第11回 特ラ連功績賞

 1回目の委員会は3月25日に事務局において行いました。今回は作品の集まりが芳しくなく、運用連絡等から判断して、会員、放送局へ応募の依頼をしました。
 委員会では応募数を増加させる方法の意見交換をし、次回からチラシを復活させることに決定。
 再度、応募を促した結果、6点の応募があり、放送局1点、会員5点で、うち1点は特ラ連功績賞の趣旨と異なるため、ご辞退申し上げました。
 選考委員会は4月13日(水)に、エス・シー・.アライアンスの会議室および機材を拝借し、審査を行いました。
 今回は初の試みで、アドバイザーとして3名のかたに出席していただいたことを報告します。
委員は以下のとおりです。
委員長渡邉邦男(理事)
委 員高山浩明(賛助委員長)、半田健一、宮前真二(技術委員長)、
八幡泰彦(会長)、田中章夫(理事長)、青木茂之(事務局)、
大野正夫(副委員長)
アドバイザー今岡 隆(日本エムエスアイ)、藤崎和彦(NHKメディアテクノロジー)、橋本喜代志(エス・シー・アライアンス)
贈呈式
6月7日(火)15:45〜16:30  北とぴあ「ペガサス」
冒頭、私、大野が、今年(11回)から功績賞委員長は、理事の渡邉 邦男が勤めます、と報告しました。
渡邉新委員長から、上記の要領で選考委員会を開催した旨の報告がありました。
以下、当日の贈呈した賞状、盾等の内容です。
1 学生部門 参加賞
日本工学院専門学校 放送・映画科  佐々木 綾乃 殿
音楽番組「SOUND ROAD」
「シンガーソングライター タテタカコさんの日常的なライヴ収録とスタジオ収録で構成された難しいドキュメンタリーに挑戦した意欲を称えます」
*当日は残念ながらご出席願えませんでした。委員長が代理で受け取りました。
2 放送関連部門 参加賞
株式会社 毎日放送 制作技術局 制作技術センター 中西 進二 殿
「受信アンテナケーブル延伸工事」
中西進二氏「日常作業の不便さをスタッフが解決していくという姿勢はすばらしいことです
今回のアンテナ延伸工事により受信状態が安定し番組の質向上に寄与したことと思います」
*アンテナの延伸工事を行い、4Fのスタジオ・サブで1Fロビーのワイヤレスマイクを受信可能とし、作業効率向上、機材の有効活用で演出の可能性を広げた。
3 舞台関連 奨励賞
株式会社 ジョイサウンドプロモーション 舞台監督 中井 靖雅 殿
コンサート「夢限 2010」
篠塚忠彦氏「大阪厚生年金会館大ホールにおける出演グループ40組の7時間に及ぶ華やかな演奏会を 確かなチャンネルプランと経験豊かなスタッフにより成功へ導いた快挙を称え ここに審査員奨励賞を贈ります」
*2部構成の大がかりなコンサートを、確かなチャンネルプランを元に準備もさることながら舞台監督の慎重な計算が功を奏した。
*中井靖雅氏欠席そため篠塚忠彦氏が代理で出席された。
4 学生部門 奨励賞
日本大学 藝術学部 映画学科  録音 ルロー・ロックトマ・賢策 殿
ドラマ「落日」
ルロー・ロックトマ・賢策氏「確かなシナリオと出演者のキャラクターを生かしたこのドラマは 計算された音の演出がなされておりました よってここに審査員奨励賞を贈ります」
*プリプロが良かったこともあり、ポストプロ段階の音質の統一等ていねいに仕上げられていた。
5 学生部門 努力賞
尚美学園大学 芸術情報学部 情報表現学科  堀 三奈美 殿
ドラマ「夢のカタチ」
堀三奈美さん「音楽を軸として3人の学生たちの交流を描いたさわやかなドラマであり シナリオをよく理解し収録の際の積極的な工夫が生かされておりました よってここに努力賞を贈ります」
*プロの役者が脇をかため、3名の悩み多い世代の若者たちのドラマですが、ミニ演奏会、ロケーション撮影、同録の収録もよく、仕上げも丁寧であった。
(大野)