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平成22年度第5回理事会

1.日 時 平成23年04月15日(金)午後3時〜5時
2.場 所 「北とぴあ」 8階  801会議室
3.出席者 (会長・理事・監事総数23名)
(出  席) 八幡泰彦、石橋 透、稲本佳昭、太田洋世、小俣公洋、金光浩昭、北口紀雄、小松 誠、鈴木久利、田中章夫、津田浩之、西澤勝之、橋本喜代志、橋本秀幸、吉田廣嗣、渡邉邦男。(半田、飯盛、藤井)金子 孝、國枝義久(監事)。
(委任出席) 伊藤 博、小野 良行、杉藤芳明、則行正信、舞木孝一郎。
(欠  席)  
4.議 題 冒頭 八幡会長より、東日本大震災に関してお見舞いの言葉があった。
「災害史上最大級の地震・津波に襲われ、被災しました皆様には心よりお見舞い申し上げます、また、亡くなられた皆様には心から哀悼の意を表します。
被害の一例として、公立文化施設の被害が大凡200施設に及んでいます。文化を守り続けてきた会員の皆様方達に当連盟も支援を惜しみません。被災された皆様方にも心からお見舞い申し上げます」

事務局より、本日は総会に関する審議事項など議題が多いので議事進行にご協力をお願いします。との挨拶があって開会された。

[報告事項]

(1) 運用連絡と調整の近況について
別紙により報告を受ける。(別項目参照)
(2)「特ラ連レポート」
  • 119号は技術セミナー「ワイヤレスマイク デジタルとアナログの混在使用実験」を実用に近い形の中での実施し有意義だった。「Q&A」はこの回をもって終了した。この連載をまとめて小冊子化するので座右の書として期待して下さい。イベント報告は「スーパーマーケット・トレードシヨー」余り一般的でないので馴染みが薄いがその筋の人達にとって必要な催物だと理解出来た。
  • 120号はいよいよ、「私の来た路」も最終段階になる。「関東広域圏FPUラジオマイク懇談会」の報告。技術・賛助合同委員会に企画を含めた委員会の報告では「ラジオマイク周波数帯移行」の対応策などが掲載されているので要必見です。5月初旬にお届けする予定です。
(3)各委員会報告
  • @ 第10回 合同委員会
     第今期は例年の賛助・技術の各委員会に加えて企画委員会も加わりました。
    平成23年03月23日(水)S・C・アライアンス 早稲田4階会議室で開催しました。出席者は15名でした。
    • 当連盟の今年度の主な動きについて、設立20周年行事を中心に報告し、その後、審議事項として「ラジオマイクの周波数帯移行」について1.2GHzとホワイトスペース、デジタルとアナログ、運用調整機関は必要か等具体的な意見交換をした。この議論を更に「プロジェクト」(仮称)で議論することにした。
    • 平成23年度からの理事体制について配布資料により報告をする。
    • 総会セミナーの講演者と講演内容について、どうするか早い時点で確定する事としました。
  • A 賛助委員会と技術委員会
     内容は第10回合同委員会の報告を参照して下さい。
  • B 企画委員会
     第31回企画委員会は第10回合同委員会に参加しました。内容は第10回合同委員会の報告を参照して下さい。
  • C 編集委員会
     別紙により報告を受ける。(別項目参照)
  • D 第11回 功績賞委員会
     平成23年3月25日(金)当連盟事務局で第1回の打合せを開催しました。参加者はオブザーバー含めて12名でした。
     応募状況報告があり、余り順調でないとの事で、大いに語りかけて欲しいとの発言があった。今後どうしたら応募数を増やせるのかなど意見交換をした。具体的な作品の応募を促す話題もあった。
     第2回は平成23年4月13日(水) S・C・アライアンス早稲田4階会議室で開催しました。出席者10名。全員で応募作品を試写し各自意見を述べて議論し、審査して各賞を全委員の合意で決めた。なお、技術的提案は資料を全員で検討して賞の有無を決めた。感謝状はその提案主旨が功績賞の主旨に適合するかの議論をした。各賞の発表は総会の席上になる。乞う!ご期待!!
     参考として応募作品一覧表 
    a.その他部門「感謝状」旧松下通信工業株式会社 山内 誠氏に対して
    b.その他 学生部門「運用功績賞」ドラマ「夢のカタチ」
    c.その他 学生部門「技術功績賞」音楽情報番組「SOUND ROAD」
    d.放送関連「技術功績賞」受信アンテナ延伸工事
    e.舞台関連「運用功績賞」夢限2010
    f.その他 学生部門「技術功績賞」ドラマ「落日」
    審査後、活発な意見交換があった。
    • 次回は応募に先だって応募チラシを作ってアピールする、そして関連する団体に働きかける、特に現場の人達にアピールする策を考える。
    • 応募期間の原則はあるが柔軟に対応していくことにする。
    • 今期は東日本大震災で何らかの形でお手伝いしたい。審議事項に提案する。
(4) 総務省関係、ARIBの報告
  • 総務省関係では
    総務省 移動通信課からの要請で、「ラジオマイクの移行に関する現状報告と意見交換」をしたいとの連絡を受けて。平成23年3月10日(木) 16時から18時 東宝本社第1会議室で実施した。参加者は総務省 移動通信課豊嶋 基暢 推進官他7名。関連4団体は特ラ連・田中理事長を含めて9名。講演は豊嶋さんが対応し、以下の状況説明があった。
     2月5日閣議決定、3月8日国会へ提出された。この後は未定で4月以降になるか。6月までには終えるのではないかと思う。
     ラジオマイクに関係する方達には法案の説明をしている。検討しなければならないポイントに周波数の再編がある。配付資料により、周波数再編の迅速化の概要説明があった。又どういう意図で携帯事業者にやらせるかの項目の説明もあった。
     以上の概略説明で要点は:
    1. このような説明を必要とする会合が他にもあれば移動課が出かけて行きたいと思っている。
    2. まず、どこに引っ越すかが問題で、次に技術開発をどう進めるかである。
       この検証チームには、NHK、民放、メーカー(国内4メーカーと海外ゼンハイザー、ゼネラル通商等)、ARIB、関連4団体等と思っている。
    3. 結果、作業的に言い換えれば先ず移行場所そして機材作り次に技術的検証・移行で最後に補償となるのではないか。等の話があった。
    4. ラジオマイクの電波利用料の改定案
      使用する電波の周波数の幅が6MHz以下のもの500円
      使用する電波の周波数の幅が6MHzを超え15MHz以下のもの
      空中線電力が0.05W以下のもの700円
      空中線電力が0.05Wを超え0.5W以下のもの 8900円
      空中線電力が0.5Wを超えるもの96万6800円
      使用する電波の周波数の幅が15MHzを超え30 MHz以下のもの
      空中線電力が0.05W以下のもの1500円
      空中線電力が0.05Wを超え0.5W以下のもの 8900円
      空中線電力が0.5Wを超えるもの280万3200円
      使用する電波の周波数の幅が30MHzを超えもの
      空中線電力が0.05W以下のもの3200円
      空中線電力が0.05Wを超え0.5W以下のもの 8900円
      空中線電力が0.5Wを超えるもの372万9100円
      今国会に提出され審議される予定です。
  • ARIB関係では
    • 第31回通常総会は平成22年2月25日開催された。業務多忙で当連盟は欠席した。
    • 「ITS対ラジオマイクの干渉」は平成23年2月の7日と22日、3月の8日に精力的に意見交換と討議した。4月7日テレビ朝日のスタジオでITSの現物を入れて実際にテストを実施した。ほぼ計算値に近いものであった。今後は4月の中旬位までには結論を出す事になっている。
    • 第82回電波利用懇談会「700/900帯における携帯電話をめぐる動きについて」平成23年3月25日ARIBの会議室で開催され当事務局から青木、石川両職員が参加した。講師は総務省総合基盤局 中里 学さんで携帯電話の現状とラジオマイクの周波数移行に関する基本的な話であった。特に新しい情報はなかったが各種情報の整理にはなった。
    • 平成23年3月28日にARIB第79回規格会議、霞ヶ関ビルで行われ、会長が出席した。
(5)第11回 関東広域圏 「FPU・ラジオマイク運用連絡懇談会」
別紙により報告を受ける。(別項目参照)
(6)PASの動き
 平成23年3月2日午後5時から7時半、S・C・アライアンス早稲田4階会議室で出席者9名。話題としてPASの存在を知ってもらうためPAS通信などの発行を今後考えることなど話し合った。
(7) 23年度の再免許状申請手続き業務の報告
 今年度の再免許状申請は310会員、2,678本で手続きは全て終了しています。前年度に比べて会員数では約4割、本数は約1割共に増加した。自社申請は15会員で全体の約5%、前年度は7%なので減少し、事務局依頼が増です。新免許状は5月下旬頃に発送予定です。
(8)23年度情報通信月間推進協議会
 平成23年2月25日、ニッショーホールで第一回運営連絡会が開催され、本年度月間統一テーマは「デジタルと光がむすぶ、みんなのきずな」に決定した。今年も関東総合通信局と共催で行事参加する。6月24日に実施するセミナーは、当連盟 前理事の半田健一さんが「特定ラジオマイクの運用技術の新たな動向」と題し、昨年、尚美学園大学が電波の日に表彰された内容を中心に、講演する。ふるってご参加いただきたい。
 第2回企画実行委員会は平成23年4月6日(水)ニッショーホールで開催された。「電波の日」6月1日の記念中央式典は大震災に伴って中止、パーティーも取りやめる方向で検討している、その経費は義援金にするかなどは検討することになった。
(9)ITS実験 (Intelligent Transport System)
平成23年3月度、4月度も予定はありません。なお、4月から幹事社が住友電工からNECにバトンタッチされる。(打合せ未了)
(10)LTE実験 (Long Term Evolution)
 平成22年10月22日に覚書を取り交わして対応している。使用電波は基地局3CH、携帯は1CHである。実験地は埼玉県熊谷市内3ヶ所に基地局を置いてある。平成23年2月9日の実験初日には、当連盟も電測に立ち会った。実験期間は平成23年2月から平成23年6月末日となっている。
 現段階で4月度は全て土日祝を除いて10時〜17時で実験をしている。会員との干渉がある時は、実験電波は原則停波する事になっている。
(11)NHK技術研究所主任研究員と当連盟の実務専門職、現場経験経営者との意見交換
 第1回は平成23年3月7日(月)S・C・アライアンス早稲田オフイス4階会議室でNHK技研より3名の主任研究員と当連盟から映画録音のベテランで録音協会理事の橋本泰夫さんとスターテック社長で舞台音楽に造詣の深い志村 明さんが意見交換に参加した。
 第2回は平成23年4月14日(木)予定、舞台関係のデジタル化について渡邉邦男さんと再度、志村 明さんが出席して意見交換をした。
(12)第42回 東京モーターショー2011事前打合せ
 平成23年2月8日(火) 。東京ビックサイト1F会議室で当連盟から木村参与、松崎職員、石川職員の3名が参加。従来から実施している、ラジオマイクに対する、基本的なルールなどの確認をした。(従来は幕張メッセであった)一般公開日は12月3日〜12月11日である。
(13)その他
  • 東日本大震災関係
     該当するするだろう会員には連絡を取った。発生は平成23年3月11日で3月17日にホームページにお見舞いのコメントを記載する。3月26日お見舞いの手紙と返信用のはがきを同封して発送した。4月5日現在5件の返信があった。
  • 36協定を結ぶ
     平成23年3月31日(木)田中理事長と青木職員の間で協定書に調印し新宿労働基準監督署に提出、受理された。(現業勤務のため)
  • 日本舞台音響事業協同組合の総会記念「基調講演」と新春「懇親パーティー」に八幡会長と田中理事長が招待で平成23年3月25日八方園に参加した。

5.[審議事項]

(1)会員の入退会 平成23年02月〜23年03月分
入会
関東 昭島市(昭島市民会館・公民館)、ドイツ証券梶Aティーオーエー梶A内山 永之(サウンドクルーセンド)、公益財団法人 神奈川芸術文化財団(神奈 川芸術劇場)、八王子市(オリンパスホール八王子)
北陸 (財)野々市町情報文化振興財団(野々市町文化会館)
東海 潟iゴヤドーム(ナゴヤドーム)、竃シ古屋共立(一宮市民会館)
近畿 潟_スキンユニオン、開TBコミュニケーションズ(岸和田市立浪切ホール)
中国 渇f像システムズ(ホテルグランヴィア岡山)
九州 博多ターミナルビル梶iJR九州ホール)
退会
関東 八王子市(八王子市民会館)、潟vリンスホテル(グランドプリンスホテル 赤坂)
信越 (財)長野県文化振興事業団(長野県松本文化会館)
東海 潟sーアンドピー(一宮市民会館)
近畿 (財)神戸市開発管理事業団(こうべケーブルビジョン)、潟Tウンド・ジャック・プロダクション、(有)ネイティブ、(財)岸和田市文化財団(岸和田市立浪切ホール)、潟Wャパンテクニカルシステム
中国 潟Aブコム
3月末現在 912会員 マイク本数 12,042 (2: 2,525  4: 6,531  2/4: 2,986)
デジタルマイク本数 19 (1〜3ch3本、1〜4ch16本)
イヤモニ本数 327 (2: 115 4: 89 2/4: 123)
合計12,388本
(2)平成23年度理事体制
 平成23・24年度の理事改選は現理事全員信任投票になり、その段取りについては、了承された。最終的には総会の審議になる。
(3)平成23年通常総会 議案と日程
総会は平成23年6月7日(火)「北とぴあ」で、スケジュールは総会が「ペガサス」15階で14時00分〜15時15分(途中、802会議室で第1回理事会開催)。功績賞表彰式は総会と同じくペガサスで15時15分から16時。総会セミナーも同じくペガサスで16時から17時。パーティーは16階で天覧の間17時30分からです。説明を受けて、特に問題無く承認された。会員の皆様の総会参加、更に、総会セミナー、パーティーは会員でなくても自由に参加出来ます、ふるってご参加、お願いします。(別途総会資料は送付します)
(4)平成22年度事業報告・22年度収支計算書の収支報告 
 別紙資料で説明をする。特に問題無く承認された。なお、この総会資料は後日、会員の皆様にはお送りします。(別途総会資料は送付します)
(5)平成23年度事業計画案
 別紙資料で説明をする。特に問題無く承認された。なお、この総会資料は後日、会員の皆様にはお送りします。(別途総会資料は送付します)
(6)3号議案、4号議案、5号議案
 配付資料で説明をする。特に問題無く承認された。なお、この総会資料は後日、会員の皆様にはお送りします。(別途総会資料は送付します)

 今回は理事改選期に当たりますので、理事の皆さんの参加を強く要請いたします。
 また、セミナー、懇親会にも会員皆さんの多数の参加を期待しておりますのでよろしくお願いします
(7)「ラジオマイク周波数帯移行対策プロジェクト」(仮題)の設置
「この移行」について、当連盟の組織を横断的に組み込んで、今後起こる各種の課題について迅速かつ将来を見越した対策を組んでいきたいとの説明があり、特に問題無く承認された。
参考としてメンバーの構成は
 リーダーに藤崎(NHK−MT、技術委員)
 サブリーダーに中島(当連盟システム担当役員)
 メンバーに伊藤(東宝、理事)、西澤(クレアジャパン、理事)橋本(S.Cアライアンス、技術委員)、渡邉(新国、理事)、藤井(MSI、技術委員)、稲留(サークル、技術委員)
事務局より八幡会長、田中理事長、石川職員
課題によってはオブザーバーを指名する。
課題を定めて、2回ないし3回の討議を経て結論を出していきたい。
(8) ARIBに70万円を支出したい
 内訳は年会費60万円と開発部会年会費10万円合計70万円を23年度も継続して、情報収集し関係する機関の方達とも意見交換交流して当連盟の位置付を明確にしていきたいとの説明があり、特に問題なく承認された。
(9) 情報通信月間推進協議会への協賛金 
 例年通り月間行事が実施される。その協賛金は例年通り継続していきたいので、10万円提供する事に特に問題無く承認された。
(10) 東日本大震災で被災した会員へのお見舞いと義援金について
  1. 新年度の会費などの請求書の発送時にワイヤレスマイクに被害が及んでいる場合はその状況を知らせていただく案内状を同封する。
     この返信を待って、被害の状況をお聞きするなどして、23年度の請求する年会費(会費と運用調整費)は免除する事で再興に役立たせていただくことにしたい。(電波利用料は国に納めるもので特ラ連の免除対象外にしたい)
     返信がない場合はこちらから電話等で所在を確認し被害などについてお聞きして判断したい。(対象地域は東北総通局管内と北関東地区としています。全国的にはレポートにコメントを掲載する)
  2. 今期の功績賞予算から実質必要とする賞金とその必要経費を差し引いて残った賞金を被災地向けの義援金として日赤などの団体に寄付したい。
    この様な事務局案に対して、積極的なご意見がでた、被災地のみならず全国的にもアピールする様にとの意見があり、その点は配慮して対応することで承認された。
(11)「サウンドフェスタ2011 大阪」に参加したい
 大阪の渡邉楽器が主催する、上記のイベントに参加要請があり、参加費3万円で参加して、特ラ連業務の周知を図り、周波数の移行等の問題にも触れて動向を伝えるのに良い機会として参加することで承認された。期間は平成23年6月14日準備、15,16日開催としています。
(12) ARIB「第101作業班」への参加募集
 時分割多元接続方式広帯域デジタルコードレス電話の無線局の無線設備標準規格策定され、維持改訂などを審議するとのことであるが、内容が特ラ連と直接関係無いので参加しない事で承認された。
(13) ARIB「公共ブロードバンド移動通信システム開発部会」への参加募集
 周波数帯域がVHF帯(170〜202.5MHz)なので不参加として承認さくれた。
(14) 次回理事会
平成23年06月07日(火)午後02時00分〜5時30分
  「北とぴあ」15階「ペガサス」総会
15時頃8階 802会議室
   総会の中で開催します。御出席宜しく御願いします。
(田中)
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