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第11回関東広域圏「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」報告

セミナー風景   平成23年3月4日(木)午後3時00分〜4時45分/NHK青山荘 欅の間で実施しました。回を重ねて11回になり、出席者は34名(総務省、民放連、放送局、会員、特ラ連理事、技術委員長、事務局職員)でした。
  議題は、特ラ連から恒例になっています、この「会合の意義」を説明し「日常運用連絡・調整業務」について現況の報告をさせてもらい、この会合の意義と併せてご理解とご協力を要請しました。
  「最新の技術情報」は「ラジオマイクの周波数帯の移行」について特ラ連の対応策を説明して、放送局のご意見を聞かせていただきました。
  放送局との意見交換として、広域圏内・外のFPUとラジオマイクの運用調整業務の確認をさせていただき、今年度実施した近畿総通局管内、近畿広域圏内の「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」の概要と「ラジオマイクの周波数帯移行」についてのアンケート調査の結果報告をしました。
  また、放送局での特ラ連と運用調整に関わる窓口担当者の定義付けに理解をいただいたところです。
  その後、締めくくりとして、総務省関東総合通信局・陸上第三課の津村様と民放連の高田様より来賓のご挨拶を受け終了しました。

懇談会概要

田中理事長の開会の辞で開始しました。
  • 1.八幡会長より挨拶
    この会議が実のあるものにして行きたいとの決意表明があった。
  • 2.参加者全員の自己紹介
  • 3.特ラ連より(田中理事長)
    セミナー風景  配布資料により、懇談会の意義について特定ラジオマイク利用者連盟はいかなる位置づけの下に業務対応をしているのか、放送局との関係を中心に特定ラジオマイク(A型)とFPUとが同じ周波数帯域を共用する為に必要不可欠の会であるとのご理解とご協力を求た。
    さらに、チャンネルプランの基準、運用連絡の必要性などを解説し、日常運用連絡・調整業務について解説をさせてもらい当連盟の理解に努めた。
  • 4.「最新の技術情報」(田中理事長)
     配付資料により、「ラジオマイクの周波数帯の移行」について特ラ連が現在まで把握している情報を、まとめてお話しして、音声という立場で共によい方向付けになればと説明をした。
     何点かの質疑があった。今後はこれらの提言の主旨も取り入れるかたちでホワイトスペースへの移行について我々の考えの中に生かしていきたい。
  • 5.放送局との意見交換(田中理事長)
    1. 広域圏内・外の運用調整業務の確認
       放送局と特ラ連とのFPUとラジオマイクの運用連絡・調整のルールを確認し、今まで以上の協力関係を維持し信頼関係も強めることをお願いした。
    2. 昨年秋に実施した近畿広域圏「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」の報告
       近畿の運用調整の仕方を確認し、ラジオマイクの周波数移行について、特ラ連の考えを説明した。終わりにアンケートを採らせていただいた。結果は、現行の共用波の継承が賛成多数となった。
    3. 意見交換
       今回は柔軟な運用連絡表記入方法として、具体例を配付資料にして、説明の上ご協力とご理解をお願いした。幹事局から、運用連絡表のメール化は良しとのご意見をいただいた。
  • 6.来賓の挨拶
    セミナー風景  総務省関東総合通信局・陸上第三課課長の津村徹郎様より「テレビの一視聴者としても、放送局と特ラ連の間で、この様な意見交換や運用調整を行うことで、私どもに、綺麗な音と画質の番組が届いていることがわかり、有難く思っています。また、A型ワイヤレスマイクの再免許申請書も受理しました。審査したのち、免許状を皆様のお手元にお届けしますので、引き続きA型ワイヤレスマイクをご活用下さい。本日はFPU・ラジオマイク運用連絡懇談会の開催ご苦労さまでした」とご感想をいただいた。
     引き続き、民放連・企画部主査の高田 仁様から、「色々な方のお話を聞かせていただき、大変参考になりました」との言葉をいただき定刻の時間より15分早く終了した。
その後、懇親会もあり、打ち解けた話もできて、懇親を深めました。
(田中)

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