
　特定ラジオマイク利用者連盟（以下、特ラ連と略す）はホワイトスペース、
710～714ＭＨｚでの会員相互の運用調整と１.２ＧＨｚ帯での会員相互と放送局ＦＰＵとの運用調整と成る。運用連絡表の提出は従来と変わらない。
　それに加えて、運用調整連絡会に会員から運用調整連絡表を送って、エリア放送、新システムの混信調整、地デシとの障害対応の有無について確認して、関係する運用者には調整表をお送りする。
　注：ホワイトスペースで地デジとエリア放送などからの運用調整についての情報が、緊急時には特ラ連経由せず運用調整連絡会からの直に連絡が行く事もある。
３．総務省　ホワイトスペース推進会議　「ホワイトスペース利用作業班」
　配付資料により説明があった。
  1. 平成23年7月12日の技術試験事務でＮＨＫアイテックが請け負った､「特定ラジオマイク周波数移行に係わる技術的条件に関する調査検討会」（特定ラジオマイクの現行の700ＭＨｚから１.２ＧＨｚ帯及びＴＶホワイトスペースにおいて特定ラジオマイクを使用した場合の電波伝搬特性、周波数共用技術及びスタジオ、劇場、屋外などの無線局の運用技術などの調査を行う、又、地デジに放送、その他の既存業務に混信などの与えない範囲で現実に使用可能か技術的に検討する）は平成24年3月16日には最終報告がまとめられた。
  2. この結果を受けて、今年度のホワイトスペース推進会議　「ホワイトスペース利用作業班」は平成24年5月31日に開催され、ホワイトスペース本格運用にむけて、運用調整に関する具体的な仕組み及びデータベースの構築に向けた検討に入る。平成25年1月11日に意見募集結果報告も含めて「ホワイトスペース利用システムの運用調整の仕組み　最終とりのまとめ（案）」を審議し、承認された。
    それにより、「運用調整連絡会」は平成25年1月17日に総会が開かれ、設立された。資料については総務省のホームページを参照して下さい。
４．（一般社団法人）「７００ＭＨｚ利用促進協会」
　　　（KDDI、NTTﾄﾞｺﾓ、ｲｰ･ｱｸｾｽ、沖縄セルラー電話会社）
　　　（以下、推進協会と略す）
　特ラ連の現在使用している７００ＭＨｚ帯はスマートフォン等の急速な普及により世界市場で携帯電話の契約数がうなぎ登りになり、周波数のひっ迫に対応した周　波数確保のため、「ワイヤレスブロードバンド実現のための周波数検討ワーキング　グループ」のまとめにより、移動通信システムの高速・大容量化への対応のため、携帯電話事業者が民民のオークションで使用する事になり、平成24年6月28日に認定開設者の4者が決定、平成24年9月28日に認定開設者間で協議に合意、平成24年12月3日に一般社団法人を設立して認定開設者窓口を統一した。
　免許人（会員）は現在、免許人4団体（芸団協、日本舞台音響家協会、日本演劇興行協会、特定ラジオマイク利用者連盟）として、推進協会との課題について「特　定ラジオマイクの周波数移行に関する連絡会」をもっている。
　平成24年10月26日に第１回を平成25年1月30日に第４回を終えている。内　容は我々の要求書＊２に対する回答、通知文案などについて検討が続いている。
注：＊２　要求書
  1. 要望事項
    ①新機器開発、②運用環境、③費用補償について議論している。
  2. 免許人宛の通知文とアンケート用紙
    内容について、議論している。平成25年3月28日を完了期限とされている。周知についてはネットにも掲載される。
    通知、周知の後、免許人に対する説明、そして移行の相談をして行きたい。としている。
  3. 今後の推進協会が考えているスケジュールとその内容について
    これから協議・相談となるが、推進協会では、2014（平成26）年度8月末に基地局開設、概ね2015（平成27）年3月末日には共用を止めて、サービス開始と成っているが、我々は移行先の実機のない現実を踏まえて、現時点では考えられないとしている。
  4. 周波数の共用について
    完全移行のまでの間、ＬＴＥとの共用条件について、ＮＨＫアイテックで検　証実験しているので、回答を待ちたい。
５．周波数移行先の機器の開発関係・その他
  1. パナソニックの１.２ＧＨｚデジタルラジオマイク実験
    　　（平成25年1月8日新国立劇場中ホール）別項目参照
  2. 「2012年 国際放送機器展（Inter BEE 2012）」での情報
    • ゼンハイザージャパン
      ホワイトスペース（470～710MHz）にも対応したデジタルワイヤレスマイクシステム「DIGITAL9000」を発表。
    • パナソニック
      1.2GHz（1200MHz）帯に対応したデジタルワイヤレスマイクシステムを参考出品。
    • シュア・ジャパン・リミテッド
      「特定ラジオマイクの周波数帯移行について」と題するセミナーを開催。
  3. 特定ラジオマイク周波数移行後の周波数別特徴
    　配付資料より説明をした。「特ラ連レポート１３０号」 14頁特定ラジオマイク周波数移行に関する情報を使用した。
６．意見交換
審議事項の「（９） 周波数移行関係の各種実験と検証報告」をまとめて意見交換をした。
理事会審議事項の技術試験事務、「７００ＭＨｚ利用促進協会」（以下、促進協会と略す）その他についての主なご意見は
  1. 我々の７００ＭＨｚ周波数移行が済んでから移行を考えるべきとしているが、技術的共用条件等の検討をしているのは強圧過ぎないか。
  2. 運用調整に関するシステムに対する補償はあるのか
  3. 何れ何処かに落ち着かせる必要がある。
  4. 技術基準について、４ナノワット以下と云うのは海外に比べて日本の規格は厳し過ぎて、メーカーがこまっている。変更も考えたい。
  5. 市販機が出来上がってから、我々ユーザーの手で習熟するのに1年は掛かるだろう。
　これらの事項については、まだ「技術試験事務」、「促進協会」などが開かれて鋭意議論していますので、意見交換して会員の皆様の困らないようにしていきたい。
（３） 次回理事会
平成２５年０４月1０日（水）午後３時００分～５時００分
　　　「中野サンプラザ」　　　　フラワールーム　６階
で開催予定にしています、特に意見はなく承認されました。
理事の皆様にはご参加の程よろしくお願いします。