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CEATEC Japan2009
会期 10月6日(火)〜10日(土) 午前10時〜午後5時
会場 幕張メッセ 1ホール〜8ホール
シンポジウム、フォーラム他会場  コンベンションホール、ホテル・ザ・マンハッタン他
入場料 事前登録無料、当日登録1,000円
主催 CEATEC JAPAN 実施協議会(JEITA、CIAJ、CSAJ)
後援 総務省、外務省、経済産業省、
千葉市、日本放送協会、
社団法人日本民間放送連盟、
日本商工会議所他
運営 一般社団法人 日本エレクトロニクスショー協会
出展数 590者(日本:327、海外:263) 主催者側発表数字
 海外出展社は昨年より増加したがトータルで減少
入場者数 150,302名 (台風明け9日(金)の入場者数 44,833名)

6日〜8日は台風18号の影響で若干出足がにぶったようだ。
 私は7日に行ってみたが、早めに帰る人が多かった。
 この機器展で楽しみにしていた、デジタルネットワークステージの立体テレビに期待してまわった。「NICT」(独立行政法人 情報通信研究機構)のコーナーでNHKの「坂の上の雲」の道後温泉の1カットを見た。ついにハイビジョンも立体になった。2台のカメラで撮影し、リアルタイムにエンコーダーで水平方向に圧縮合成して伝送し、受け側のエンコーダーで元のハイビジョン映像に分離するのだそうである。専用メガネで拝見したが、むかし見た「肉の蝋人形」を思い出した。

「ソニーブース」は「3Dエンターティンメント」「ネットワークフィールド」「ディスプレイ技術」「環境」のテーマで構成。3Dを見るのは長蛇の列であきらめた。曲げることが出来る有機ELディスプレイはわずか0.2ミリである。「環境」の人感センサーはテレビの前に人がいる間だけONになる。通常の約50%の消費電力削減とのこと。ほか数社が3Dの映像を見せていた。どのブースもそれらのコーナーは満員でほとんど見るチャンスがなかった。

LEDの省エネ照明は近年の特徴である。電力はわずかで大変経済的な照明が可能である。

「ロームグループ」のエントランスゲートは、色の選択パネルがあり、それにタッチするとゲート照明の色が変わる。これは人気があった。白色だと冷たい光だが、色を変えることで雰囲気ががらり変わる。
ローム、といえば私は抵抗体でしか付き合ったことがないが、幅広いメーカーだったのだ。昨年、OKIセミコンダクタがグループの一員となり、ますますシェアが広がった。

LEDの照明を展示していたのは他に3、4社あった。
 時節柄、エコロジー&エコノミーを謳い文句にしたブースが多かった。
 「パナソニック」の「つながって、もっと快適に!もっとエコに!」と題したエコアイディア〜創エネ、省エネ、蓄エネをつなげることによる、エコで快適なくらしを提案していた。
 デジタルテレビを中心としていろいろな機器をつなぎ、くらしにより利便性を、とPRしていた。ビエラフューチャーテクノロジーゾーンでは、FULL HD 3Dに人気が集まっていた。

昨年、大容量のコンデンサで驚いたが、今年はもっと容量が増えていた。偶然、大手のコンデンサメーカーが3社集まっていた。「ニチコン」「日本ケミコン」「ルビコン」である。

私の趣味の世界はほとんど相手にされていない。当たり前といえば当たり前だが、工業用製品は驚くばかりの進歩である。F(ファラッド)の単位はどんどん上がり、耐圧もそれに連れて上がってきている。日本ケミコンから、車載用に高温度150℃保証品が出た。105℃で驚いたのは、ついこの間のような氣がしたが大変な技術力である。

「CEATEC JAPAN 10年の軌跡」というパネルを見てまわったが、薄いヒラヒラしたパネルが下がっているだけ。しかしその厚紙程度のパネルの中から音が聞こえてくる。このスピーカの厚さはわずか1mmとのこと。マグネットがあり、ボイスコイルが運動して音が出る、という形態でしか音の再生が思いつかないアナログ人間にはまったく理解出来ない。発想がまったく違うのだろう。コンデンサスピーカのようであるが、曲げたり、丸めたり出来るという。

先日テレビで見たのだが、日本は世界一の特許取得国だそうである。これをうまくモチベーションとして生かせばこの不況など問題ではあるまいと思うがいかがか。このスピーカもその一つに成りうるか。

「香港、台湾、韓国」の横丁を入ってみた。まさに横丁である。両側に同じようなサイズのブースがあり、昨年よりはまあまあの人だかりだった。同国人を相手にしているわけではないだろうから、日本語で声をかけて欲しいと思う。日本のメーカーも海外での機器展のとき、同じような様子なのだろうか。そんなことはあるまい、堂々と英語で話し掛けているはずだ。


電子部品コーナーで氣なっている、神奈川の「マック8(エイト)」のブースをのぞいてみた。昨年に比べるとブースははるかに広くなっていた。 商売が上向いてきたのだろうか。キャッチコピーの、「変な部品を作っている会社です」はそろそろ変えた方がよいのではないか。変な部品ではないのだが、確かに他のブースではあまり見かけないパーツが多い。例によって、プラスチックケースにパーツがいっぱい入ったのをもらってきた。

今回の機器展の記者会見用の資料を拝見して感じたのは、海外に対していささか消極的ではないか、と思えた。通信、情報、映像のデジタルネットワークは日本にまかせろ、というくらいの強気が欲しい。もっとも国内だけを相手にしているならこれでよいか。


大野


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