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日 時: 平成19年11月7日(水) 14:30〜17:00
場 所: 東海テレビ放送 株式会社 7A会議室
参加者:
34名
在中京広域圏放送局8社18名、
総務省東海総合通信局2名、
5会員6名、
事務局: 八幡理事長、田中専務理事、
飯田理事(技術委員長)、金光理事、
吉田理事、杉藤理事、
木村事務局次長、青木事務局員 8名
 今回、第二回中京広域圏FPU・ラジオマイク運用懇談会を開催するにあたり、中京広域圏放送局幹事社である、中部日本放送株式会社 近藤 肇、櫻井 正司、亀井 大策、各氏にはたいへんお世話になりましたこと、厚くお礼申し上げます。
 懇談会が始まるにあたり、八幡理事長より東海会員および理事の方々に対して業界の現状について話しがありました。普段会員の方と接する機会があまりないということで催したものです。主な内容は「業界の売り上げが思うように上がらないなか、個々の努力はもちろん業界全体としても力を付ける必要がある。アマチュアでもそこそこのクオリティを出せる機器が増えている中、プロ技術者としての意識をもつことが必要だ。また、指定管理者制度の導入にともなう専門家の育成も急務である。関連団体と連携して業界の発展に結び付けることが必要。どんどん意見を出してください。また、今年も功績賞を考えているのでノミネイトしていただき、現場で努力している人たちの励みにしていただきたい。」とのことでした。

懇談会第一部は、特ラ連業務とセミナー。
 最初に八幡理事長の挨拶のあと、参加者全員の自己紹介をして本題に入りました。田中専務理事より、『FPU・ラジオマイク運用懇談会の意義』について配布した資料に基づき説明。前回同様、電波という資源を共有して混信なく使うため、特定ラジオマイク利用者連盟が設立され、日本放送協会、日本民間放送連盟を含めた3社で運用協定を結び現在に至っている旨、デジタル化の動きについて、時系列的に説明がありました。
 次に、木村事務局次長より特ラ連の現状と運用連絡について、スライドプロジェクターを使い報告。使用場所の緯度経度を特定することで緻密な運用調整が図られ、またホームページチャンネルプランもグレードアップし利便性が向上したとの説明がありました。
 続いて、飯田技術委員長より、『地上テレビジョン放送のデジタル化にともなうV/U帯の跡地利用』と題したセミナーがありました。
 2011年の地上テレビジョン放送のデジタル化により空いた周波数についての有効利用するための施策について、ARIBを中心とした審議経過を踏まえながらスライドプロジェクターを使い説明。伝播特性の良い800MHz 帯の跡地は使用希望が多かったが、現在、710MHz〜730MHzはITS(高度道路交通システム)実験で使用されているとのこと。
 また、ワイヤレスマイクのデジタル化についても触れ、B型の新規格については官報にて告示が出され、ARIB規格会議においてもRCR STD-15 5.0版として承認されたとの報告がありました。
 休憩を挟んで、第二部放送局と特ラ連の意見交換ということで、青木事務局員が担当した。最初に田中専務理事より、放送局から見た運用連絡、調整の流れについて説明があっあと、来年1月1日号特ラ連レポートがちょうど100号を迎えるということで、記念号として内容をどうすべきか、また、今後どうしていったらいいかを特別に編成された編集委員会を中心に検討している矢先であることから、放送局、会員の方から要望、意見をお伺いしました。皆さんよくお読みいただいていることが確認できたので、内容についてよりいっそう充実したものにするよう、努力していかなければと感じました。
 なお、今回も前回同様、総務省東海総合通信局より無線通信部 陸上課 中北 敦 様および川崎 昭仁 様にご出席いただきました。途中、中北 様より、こういう機会に現場の話をきかせていただいて参考になりました。とのご感想をいただいたことを付け加えさせていただきます。
 第三部は場所を変えての懇親会。八幡理事長の挨拶のあと、中部日本放送株式会社 近藤 肇技術局次長兼制作技術部長に乾杯の音頭をとっていただき、歓談となりました。大勢の方にご参加いただき、時間がたつのを忘れて大いに盛り上り、最後に、田中専務理事の中締めでお開きとなりました。
 今回、第二回懇談会を開催できたのも東海地区の皆さまのご協力によるもので、お忙しいなかご出席いただいたことに感謝する次第です。時間に追われながらのプランだったため、不行き届きの点が多々あったことを反省材料にして、2年後にまた実施するつもりですので、ご参加せつにお願いする次第です。
まとめ 青木
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