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 明けましておめでとうございます。
昨年はワイヤレスマイクの現在の状況などが議会で取り上げられたことが発端となり、折から地上波のアナログ放送が2011年には停波されることを受けて、テレビジョンのVHF帯、UHF帯とFPUとA型ワイヤレスマイクが共用している800MHz帯の見直しが行われ、その結果、電波利用の合理化のためには必須であるデジタル化を含めて、ワイヤレスの環境や性能の高度化を目指すことになりました。
 それにつけても改めて放送局との「共用」の意味の大事さをつくづく感じました。
 「公共性」や「文化に対する責任」は電波媒体に関わる各自の自覚が《電波を守る》ことであり、その自覚が私たちの誇りや喜びに繋がってゆくことになると確信いたしました。
 今年は私たちの原点の見直しとして、足元を、拙速よりも手堅く、器用であるよりも堅実に固める年にしたいと存じます。
 来年はいよいよ設立20周年を迎えます。今年一年をそのためにも意義深いものとしたいと思います。



 A型ラジオマイクのデジタル化がいよいよ実運用に入る年を迎える事になりました。
 ついに、A型ラジオマイクにとって、新しい時代に入るのだなと云う実感と、これからの日常運用調整業務で如何に会員の皆さんの期待に応えていくか、この1年の大きな課題と認識しており、浮かれてはいられない一年を覚悟しています。
 ホームページもリニューアルして、デジタル化の時代に双方向の絆を結んでいきたいと願っています。
 会員皆様方の暖かいご支援とご理解ご指導を願いつつ、益々のご発展をお祈り申し上げます。



 また正月がやって来ました。私にとって何回目の正月かはここでは置いておくとしましょう。
 子どもの頃、正月の想い出といえば凧揚げでした。それがだんだん病みつきになって中学生の頃には正月だけではなく、寒風が訪れる季節になると、自分で凧を作って夢中になって遊んでいたものでした。
 あの強風に引っぱられて体まで天に連れて行かれるようなスリルが何とも言えない魅力だったのです。しかし中学を卒業する頃になると、いい年をして凧揚げなんかに興じているのが恥ずかしくなっていつの間にかやめてしまいました。
 私の凧揚げの想い出に限らず、子どもの頃に楽しんでいた遊びを“年をとったから”“大人になったから”とかの理由でやめてしまう例がたくさんあると思います。とっても勿体ないことではないでしょうか。私も凧揚げがそんなに好きなら大人になっても熱い気持ちでやり続けて、全国行脚でもすればよかったと悔いてはみるものの、今更時間は戻ってはきません。
凧揚げほどではないでしょうが、私の人生の中で音との付き合いは高校時代からですから、結構なものになってしまいました。そして今も音が好きです。だから特ラ連の会員の皆様と音のことについてお話していると、とても楽しいひと時を過ごすことが出来るのです。深く感謝しています。
 特ラ連では再来年20周年の記念事業があります。当委員会では皆様に楽しんでいただけるようなイベントにしたいと知恵を絞っています。楽しみにして下さい。



明けましておめでとうございます。
 さて、昨年は、突然の話しでしたが、3月に総務省からの召集があり、放送局を含むラジオマイク利用者およびラジオマイク関連のメーカーが集められ、A型ラジオマイクの高度化検討としてデジタル方式の法制化がスタートしました。
 今回の改正のポイントとしては、周波数範囲の拡大および送信電力の増強という、これまで、送信電力10mWの枠に閉じこもってきた従来の小電力システムとしては、驚くべき内容でした。
 本年の早い時期の改正告示が期待されます。
 既に、B型のラジオマイクが発売されていますが、今後、アナログ方式との共存を維持しつつ、電波利用料との整合性を図るなどメーカーとしての課題をクリアして、ユーザーが使いやすく、健全な普及を後押しするA型の新製品の発売が期待されます。
 <また、運用についても特ラ連として研究していくような活動も期待されます。本年もよろしくお願いいたします。



 昨年はB型がデジタル化に、今年は、A型もデジタル化される見込みとなり、2009年は、まさにデジタル元年と呼ぶにふさわしい年になると期待しております。
 技術委員会としては、アナログ特定ラジオマイク、デジタル特定ラジオマイク及びFPUそれぞれとの干渉妨害の検討、運用調整方法の更なる確立など課題は山積みではありますが、会員の皆様のご協力をいただきながら解決していければと考えております。
 また、ARIB[(社)電波産業会]の活動報告などは本誌を、技術的な内容は年1回開催しております「技術セミナー」を通して、会員の皆様に少しでも役に立つ情報が提供できればと考えております。
 特に「技術セミナー」は、取り上げていただきたいテーマなどございましたら、遠慮なくご意見をいただければ助かります。
 今年は、牛のようにゆっくりではありますが、着実に前進していけたらと考えておりますので、会員の皆様の、ご協力をお願いいたします。

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